精神力とは?ビジネスの成功や挑戦の結果に精神力が鍵になる訳

投稿日: 作成者: KENJINS運営会社社長 カテゴリー: 企業インタビュー   パーマリンク

精神力は、スタートアップの起業家、プロスポーツ選手を問わず、何かを成し遂げる人のあらゆる行動を支える重要な「成功因子」として考えられています。

旺盛な精神力に支えられた世界のリーダーは、自分が何に気持ちをフォーカスしており、自分の感情の使い方によって、行動した結果が左右されることを知っています。

様々な分野でプロを目指す人が精神力を鍛えることは、目標達成へ取り組むマインドに大きな変化をもたらし、様々な成果や仕事のパフォーマンスに大きく関係してきます。

そこで今回、精神力とは?ビジネスの成功や、挑戦の結果に精神力が鍵になる訳について解説します。

■精神力とは?
精神力とは、「人が何かをやり遂げようとする時の心の強さや意思の強さ」を指します。

精神力は、英語で「mental power」、「inner strength」、「spiritual power」と表現されます。日本語では、「内面の強さ」「内なる力」「内なる強さ」を意味します。

精神力には、「困難を覆す頑張り」、「物事を継続する粘り強さ」、「物事に立ち向かう闘志」というニュアンスがあると捉えられています。

何かを成し遂げるには、日頃の繰り返しの活動や鍛錬を通して、特定の分野で卓越の領域に到達するための精神力が必要になります。

試合で勝敗が決まるスポーツの場合、1人もしくは団体競技を問わず世界、どんなに高度な技やスキルを鍛え上げても、メンタルが強いか、メンタルが弱いかが結果に及ぼす影響が極めて高いと言われています。

日々の生活の中でも日頃からどのような言葉を発するかは、その人の持つ精神力と心のあり方を如実に表し、次元上昇のステージを反映した写し鏡になります。

スポーツの分野であるかを問わず、イノベーションを伴う革新的な新規事業の立ち上げなど、困難な物事へのチャレンジや大願成就には、心技体が複雑に絡み合うという側面を持っています。

例えば、上場を目指すスタートアップの起業家の場合には、大きな目標を達成するために、短期、中期、長期など、ティピングポイントとなる重要な場面があります。

要所要所で、精神力を発揮し、成果に繋がるセンターピンを見つけ、それらの事柄に集中するマインドが必要になります。

なぜなら、大義を成し遂げるためには、高いモチベーションを維持しようとする意志の強さが欠かせなく、特定の分野に対してフォーカスし全身全霊で立ち向かう精神力の強さが成功の鍵となるからです。

他人の言動に影響されない高い精神力があれば、目標達成に向けてスタートを切れるだけでなく、直ぐに結果が伴わない場合でも、決して挫けず自らが信じた考えや行動をし続けることができます。

強い精神力の持ち主でリーダーが自己の内面に対して、前向きな感情を持っている時には、起業家の夢を打ち砕くドリームキラーの否定的な意見に惑わることはありません。

また、メンタルタフネスな起業家は、他の会社を経営する社長が成功した姿やライバルの躍進に対して嫉妬する感情を抱くことはまずありません。

持ち前の精神力を武器に目標に対して常にフォーカスしているため、出る杭は打たれるような理不尽な場面に遭遇しても、日々成すべきことをルーチンに遂行し、負の感情に影響されることはないのです。

■精神力を鍛えることが物事の達成に大きく関係する訳
起業家を問わず、成功者と呼ばれる人の多くは、精神力が強く、自身が掲げた大きな目標に向かってブレずに行動することが身に付いています。

目標を達成するためには、成功している企業や人のベストプラクティスの分析を行い、ビジネスモデルや活動方法だけでなく、どのようなマインドを持って取り組んでいるかをベンチマーキングすることが欠かせません。

なぜなら、物事の達成には、再現性のある仕組み作りが大切ですが、卓越の領域まで到達したプロの多くは、人格形成や精神力を鍛えることにも重きを置いているからです。

自分が目指す高見に到達している人の内面をモデリングをすると効果的です。

成功者の原動力となるマインドに触れ、エネルギーの源となる精神力を支えている思考パターンや取り組みを把握することです。

・どんな精神や強みを持っている企業が成功しているのか?
・その強みをどんな仕組みや方法で発揮しているのか?
・その人物や会社の精神力を鍛えている取り組みは何か?

