本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「安易な金儲けに走るのを辞めて、身を賭して何かを生み出せ。
他人様のものを売り買いして暮らすのではなく、みずから創造するんだ。」
<カール・フォーックス>
ブルーオーシャンを目指す創業期のスタートアップの起業家ならば、先行きが不透明で混沌とした「カオス」での意思決定を行う状況を受け入れ「リスクテイカー」になる覚悟を決めることです。
なぜなら、世の中にこれまで存在おらず、競合も少ない超革新的な新規ビジネスを立ち上げるプロセスでは、最初に描いた新規事業が大当たりする可能性は極めて低いと言えるからです。
ベンチャーの立ち上げの場合、創業者が実現したいアイデアを元に、事業計画書を練り上げプロトタイプを作るのが、王道になります。
また、「PMF」の仮説・検証を経て、初期プロダクトの改善に取り組み、顧客から沢山の「トラクション」を獲得する状態になるまでには、何年もの期間を乗り越える忍耐が欠かせません。
思うようにモノが売れないという最悪の停滞期を乗り越えるには、「市場(ニーズ)」と「それに合ったサービスや商品」を良く見極め、「プログレムソリューションフィット」を導き出すことが極めて重要であるということです。
「PMF」に到達していないということは、適切なマーケットに対して、商品やサービスを提供できていない状態になります。
このフェイズで大規模な資金調達を行い、どんなに投資を拡大してもその事業は、失敗に終わる可能性が高いので、賢明な投資家であれば成功確率を見事に見抜かれてしまいます。
ですが、何かに憑依されミッションを帯びた真の起業家ならば、当初の事業戦略にたとえ行き詰まっても簡単には諦めることはありません。
大きな軌道修正を余儀なくされたことにより、反対にまったく別のアイデアの発見に繋がり、試行錯誤のテストに何度も挑戦しながら改善に取り組んだりすることで、「画期的なビジネスモデル」を創出する絶好の機会になることもあるのです。
アイデアと市場の擦り合わせから最高の改善策を見出してますか?
<本田季伸>