習慣化とは?仕事を習慣化するメリットとルーチン化のコツ

投稿日: 作成者: KENJINS運営会社社長 カテゴリー: 運営会社社長   パーマリンク

「何事も継続が大事」だと言われています。規則正しい生活を送っている人や健康管理の意識が高い人は、既に日常に加えてビジネスでも何らかの「習慣化」に実際に取り組んでいる方も多いかもしれません。

決めたことを継続することは、「なりたい理想の自分」に近づくため、そして、ビジネスで成果を出し続けるために必須のスキルだと言えます。

そこで今回は、習慣化の意味合いや仕事を習慣化するメリットとルーチン化のコツについて解説します。

■習慣化とは?
習慣化とは、日常的に同じ行動や日課を繰り返すことやビジネスで定型業務を意味する言葉です。「決まった手順」「お決まりの所作」など、無意識に行動や思考を繰り返す状態になる意味合いを持ちます。

ビジネスの成功者の多くは、具体的な目標を掲げて努力することを習慣としている一方、非成功者は特に目標を決めず、毎日をなんとなく過ごしています。

2009年にビジネス誌『プレジデント』に掲載されたインターネット調査は、年収500万円台の500人と年収2,000万円以上の500人を比較しました。

それによると、「やると決めて毎日(毎週/毎月)継続していることがある」という項目にYESと答えたのは、500万円台の人で34.4%。

2,000万円以上の人で45.2%。「日記、体重など、行動や数字を記録する習慣がある」という設問にYESと答えたのは、500万円台の人で17.0%、2,000万円以上の人で27.2%でした。

特定の行動を習慣化すると、「無意識の行動=ルーティン」で取り掛かることが可能になります。

ビジネスにおいては「ルーティンワーク」という言葉がよく使われます。作業の手順やルールがパターン化することで、難易度の高い仕事でも苦痛も無くしても成果物の品質を一定に保てるようになります。

■習慣化のメカニズム
習慣化は、脳の性質によって起こるものです。「何かを意識決定する」というのは、脳にとってエネルギーを消費する行うためです。習慣化のメカニズムの一つとして、脳が行動をパターン化することがあります。

例えば、
・家を出る前には電気を消す
・トイレをした後には水を流す
・毎日机の上を片付けてから退社する

など、何かをきっかけとしてある行動を起こします。脳は無駄なエネルギー消費は回避し、節約しようとする性質があるため、繰り返し行われる行動はパターン化され、無意識で行うようになります。

言い換えると、脳は「この時にはこうする」「こうなったらこう行動する」といった行動のパターンを記憶しているため、私達はさまざまな行動を無意識に実行することが出来ます。

このパターン化は脳が楽をしながら効率的に機能するための仕組みであり、繰り返し行われる様々な行動をパターン化することで、脳は同じインプットに対して毎回考えて答えを出す必要がなくなるのです。

■ビジネスに習慣化を取り入れるの3つのメリット
ビジネスに習慣化を取り入れ、ルーティンワークを実践すると、以下のようなメリットがあります。

1、業務の効率化が図れる
大事な仕事や特定の業務の効率化を図るためには、ビジネスにルーティンワークを取り入れることです。

その理由は、内容や段取りがある程度決まっていれば、手順や方法に迷って考える時間など、必要な作業以外のことに時間を費やすという事態を最低限に抑え、効率的に決まった仕事を行えるメリットがあるからです。

また、定められた手順を守って数をこなせば、達成意欲を高めることもできます。

習慣化を通じて決められたタスクや行動をルーティンワークにすると、目標達成力が身につきます。日々、何かを成し遂げることを習慣化すれば仕事のモチべーションアップにも繋がるはずです。

2、タスク管理がしやすい
タスク量に対してどの程度の時間が必要かといった、セルフマネジメントがしやすいのが習慣化の最大の魅力です。

時間を計りながら特定の仕事に着手すれば、何時ごろにスタートしてどの程度で仕事が終わるかをある程度把握することができます。毎日同じ作業を繰り返すので、自分なりのタスク配分ができるのが強みです。