精神力を鍛えることが大事であることを裏付けるエビデンスとして、カナダの医療機関であるイースタン・オンタリオ・リサーチ・インスティテュートの研究結果を公開しました。

10週間にわたって週2回の運動を続けた人は、社会性、知能、運動能力の各項目に関する自己評価が上がったという事実が確認できました。

定期的に運動することで、体を鍛えられるだけでなく、精神力が大きく高まり、様々な挑戦に対してポジティブな気持ちになれ、自尊感情も大きく改善したそうです。

精神力を高める一つの方法としては、朝早く起きる習慣を作り、太陽の光を浴びたり、リズム運動をすることによって「セロトニン」という物質が活性化させることが挙げられます。

セロトニンとは、人間の精神力の向上やストレス解消に大きな影響を与える神経伝達物質になります。

「レアルアドレナリン」「ドーパミン」と並び、体内で特に重要な役割を果たす「三大神経物質」の一つだと言われています。

体内にセロトニンが不足すると、精神力のバランスが崩れ、人に対して暴力的になったり、うつ病を発症する原因にもなります。

セロトニンには、脳の状態を明晰にする働きがあり、その中でも運動中、運動後は脳が活性化されます。

そのため、事業のアイデアを考える時や、会社経営において大事な判断が必要なことがある前にこそ、スポーツクラブなどで軽く運動をすると効果的です。

精神力が充実し、エネルギーに満ち溢れた世界のリーダーは、定期的な運動の重要性を理解しているので、朝早く起きて太陽を浴びながらジョギングしたり、仕事中にも休憩を兼ねて簡易的なトレーニングをする人が多いです。

自信を高めるための努力を続けることは、仕事効率化に繋がるだけでなく、労働生産性を高める精神力を鍛えることにも繋がります。

反対に志ばで目標を諦める人は、目標に向かって活動をする中で、ゴールが見えずに上手く行かない際に、精神力が弱いがために簡単に諦めたり、周りのせいにしたりしてしまいがちです。

精神力が強い起業家や一流のプロは、一度決めたことは最後まで諦めずに取り組む、粘り強さがあります。

ビジネスにおいては、精神力の向上に加えて、メンタルタフネスを形成する重要な要素として以下の力の重要性が考えられています。

・ストレスに対する忍耐力
・トラブル勃発時の対応力
・環境の変化への適応力

世界のリーダーや優秀な経営者の多くは、毎朝、適度な運動を継続することでストレス解消などのメンタル面にもプラスの影響を与え、精神力の向上にも繋がることを知っています。

精神力が弱まり、ビジネスをする上で心技体の安定を失っていると感じた場合には、朝の過ごし方に問題がないかチェックすると良いでしょう。

精神力の源となるセロトニンを増やすためには、毎朝のルーチンワークを決め、起きた際に体を動かすような前向きな習慣を作ることです。

頭を使うような大事な仕事をする際にも、早朝のゴールデンタイムに取り組むことが大切です。

心身ともに万全の状態にいることが、あらゆる活動のエネルギーを高め、リーダーの健康へ良い影響を与えるだけでなく、ビジネス持続的な発展や健康経営にも重要だと言えるのです。

