本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「仕事が刺激を与えるのは、成長を期しつつ、自ら仕事の興奮と挑戦と変化を生み出すときである。これが可能となるのは、自らと仕事の双方を新たな次元で見るときである。」
<ピーター・ドラッカー>
企業経営者が順風満帆にビジネスの世界を航海するためには、社長自身の経営スキルの向上に加え、社内外から次期後継者となる「勝ち馬」を早い段階で見つけ「100年企業」を目指すことです。
なぜなら、調査会社による「全国社長年齢分析」によると、全国にある株式会社の経営者の平均年齢は59.9歳となっており、国内企業の3分の2である66.1%が後継者不在だからです。
現在、日本全国には、約247万社もの株式会社が存在しており、その中で経営者が60歳を超える株式会社の数を合計すると、なんと、120万社に上ります。
そんな中で日本は、不思議と創業100年を超える「100年企業」が世界に比べて圧倒的に多い国になっており「長寿企業大国」だと言われています。
「100年企業」とは、創業以来100年を超えて特定の事業活動を継承いて展開する魅力ある企業を指し、いわゆる「老舗企業」や「長寿企業」の意味で使われています。
100年企業の持つ特徴としては、以下になります。
1、社長の成長意欲が高く、学び続けている。
2、独自の使命が明確に言語化されている。
3、業界の常識にとらわれない発想を持つ。
4、社員やステークホルダーを大切にしている。
5、世の中や地域への貢献を実践している。
6、様々な経営リスクに対して備えている。
7、人材に投資し後継者を育成している。
海外の銀行が作成したレポートによると、日本の老舗企業が100年という長い歳月を見事に耐え抜いて「永続繁盛」をしている要因として、「本業重視」、「信頼経営」、「透徹した職人精神」、「血縁を越えた後継者選び」、「保守的な企業運用」などが挙げられています。
それ以外に外国からの侵略が少なかったことによる人間形成や職人を尊重する社会の雰囲気といった外的要因も影響を与えたと分析されているのです。
100年企業を目指し本業の基盤を作り後継者を育ててますか?
<本田季伸>