本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「世間では、大人の言いなりになる子や、大人の考えの枠から飛躍しようとしない子が「いい子」であり、自分の意思を堂々と主張したり、個性的な考え方や行動をする子を「悪い子」というレッテルをを貼りがちである。
けれども私は逆だ。世間でいう「悪い子」に期待している。
なぜなら、そういう子どもこそ個性にあふれ、可能性に満ちた本当の意味の「いい子」だからである。」
<本田宗一郎>本田技研工業(通称:ホンダ)の創業者
特定の市場で競合会社では果たし得ない競争優位性を築き上げるために必要なことは、何か一つだけでもユニークでその分野で、「一番」になれる分野を作り、個性的な部分を思い切って打ち出し、自ら「ニッチ」な独自マーケットを作り出すことです。
なぜなら、クライアントに提供可能なプロダクトやサービスの中に、目に見える形でハッキリと尖った部分があり、顧客の視点から見て分かり易い「ライバルとの差異」を上手くポジショニングできれば、あなたを選ぶ大きな理由に育てることも可能だからです。
高収益な新興企業は、通称「ニッチキング」と呼ばれています。
マニアックで熱狂的なファンがいて、少々価格が高くても顧客が喜んでお金を出すという条件設定が成り立つことも、ニッチ市場を成立させる大事な要素の一つになります。
ですので、必ずしも業界の中で価格がダントツに安いことだけが、顧客が「財布の紐」を緩める、全ての決定要因になるという訳にはならないと言い切れます。
例えば、世の中には富裕層向けというカテゴリーも存在するので、顧客のニーズに合わせた細やかなカスタマイズを徹底することや個別対応で付加価値を高め、極端に高い「プレミアム商品」を作り、顧客単価を上げることで利益を出すことも可能なのです。
個性的な要素を磨き上げ、「ニッチ」な優位性を創出してますか?
<本田季伸>