■スタートアアップの起業家や経営者に精神力の強さが必要な訳
ビジネスシーンで、精神力の強さが求められる理由は、以下の3点になります。

1、ビジネスの失敗は成功の糧にする必要があるから
精神力の強いリーダーは、自己とビジネスへの自信を持ち、目標達成に向けた忍耐力を持っています。

たとえ、施策に失敗しても、日々の仕事に疲れても、売上が上がらずに面白くないと思っても、簡単に諦めることはありません。

精神力が高い起業家は、会社経営を展開する上で、自分の判断で取り組んだ失敗に対して、リフレクションを行いますが施策に対しては、テストを兼ねているため、いつまでも後悔し続けません。

リフレクションとは、「反射」「反映」「内省」という意味があります。

ビジネスシーンにおいては、通常業務から一旦離れて自分の行動や考え方を振り返り、PDCAのサイクルを通じて良い面と悪い面を見極め、見つめ直すことを意味します。

高い精神力を持ち合わせたリーダーは、基本的なエネルギーが圧倒的に高いため、ネガティブな感情に捉われ続けることがないのです。

そのため、自分の方向性の選択や言葉に対して責任を持ち、失敗したとしても他人に責任転嫁することはありません。

反省するところは反省して、気持ちを切り替え、また同じ失敗をしないように次のビジネスに生かしていきます。

2、起業家には自分の軸を持ちブレない判断が求められるから
精神力が強い起業家は、ビジネスの方向性の中に経営者としての軸を持っており、創業時に定めたビジョンやミッションが大きくブレることがありません。

