本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「スタートアップとは、高成長することを企図した企業である。新規に設立されたことそれ自体は企業をスタートアップたらしめない。
同様に、テクノロジー分野でなくても、ベンチャーキャピタルからの資金調達やエグジット戦略がなくてもよい。成長だけが必須である。スタートアップを連想させるその他の事象は成長から派生する。」
<ポール・グレアム>「Yコンビネーター」共同創業者
スタートアップの起業家として投資家から資金を調達する場合には、投資家にリターンを提供する必要性が生じるため、株式公開(IPO)や合併・買収(M&A)、投資資金の買い戻しといった「エグジット」(=出口戦略)を描くことです。
なぜなら、投資家の立場から考えると配当金を目当てに安定株主になり長期的な株式の保有するリードインベスターとして出資するケースは少ないからです。
その多くは事業立ち上げのリスクを承知の上で成長の前段階で株式を安価に購入し、株式公開やM&Aなど、株価が高くなった時に売却して得られる値上がり益「=キャピタルゲイン」を得ることを目的として第三者割当増資に応じています。
ビジネスを短期間でスケールアウトする手法として外部資金を活用し、早い時期からエグジットの道筋を予め立てて置くことは、創業者たちのモチベーションを高めます。
短期間で結果を出すことへのコミットメントにも繋がるため、スタートアップの新規事業を加速させるエンジンとしての効果もあるのです。
EXIT戦略を描きながら、ビジネスの成長を目指してますか?
<本田季伸>