DSPとは?アドテクの一つDSPの仕組みと費用対効果が高い訳!

投稿日: 作成者: KENJINS運営会社社長 カテゴリー: 運営会社社長   パーマリンク

アドテクノロジーの浸透によりインターネット広告を配信する企業が増えました。その中でDSP広告を活用している、導入検討したことがある方も多いのではないでしょうか。

今回は、ネット広告の業界では常識になりつつある「DSP」のコレだけは知っておくべきポイントを解説します。

■DSPとは?
DSPとはDemand Side Platformの略称で、広告主や広告会社が使用する広告在庫の買い付け、広告配信、掲載面・オーディエンスのターゲティングを一括管理するサービスです。広告配信の最適化を自動で行ってくれる広告配信ツールのことを指します。

現在、インターネット広告の配信技術が進化していくに従って、より適切なユーザに、彼らのニーズに合った広告を最適化して配信したいというニーズが強くなっていきました。

しかし、それを人力でおこなうには非常に工数が掛かってしまうため、効率的に配信できるための仕組みとして登場したのが、DSPなのです。

DSPは、広告出稿の費用対効果を高めたい広告主のためのサービスです。DSPなら広告配信における様々な工程を自動化でき、なおかつ一括管理できる他、詳細なターゲティング広告も可能となっています。

広告主はターゲットや予算の設定、広告クリエイティブの入稿をすれば、DSPがなるべく低い出稿金額でより高い売上を上げるために最適な広告配信を一元管理して行ってくれます。

つまり、DSPは広告主側の収益を最大化するためのプラットフォームだと言えます。

■DSPが登場した背景
インターネット、スマートフォンの普及によって、情報収集や購買行動の多くがインターネット上で行われるようになりました。

それに伴って企業のマーケティングも次第にインターネット上で行われるようになり、広告も従来のマス広告からインターネット広告へ参入するようになりました。

企業のマーケティング戦略もマスマーケティングから顧客に寄り添うOne to Oneマーケティングにシフトしていっています。このことから、広告主のニーズはアプローチしたい顧客に必要最低限のコストで過不足なく広告を配信するというものに変化しました。

しかし、それを人力で行うのはかなりの工数がかかるため、広告運用者の負担はかなり大きくなります。それを解決するため、システマティックに広告配信ができる「DSP」「という仕組みが開発されたのです。

ディスプレイ広告は、ユーザーのニーズに合わせて最適な広告を打ち出せるほか、広告効果が測定できるなどのメリットがあり、商品・サービスの認知拡大やブランディングに有効です。

DSPによる広告配信には多くのメリットがありますが、代表的なものとして以下の3つがあります。

・興味関心の高いユーザにターゲットを絞り、広告配信することができる
・類似ユーザをターゲティングして、広告配信することが出来る。
・インターネット広告運用者の工数削減できる。

■DSPを利用する5つのメリット
ディスプレイ広告にはクリック単価の安さや潜在層へのアプローチなど様々なメリットがあります。以下ではそれぞれのメリットについて詳しくご紹介します。

1、クリック単価が安い
ディスプレイ広告はリスティング広告と比べてクリック単価が安い傾向にあり、より多くのユーザーをサイトへ誘導し、商品を認知してもらうことができます。

ブランディングや潜在的な顧客に対する認知拡大などに非常に有効なディスプレイ広告は、広告の目的やターゲットを明確にし、コンテンツによる絞り込みをおこなうことで、より効果的な広告を打ち出すことが可能です。

2、興味関心の高いユーザーにターゲットを絞り、配信することができる。
DSPを利用することで、潜在的な顧客へアプローチをおこない、狙ったユーザーに広告を配信できます。

商品やサービスの認知拡大ができるのはディスプレイ広告の大きな強みです。興味はあってもまだ行動にうつしていないユーザーや商品・サービスを知らないユーザー、課題に気づいていないユーザーに認知させ、ニーズを生み出すことが可能になります。

ユーザーのCookie情報をもとに性別、年代、嗜好、行動履歴など、Google広告などではできない範囲までセグメントすることが可能なため、ターゲットを絞り、ピンポイントで広告を配信することができます。

3、類似ユーザーをターゲティングして、広告配信することが出来る。
DSP広告のなかには、過去に製品の購入や資料を請求したユーザーと類似した行動をとるユーザーをターゲティングして、広告配信することが出来る機能があります。

また、潜在ニーズ層にアプローチできるというメリットもあります。面を限定することができるアドネットワークとは違い、人にフォーカスができる点がDSPの強みです。

そのため、ビジネスの可能性を広げることが可能になるのです。これを利用することにより、成果向上はもちろん、広告の費用対効果を良くすることにつながります。

4、ビジュアルで表現でき、ユーザーの注意を引きやすい
ディスプレイ広告は、テキストのみのリスティング広告とは大きく異なり、テキスト以外にも画像や動画を使用できます。

そのため、ユーザーの注意を引きやすい上、商品やサービスのメリットをビジュアルで表現することで、商品の魅力をよりわかりやすく伝えることができます。

5、広告運用者の工数削減
今まで、GDN(Googleディスプレイネットワーク)やYDN(Yahoo!ディスプレイネットワーク)で手作業で入札単価の調整や広告配信の調整を行っていたことが、DSPならそれらの作業を半自動で最適化してくれます。

DSP広告は、ユーザーの行動履歴などのデータをもとに、広告の最適化を自動的に行うため、広告の費用対効果を常に改善することが可能になります。

その分、広告のクリエイティブ分析などといった人の手が必要な作業に時間を使うことで、DSPの利用が広告の成果最大化にさらに繋がるでしょう。

6、リマーケティング(リターゲティング)機能有り
リマーケティング機能(リターゲティング)とは、ユーザーのウェブサイトへの訪問履歴をもとに最適な広告を表示できる機能で、一度ウェブサイトを訪れたことのあるユーザーへ再度広告を表示させることができます。

一度興味を持ったユーザーへ再びアプローチすることで、資料請求や商品購入へと導きやすくなります。

■まとめ
DSPとは、広告の費用対効果を高めたい広告主のためのサービスであり、自分たちの立場が広告主である前提が必要です。特定ユーザーを選定する基準としては、年齢・性別・地域などのデモグラ情報に加え、WEB上での行動(検索履歴や閲覧サイトのカテゴリなど)すべてになります。

そのため、DSPを使う価値は、たくさんのトラフィックを確保しながら、訴求したい「人」をターゲティングして、自動配信出来ることです。どんなユーザーをターゲットにしたいのか、しっかりと分析できていることが重要です。

顧客ひとりひとりにあったマーケティング活動を行っていく必要がある今、DSPは広告配信側、広告閲覧側ともにwin-winになるサービスです。しかし、誰しもに合う万能サービスではありませんので、自社の立場・戦略を分析することが重要です。

その上で、導入検討する際には、自社にあったサービスかどうかをしっかり吟味してから決めましょう。

■最後に
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本田季伸のプロフィール

Avatar photo 連続起業家/著者/人脈コネクター/「顧問のチカラ」アンバサダー/プライドワークス株式会社 代表取締役社長。 2013年に日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」を開設。プラットフォームを武器に顧問紹介業界で横行している顧問料のピンハネの撲滅を推進。「顧問報酬100%」「顧問料の中間マージン無し」をスローガンに、顧問紹介業界に創造的破壊を起こし、「人数無制限型」や「成果報酬型」で、「プロ顧問」紹介サービスを提供。特に「営業顧問」の太い人脈を借りた大手企業の役員クラスとの「トップダウン営業」に定評がある。

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