「ブレる」とは、一度開始したアクションに対して「長続きしない」ということです。

精神力が低い人は、迷いが生じて、立ち止まり、辞めてしまうことが多いです。

その理由としては、「この方向をこのまま進んでいいのだろうか?」と自問自答してしまうからです。

そして、立ち止まって悩んでいるうちに目標が消え失せ、勢いを失ってしまいます。

ビジネスの成功には、根拠のない自信を持ち、前向きな思い込みが強いことが欠かせませんが、良くも悪くも困難に対する突破力があるということです。

何かにチャレンジする際に誰かに「絶対に無理だ」と言われても、それは他人の意見だと受け止めることができます。

自分自身の考えと物事を成し遂げる信念を持っているので、周りの意見を気にしません。

ただし、ビジネスにおいては自己主張が強いため、多くの場面で自分が少数派のマイノリティな意見になることもあります。

精神力が強い人は、志が高いため、どのような状況に置かれようとも反対意見などの自分と異なる意見を恐れておらず、自分の考え方をはっきりと言えます。

3、ビジネスの成功には合理的な判断が必要不可欠だから
精神力が強いリーダーは、物事を合理的に判断し、良い施策は直ぐに取り入れることができるという特徴があります。

目標の達成のためには、こだわる必要がある点と、そうではない点をしっかりと分けて考えられるためです。

事業計画書の内容にこだわることは重要ですが、全て計画通りに完璧である必要はなく、臨機応変に対応することも欠かせません。

優秀な起業家である程、大事な仕事を人に仕事をかませると「かえって自分の仕事が増えるから」そう思って、なかなか他者に頼れない人は少なくありません。

ですが、全ての仕事を自分1人で抱えようとすると、精神力が疲弊し、どこかで心や身体に限界がやってきます。

他者にうまく頼れるリーダーは、従業員やフリーランスを問わず、普段から大事なステークフォルダーと見なし「対等な存在」として尊重しています。

そのため、自分自身が忙しかったり、他の人の方が優れていたりする時は、躊躇なくプロ人材の知見やサポートを頼みます。

特に経営資源が限られたスタートアップの起業家は、何かをやり遂げるために、必要なポイントは何かを見極め、内外のプロに仕事を任せ、合理的に課題解決ができます。

■精神力が強い起業家やリーダーが持つ特徴

1、高い精神力を武器にメンタルが安定している
精神力が強い起業家は、自分の内面をよく理解しているため、メンタルが安定しています。

心に余裕がないと、ついつい他人に寛容になれないものです。

寛容であることは、社会的リーダーにとっては不可欠の徳目になります。

人の上に立つリーダーは、人を育てるという観点から、従業員が一生懸命に取り組んだ結果の失敗には寛容でなければありません。

そして、持ち前の高い精神力があるからこそ、行動と結果に対して寛容になれると言えます。

真のリーダーは、自分の考え方の軸を持っており、取り組みへの自信があるため、些細なことは気にならず、不安になることがありません。

大事な場面で過度なストレスが掛かったり、不安になったりしても、自身のマインドの落ち着き方を体現しています。

ビジネスに取り掛かる前の効果的な朝の過ごし方など、精神力の向上に繋がる効果的なルーティンを持っています。

スタートアップの起業家や世界的なリーダーの多くは、自信の信念や独自の価値観を明確に持っていることが特徴になります。

精神力が強い人の他人に影響されない意思の強さは、このような考え方や仕事への向き合い方から来ると考えられています。

2、多様な価値観を受け入れられる
精神力が強い人は、環境の変化への適応能力が高く、多様な価値観も受け入れられます。

価値観とは、「何にどんな価値を見い出すのか」という感じ方や考え方のことです。

物事の善悪をはじめ、物事を評価する際の判断基準にもなり、自分が何を重要視するのか、人生のあらゆる場面における優先順位は、それぞれの価値観によって決まります。

そのため、自社の価値観を無理に他人に押し付けたり、アライアンス先に無理強いすることはありません。

自分と他人が異なるのは当たり前と考え、異なる考え方や価値観を持つ相手でも積極的にコミュニケーションを取ります。

企業間のアライアンスでは、経営方針の違い、企業理念の違いから、共同プロジェクトが立ちゆかなくなってしまうこともあります。

その理由としては、経営者同士の価値観の違いは、そのまま経営方針の違いとして表れる傾向が高いからです。

企業間のアライアンスが上手くいかない理由のひとつは、組織文化の違いにあります。

会社経営も、ビジネスを継続することは他者と価値観とのすり合わせ作業だとも言いえるのではないでしょうか。

3、嫉妬心が強くない
精神力が強いリーダーは、先義後利の考え方が根底にあり、顧客の成功のためにできることは何かと考えるため、他人の幸せに対する嫉妬心が強くないです。

一般的なビジネスマンの多くは、学生時代の友人で成功した起業家がいると、嫉妬の感情を抱いてしまう人も多いです。

次元上昇の波に乗っている人は、他人のビジネスや成功に嫉妬することでエネルギーを無駄に浪費するような振る舞いはしません。

人の弱みではなく、強みや得意分野にスポットライトを当て、人の良い部分を理解することに大事なエネルギーを使っています。

人の成功を素直に祝福することは、自己成長と称賛した相手にとっても、プラスの効果をもたらします。

精神力が強い人は、嫉妬するのではなく成功のヒントを聞き、良い面をモデリングしながら、時には教えを請い、自身の成功に結びつけようとします。

そのため、古い友人や、部下、フリーランスが自分よりも優れている点があると判断したら、その人に頼ることも迷いません。

4、人間関係のトラブルを起こしにくい
精神力が強い人は、相手を否定するのではなく、良さを認められるため、人間関係のトラブルも起こしにくいです。

自分と他人が異なる多様性を理解しているので、自分と異なる意見やアドバイスでも受け入れられます。

そのため、自分の意見より更にいい意見が出た場合は、自分の考えに組み込み、長期的な視野で最善の選択ができます。

例えば、何か自分が過ちを起こしてしまった場合、素直に謝り、その人に助けを求めます。

精神力が強い人:仕事の愚痴を言わず、人やの悪口を漏らすことが少ない。
精神力が弱い人:人への批判や会社への不平不満が多く、人を認められない。

精神力が強いリーダーや起業家でもストレスが溜まることはありますが、過度なクレームや人や会社への批判は災いを呼ぶことを知っているため、自分自身にも負の影響をもたらす言葉を自分の中で消化することができます。