例えば、忙しい社長でも朝型にビジネス習慣を設定して置けば、周囲に迷惑をかけずに必要な時間を確保できます。

3、クオリティーを確保できる
日々の仕事をルーティンワークすれば、ある程度のクオリティーを確保できるになります。

取引先や顧客のニーズに左右される仕事ではないため、いつも変わらない品質や結果を提供できるでしょう。安定した成果を納得して残せることは、仕事のモチベーション維持にもつながるはずです。

ホワイトカラーの習慣化できるルーティンワークは、「やることが決まっている」「イレギュラーが発生しにくい」といった特性上、比較的実行する時間が少ない傾向があります。

そのため、リモートワークと言った働き方でも、働く場所や時間内に業務を終わらせられるでしょう。

■習慣化するための5つのコツ
習慣化はやり方次第で仕事を効率化できます。業務効率が上がれば、仕事に対するモチベーションが向上します。

1、仕事をする目的を明らかにする
目的がないとモチベーションが上がらず、仕事のスピードや質が落ちてしまうことがあります。

「自分はなぜ働くのか」「収入を得たら何をしたいか」などを明確にして、目的を意識しながら仕事に取り組めば、意欲の低下を防げるでしょう。

また、ルーティンワーク自体に楽しみを感じられない場合は、その仕事によって社会にどのような利益をもたらせるかを考えるのもお勧めです。些細なことでも何かの役に立っていると気づければ、仕事をする意欲が高まり、効率アップにもつながるでしょう。

2、仕事のゴール・プロセス目標を設定する
仕事のゴールがどこにあるのかを明確に定めましょう。仕事全体のゴールだけでなく、一つひとつのルーチンワークにも目標や目的を設定することで、仕事に対するモチベーションが高まりやすくなります。

プロセス目標とは行動・習慣であり、実行するべきことです。常に原因と結果はセットなので、もし目標に向けて進まない原因がプロセス目標の明確化ができていないことであれば、プロセス目標を立ててみてください。

「何時までにこの作業を終わらせる」「前回よりも5分速く仕上げる」といった小さな目標を立てるのも効果的です。

3、問題点や課題がないか探してみる
ルーティンワークのマニュアルに問題点や課題がないかを探してみるのも、効率を上げる一つの方法です。マニュアルの手順に従うだけが良い方法とは限りません。

仕事を効率良く行うには、作業工程の順番を変えたり、余計な手順を省いたりといった改善も必要でしょう。

デジタル化が進む産業では、非定型的な業務を行うスキルが求められることがわかります。そのため、たとえ決まった作業を行うルーティンワークでも、自分の頭で考えて業務改善を行うよう日常的に意識して取り組むことが必要です。

4、人に宣言しコミットする
コミットとは、自らの言動に対して決意や責任を持ち、覚悟を決めている状態を指しています。

そのため、コミットを使用するのは、目指すゴールに向けて自分を律し、見合った言動を積極的に取ることを、周囲や自分自身に対して宣言、約束する場合などが当てはまります。

コミットできる人は、何のコミットしていない人に比べてその成果や結果を高く出せるともいわれています。公にコミットをすることはプレッシャーが伴いますが、それらを乗り越えるごとに何らかの成果や成長が得られるはずです。

5、習慣を振り返る
新しい行動を実行し、習慣を身につけるためには、自分のこれまでの行動に関して自分に正直になり、過去の習慣を振り返るプロセスを経なければなりません。

ある調査によると習慣を振り返るという方法をとった人は、習慣を身につけるという目標に対する満足度が高いという結果が出ました。

新しい習慣を身につけるべく行動を起こす前に、「どうやって現在の習慣を身につけたのか」「やろうとしてできなかった習慣では何があったのか」「新しい習慣を身につけるのに本当に必要なものは何か」を振り返る時間を設けましょう。

■習慣化を継続させるために
あらゆるビジネスや仕事には、必ず意味や目的があります。

そのため、一度、習慣化が身に付いたとしてもその仕事を「何のためにやっているのか」を明らかにし、業務が企業にもたらす効果を考えながらルーチンワーク化を実践すると長期的なやりがいにも繋がるはずです。

