本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「世の中には目的実現のための方法が確立しているものが沢山ある。しかし、情報が手に入ることと、それを実践し続けられることの間には大きな差がある。必要なのは『やりきる力』。」
<瀬戸健>ライザップ創業者
現状を打開するべく新しいチャレンジを習慣化するためには、目標を自分以外の誰かに話してコミットして共有し、自らが定めた
行動に対して第三者によるチェック機能を上手く働かせることで、「現状維持バイアス」を強制的に外すことです。
なぜなら、選択肢にメリットとデメリットが共に存在する際は、客観的に見て新たな取り組みや選択が合理的であったとしても、損失回避や不安など主観的な要因によって、現状を維持しようとする心理的なバイアスが掛かるからです。
そのため、新たな仕組みを導入したり、今までとは違う事柄にスイッチできない人が多いと言えます。
「現状維持バイアス」とは、変化によって得られる可能性がある「得=リターン」よりも、今までとは異なる変化を恐れるあまり、それにより失う可能性のある「損失=リスク」ばかりに過剰に反応してしまい、間違った意思決定をしてしまうことを指します。
例えば「本当にやりたいことをいつまでも先送りする人物」や「転職することが怖いので昇進や給料アップの機会を自ら棒に振る人、新たな出会いや別れを恐れて結局ダメ男の元に戻って行く女性などもこの「現状維持バイアス」が間違いなく働いていると言っても過言ではありません。
周囲の人たちから見たら、現状の問題を解決するために働く環境や付き合う人、生活スタイルを変えた方が明らかにメリットが大きいにも関わらずそれを避ける選択をしてしまうのです。
このような際は、第三者からコーチングを受けると従来の発想や思考パターンが大きく変わるため、今の状態を引き起こした問題点にも気付ける良い機会になります。
目標が明確化され強制力が働くと、今まで特に必要ないと思っていた取り組みや古い考え方を改め、新たな挑戦や試作の改善に向けて「行動変革」が起こり、起業家が挑む革新的なイノベーションにも匹敵するような価値を創出することを可能にします。
昨日から東京オリンピックが始まりましたが、金メダルを獲得できる選手には、ほぼ例外なくスキルの向上やメンタル面をサポーする優秀な「プロコーチ」が複数人います。
周囲と観客からの熱い応援が原動力になり、前人未到の結果を出すことが出来るのです。
コーチを付けることで現状維持バイアスを強制的に外してますか?
<本田季伸>