先義後利とは?先義後利の精神で先に貢献することが大事な訳

投稿日: 作成者: KENJINS運営会社社長 カテゴリー: 運営会社社長   パーマリンク

誰しも一度は、「何で無料でサービスを提供するの?」「成果報酬型」でビジネスが成り立つのか?」なんていう疑問を持った経験があるのではないでしょうか?

多くの人は、無料で商品・サービスを提供したり、何の対価も支払っていないにも関わらず人や企業をサポートすることは、ただの無駄だと考えています。

ですが、先義後利の精神を持ち、まずは無料で商品やサービスを提供することは、相手からの信用を早期に勝ち取り、売上を爆増させる最強の戦略だと言えます。

そこで今回は、先義後利とは何か、先義後利の精神で先に貢献することが大事な訳について解説します。

「人生で最も美しい応報の1つ、それは、誰かを心から助けようとすれば、必ず自分も助かるという法則だ。」

<ラルフ・ワルド・エマーソン>

■先義後利とは?
先義後利とは、中国の儒学・荀子に登場する『義を先にして利を後にする者は栄える』という一文から成る言葉です。

分かり易く説明すると、「利益よりも、まず人としての道義・義理を最優先にしていれば、利益は後から勝手についてくる」という意味です。

先義後利という言葉の語源は、中国戦国時代の思想家・荀子の「栄辱篇」から引用した「先義而後利者栄」義を先にして利を後にする者は栄えるの7文字でした。

日本では、元は呉服店から始まった百貨店・大丸創業者の下村彦右衛門(300年前の商人)が立てた経営理念として知られています。

■先義後利の精神を持つことが重要な理由
起業家やプロ人材の両者がクライアントを増やす取り組みとして、相手の求めている物が何なのか?を考えることです。

最初から利益ばかりを追求するのでなく、「先義後利」の精神を持ち、ヒアリングを通して課題やニーズを理解した上で、まず先に相手に価値を提供して上げることを心掛けることです。

世の中には、見返りを求めず困っている人の仕事を手助けしたり、知識やヒントを提供して他者に貢献することに意欲的なギバーと、自身の目的のために他者を利他的に利用しようとするテーカーが存在しています。

経済的な成功を収めた人物の特性を調べた調査を見ても、真っ先に自分の利益を優先させる人は少ないです。

出し惜しみなく先に与える者こそが、最終的に人からの感謝や信頼関係の向上を含め、多くを受け取ることが出来るのが、自然の摂理なのです。

先義後利の精神で与えることを厭わず、まず先に貢献してますか?

■先義後利により人や会社に感謝される重要性
他人に貢献できていると感じられたとき、人は自分に価値を実感し、最も質の高い幸福を感じることができるとされています。

例えば、特定の商品やサービスを販売する営業マンのモチベーションは、お客様に喜ばれ、感謝されること以外にないということです。営業は、辛く、苦しく、大変なものではありません。

営業とは、楽しく、嬉しく、感動的なものです。

なぜなら、良い商品やサービスを提供することができれば、お客様に喜ばれ、感謝されるからです。

あらゆる企業やプロ人材は、楽しく、嬉しく、感動的なものを顧客に提供するために存在しています。

仕事を通じて自分が提供した商品・サービスが喜ばれ、感謝される。こんなに嬉しいことはありません。

■先義後利で顧客中心のアプローチが成功に繋がる訳
顧客中心のアプローチを行うことは、そのすべての段階で利益をもたらすことにつながります。

現在、顧客が商品の購入に至るプロセスを捉える「カスタマージャーニー」を用いて、多様化する顧客と企業の接点一つ一つを見直し、丁寧に設計することが求められています。

その理由としては、カスタマージャーニーには、ブランドを認知する、実際に商品を購入する、そのブランドを支持するようになる、といった様々な段階があり、顧客の感動があった初めてリピートが生まれるからです。