日々のタスクに取り込んだ仕事の意味や目的が分かったら、仕事に対する自分なりの目標を立ててみましょう。自分の強みとなりそうな分野を極め、技術をより一層高めてみるのも一つの方法です。

ビジネスに習慣化を取り入れる際は、飽きて集中力を切らさないようにすることが大切です。ルーチンワークに慣れてくると、自分で気がつかないうちに新鮮味が薄れ、その仕事に飽きてくる可能性があります。

価値の無い仕事だと思うとモチベーションが落ちやすくなったり継続することに影響が出るということになりかねません。

「飽きて集中力が切れてしまった」とならないよう、「目標を決める」「日課に組み込む」「成果を見える化」することを意識しルーティンワークの中にメリハリをつけていくと、達成感を味わえたりや充実した日課となるはずです。

■まとめ
習慣化されたタスクは、毎日同じ時間にいつもと変わらず同じことをするため、規則正しいスケジュールを組めます。1日のスケジュールがしっかり決まっていれば、それ以外に対する迷いがなくなるものです。

ルーチンワーク化というと単純作業のみが該当すると思われがちですが、反対に難易度の高い仕事を習慣化できると非常に効果的です。

なぜなら、仕事の一部として習慣化を組み込むことで、取り組む前は難易度が高いと感じるようなハードルが高い事柄でも継続することでスキルが身に付くため、自然に克服することができるようになるからです。

人間は、自分のイメージできないものに対して不安を持ちます。ですが細かくすれば、そのひとつひとつは大した作業ではないことも多いです。

最初は慣れない仕事でも、仕事を作業レベルに細かく分解することから始めましょう。

高いスキルが必要になつような仕事でも分解して日々の習慣化されたタスクにすれば、自然と流れが身体に刻み込まれ、染み付いていくものです。

最初から完璧に仕上げようと考えていては、難しいと感じてしまうかもしれません。とくに完璧主義な人は、かかる時間よりも高い完成度を求めてしまいがちです。

大切なのは、完璧に仕上げることだけではありません。適度に肩の力を抜いて、仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか。

「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。」

<ウィリアム・ジェイムズ>

■最後に
最後に難易度の高い仕事を習慣化することが難しいと感じる9つの原因は、以下になります。

1、スキルが追いつかない
2、知識・経験が不足している
3、仕事量が多い
4、期間・納期が短い
5、仕事の段取りが悪い
6、苦手意識がある
7、完璧主義である
8、1人だけでなんとかしようとしている
9、仕事の適正が自分に合っていない

上記に該当する経営者は、コーチングを受けリフレクションする機会と作ると打開できる可能性が高まります。

なぜなら、リフレクションを行うことにより、過去の出来事を思い出すだけではなく、経験した仕事や物事の意味を理解することに繋がるからです。

また、自身で設定した目標に達成できたかどうかの確認を行い、達成に近付いていない場合、改めて計画や目標を練り直すことに役立ちます。

ビジネスにおける「コーチング」とは、対象者の自主性を促し、能力や可能性を最大限に引き出しながら、目標達成に向けてモチベーションを高めるコミュニケーション手法のことを指します。

企業の人材育成の場面でも活用され、「コーチング型マネジメント」と呼ばれることもあります。

大きな特徴は、「対象者の自発性を促す」ことです。

目標達成に向け、行動を強制するのではなく、対話を重ねることで、対象者がポテンシャルを発揮できる状態に導き、自己成長を促します。

現在、「働き方改革」が叫ばれる中、「限られた時間の中で部下の課題を解決する」ためには、より難易度が高まっていることも事実です。

そのため、現在は「指導力向上」の重要度が高まっています。

また、「限られた時間の中で、コミュニケーション量を増やす」という目的のもと、管理職と部下の「1on1」の仕組み構築を行う企業も増えています。

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会社の業績を向上させるためには、経営者がリーダーシップを発揮することが欠かせませんが、経営幹部や社長の「達成マインドを変革する」必要もあります。

また、組織化を推進する上では仕事の一部をルーチンワーク化したり、スタッフにも習慣化の要素を取り入れた仕組みを定着されることが欠かせません。

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本田季伸のプロフィール

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