このように精神力を高め、心のエネルギー管理を具現化することで相手を認めたり、素直に感謝したりできることで、周りの人とも良好な人間関係を築けます。

5、人への感謝や謝罪の言葉を言える
精神力が鍛えられているリーダーは、自分の感情を上手にコントロールできるので、心理的に余裕があって人に対して優しくできます。

精神力が強い人は、両親や周囲のステークホルダーに感謝の言葉を伝えたり、相手に迷惑を掛けた場合には、心からの謝罪の言葉を述べることも厭いません。

これは、自身が完璧な人間だと考えているからではなく、向上心が高く自分にも足りないものがあることを理解しているためになります。

・精神力が弱い人:過ちに気づいても、悔しい気持ちから相手に素直に謝れない。
・精神力が強い人:過ちを素直に認めて、自分を見つめ直すいい機会だと考える。

新規事業の立ち上げでは、ビジネスプランを作り込んでも計画通りに進まず、上手く行かないケースが多いですが、失敗から何が問題だったのかを考え、挫折した経験を糧にし、次のビジネスや施策に失敗しないように活かします。

このように精神力が強い真のアントレプレナーは、不屈の精神をコアにどんな失敗や過ちでも受け入れ、内省し自分の成長へと繋げられます。

■リーダーとして精神力を高めるポイント
精神力が弱いと、些細な出来事が気になって不安になり、そのことでマインドが疲弊し、肉体的にも疲れてしまいます。

不安になりやすい人は、仕事などやるべきこと自体の疲れよりも、頭の中であれこれ考えることで精神的に疲れてしまうのです。

精神力を鍛えれば、考え過ぎることが少なくなり、自信も高まり、不安が解消されるでしょう。

将来の夢無く、本当にやりたいことが何か分からないと、自分の中に軸ができないので、精神的にも不安定になってしまいます。

高い目標を持つことは、自分の中で揺るがない軸を持つことになり、精神力の強さに繋がると言えます。

積極的に何かにチャレンジする際には、全身全霊で挑戦したも成功するとは限りません。

あらゆるチャレンジには、停滞期があるだけで、全ての施策が失敗だった訳ではありません。

失敗の中から成長の種を発見し育て上げ、上手く行かなった要因を分析し成功の糧にすることで、将来の成功に向けて自己変革を推進し、適応させていくために役立てることができます。

リーダーを目指す人にとって、精神力を鍛えることは、メリットしか無いと言っていいほど、日々の生活や仕事への取り組み方を改善してくれます。

短期間で精神力を鍛え上げることは、ハードルが高く、難しいと感じられるかもしれません。

ですが、新しい物事にチャレンジする際には、誰でも最初は初心者です。まずは1つも良いので、再現性のある成果を出すことができる、得意分野を極めることで、少しずつ自分の精神力を成長させることが可能になります。

高い目標を持ち、今できることからコツコツとスキルや実績を積み重ねていく努力を惜しまないだけでも、精神力と自信は養われて行きます。

■まとめ
精神力は、心の強さや意思の強さという意味を持ち、目標に向かってフォーカスし、継続して行動できる意思の力を意味します。

目標達成への意欲の大きさは、その考えと行動の遂行に対する価値の認識や責任感、使命感などに支えられたマインドによって更なる次元上昇へと繋がります。

スタートアップの起業家が持つ、ミッションを実現に向けた精神力は、スポーツの世界では「根性」にも相当するものになります。

精神力の高いリーダーは、心技体のバランスが整っているため、厳しい環境に置かれていたとしてもプレッシャーや緊張感に押しつぶされず、自分が成すべきことを全うすることができます。

大願成就に向けて、ビジョンを掲げ、最後までやり遂げる意思の強さがあると言えます。

精神力が鍛え上げられたリーダーは、明確な目標を持って日々を過ごしているため、ステークホルダー増え社会的責任を担う立場になったり、何らかのトラブルに巻きこまれても不安になることが少ないです。

