本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「酒樽の栓が抜けたときに、誰しも慌てふためいて閉め直す。底が緩んで少しずつ漏れ出すのには、多くの者が気づかないでいたり、気がついても余り大騒ぎしない。しかし、樽の中の酒を保とうとするには、栓よりも底漏れの方を大事と見なければならない。」
<岩崎弥太郎>三菱財閥の創業者
経営者やリーダーとしてプロジェクトを成功に導くためには、プロジェクトの着工前に「KGI」を定め、ゴールまでの過程を数値データで管理し、チームメンバーと情報共有することです。
なぜなら、数値データとしてモニタリングできる型がなければ、実際に目標が達成できているのか進捗管理をすることもできず、メンバーの努力目標に対する達成度合いの認識のズレが生じ、仕事の成果が何なのかが途中で分かなくなる事があるからです。
KGI(Key Goal Indicator)とはビジネスの最終目標を定量的に評価できる指標で、「重要目標達成指標」とも呼ばれています。会社だと売上高や成約数、利益率などがそれに当てはまります。
様々なプロジェクトを同時進行していると何らかのトラブルや問題が起きますが、その懸案事項と対策結果をフィードバックし、同じトラブルを起こさない対応策を講じる必要があります。
経営者は、プロジェクトリーダーとして会社全体を成功に導く責任を持ち、プロジェクトが抱える問題点を事前に把握した上で、各要素をブレイクダウンしそれらの課題を解決へと導くために、重要事項を数値データで把握し「定点観測」を行うという大事な役割があるのです。
KGIを設定し数値管理を徹底することで施策を改善してますか?
<本田季伸>