昨今のデジタル環境においては、大量販売でなく昔ながらの商売に原点回帰し、よりパーソナルな部分に重点を置いています。

つまり、インターネットが普及した今、顧客第一を理念に置くことでライバルとの差別化を図ることができるのです。

■まとめ
先義後利とは、ある物事に力を尽くして、相手に先に利益をもたらすことを指します。

商品やサービスを売りたい場合、見込客が存在しなければビジネスがスタートしません。

そのため、リード顧客となるお客さんを集め、まずは何らかの形で顧客のために力を尽くすことから始めることがポイントになります。

差別化優位性が見えずらい商品やサービスの場合、頑張って商品を売ろうとしても通常の売り方では売れません。

なぜなら、見込み客はその商品やサービスを使ったことがなく、本当に優れているものなのかどうか分からないからです。

無形の商材などの場合、実際に商品を購入して使わなければ、商品やサービスの価値を把握することはできません。

クライアント候補を感動させるような、何らかの貢献を先に提供して上げる必要があると言えます。

そこで、まず最初に「無料」で相手に役立つような最高のプレゼントします。

見込客は提供された商品と無料とのギャップによって、あなたのファンになってくれます。

つまり、先義後利による貢献によって見込み客は満足し、その後に紹介される商品も購入してくれるように自然となるのです。

■最後に
ビジネスを通じて「責任を果たす」のはごく自然なことです。スタートアップの起業家や中小企業の経営者の場合、山積するビジネスの課題を解決に導くためは、様々な痛みを伴うことが予想されます。

日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」では、そうした課題解決への取り組みを行う際に、サービス利用料や顧問料を超える成果を上げることが、当然の責務なのだという気づきを大事にしています。

例えば、ホールケーキを10人で食べる時、ケーキを切る役割を担う人が、自分の分だけ大きく切ったりせず、できるだけ10等分になるように切り分けようとすることが自然な振る舞いになります。

ケーキを切り分ける時に誰しもが自然と発揮する、分かち合いの精神や「三方良し」という言葉にも先義後利のマインドが表れているように思います。

人材紹介やコンサルティングでは結果を出すために責任感は大事なファクターになります。

KENJINSは、「できることから」「できる範囲で」推進することをコミットし、これまでの顧問紹介サービス会社の枠を超えて、消極的な姿勢を打ち破るパフォーマンスに繋げています。

KENJINSは、先義後利の精神に基づき、大手企業の新規開拓に必要な役員クラスへのアプローチや購買のキーマンとなる決裁者へのアポイントを、成果報酬型で獲得し、商談にも同席することを基本とし、トスアップする営業支援を行っています。

5000人を超える顧問やプロ人材が集結しているKENJINSなら、顧問契約をベースに、人脈を活用した営業支援や新規事業のアイデアを提供したり、プロ人材に新規事業立上げの実務を委託することも可能です。

フリーランスの顧問や副業のプロ人材を登用し、未開拓の分野にチャレンジしたい企業様は、是非、一度お気軽にご相談ください。

【無料お試し】が可能ですので、まずは会社アカウントを登録し、是非、どのような顧問がいるか選定をしてみてください。

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https://kenjins.jp/lp/saleslep/

本田季伸のプロフィール

Avatar photo 連続起業家/著者/人脈コネクター/「顧問のチカラ」アンバサダー/プライドワークス株式会社 代表取締役社長。 2013年に日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」を開設。プラットフォームを武器に顧問紹介業界で横行している顧問料のピンハネの撲滅を推進。「顧問報酬100%」「顧問料の中間マージン無し」をスローガンに、顧問紹介業界に創造的破壊を起こし、「人数無制限型」や「成果報酬型」で、「プロ顧問」紹介サービスを提供。特に「営業顧問」の太い人脈を借りた大手企業の役員クラスとの「トップダウン営業」に定評がある。

経営者・採用担当者の皆様へ 日本最大級の顧問契約マッチングサイトのKENJINSでは、年収700万年収1500万クラスのハイクラス人材を、正社員採用よりも低価格で活用可能です。顧問のチカラで圧倒的な成果をコミットします。

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