企業の経営者やビジネスマンの場合には、スポーツ選手と異なり、試合の本番の時だけ強い闘志を見せたり、一時的な精神力を発揮すれば物事が解決するという、短期的なマインドの在り方では通用しません。

大きな目標を達成するためには、結果が出るまでに莫大な年月を要することもあります。

特にビジネスの成功には、起業家としての内面を磨き上げることと、リーダーとしての自己成長をすることが事業の成功に多大に関係して来るため、10年~20年の歳月を要するケースもあります。

仕事のパフォーマンスを上げるには、日常的なビジネスの取り組みの中で、短期、中期、長期のそれぞれのサイクルでPDCAを回転させることです。

ビジネスで成果を上げるためには、高い精神力をベースに、日々の仕事への向き合い方やアクションプランが自己が掲げる崇高な目標の元に統一され、一貫性のあるものであることが重要になります。

なぜなら、厳しいビジネスの世界でライバルに打ち勝ち、目標達成に繋がるような幸運を引き寄せるには、必要なことをやり抜く実践的な行動を伴う精神力を持ったリーダーになることが欠かせない要件になるからです。

成功を掴み取る起業家には、長年に渡って鍛えられた高い精神力があるからこそ、様々なステークホルダーを味方に付け、持続的な経営を実現し、会社の業績を右肩上がりで伸ばして行くことことが可能になると言えるのです。

「自分自身がやりたいと思うことがありそれに精神力を注げば、必ずや好機を見い出すはずである。もし見いださなければ、自分で作り出すことができるだろう。」

<サミュエル・スマイルズ>

■最後に
日本企業の場合、海外企業と比較すると人的投資が圧倒的に少ない傾向にあります。

OJT以外のGDPに占める人の生産的能力や資質を高めるための費用は、米国が2.1%、フランスが1.9%なのに対し、日本は0.1%しかありません。

日本の企業では、営業マンに対して仕事のノルマを与えますが、それらを実現するための営業マンとしての考え方や人間関係の構築の重要性は教えません。

特にアポイントの獲得手法やリード顧客とのラポールの形成術、クロージングのテクニックは属人的な部分だと考えられており、組織的に新規開拓の営業ノウハウを教える会社も意外と少ないです。

法人営業の場合、新規開拓に必要な営業力は、「営業スキル」×「行動量」×「精神力」で概ね決まります。

起業家として会社を起こし、大きな成功を掴み取るためには、顧客ニーズに立脚した売れるビジネスモデルを構築し、ライバルとは異なる競争優位性を作り上げることが重要になります。

スタートアップがBtoBの新規事業を立ち上げ、ビジネスを展開を加速させるためには、しっかりと営業活動に取り組み新規開拓をいかに行い「顧客を創造」し、継続的な売上をどうやって上げるかが最も重要なテーマになります。

しかし、ビジネスのスケールアウトを推進しながら新規開拓の営業活動にも力を注ぎ、日々、売上向上という数字の課題を突きつけられる起業家には、普段から大変多くの精神的、肉体的な負担が掛かってくるため、高い精神力が必要になると言えます。

サバイバル環境の中で勝ち残っていくには、独自のポジショ二ングを早期に構築し、特定の分野でNo.1を取り行くために、効果的な営業戦略を立案し、粘り強く実行する強靭な精神力が重要なファクターとして要求されます。

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本田季伸のプロフィール

Avatar photo 連続起業家/著者/人脈コネクター/「顧問のチカラ」アンバサダー/プライドワークス株式会社 代表取締役社長。 2013年に日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」を開設。プラットフォームを武器に顧問紹介業界で横行している顧問料のピンハネの撲滅を推進。「顧問報酬100%」「顧問料の中間マージン無し」をスローガンに、顧問紹介業界に創造的破壊を起こし、「人数無制限型」や「成果報酬型」で、「プロ顧問」紹介サービスを提供。特に「営業顧問」の太い人脈を借りた大手企業の役員クラスとの「トップダウン営業」に定評がある。

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