本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「不可予言性への対処法、すなわち未来の混沌とした不確かさへの対処法は、約束をし、約束を守るチカラの中にある。」
<ハンナ・アレント>哲学者
ビジネスの成果を確実に上げ、クライアントからの信頼を勝ち取るためには、ノルマを強制的に課せられるのではなく、自分の意志で「パブリックコミットメント」することです。
なぜなら、必ず達成するという目標を外部に自分の言葉で公言し、前向きに努力して仕事に取り組むことは、取引先からの信頼感が増し、次の仕事の依頼にも繋がるからです。
コミットメント(Commitment)とは、「責任を伴う誓約」や「決意表明などを意味する」公約のことです。
政治の世界では、選挙の時に政党や立候補者が、公約を掲げ公衆に対して、政策などの実行を約束することを指します。
ビジネスの現場では、「責任を持って仕事に関わること」を内外に約束するという意味合いになります。
コミットメントを表面する効果としては、己が掲げた公約を果たすために「責任を果たさなければ」という心理的な強いプレッシャーが生じるため、目標の達成に必要となる知見やスキルなどを出し惜しみせずに結果を出す意識が高まります。
「行動内容を具体的に決め」これを「大衆への公約」として、公に宣言することによって退路を断ち、未達成を良しとせず、良い訳の出来ない状況を意図的に作り出します。
何かを成し遂げようとする時には、心の中でまずやろう決意する事が欠かせませんが、周囲に宣言することで達成意欲が向上します。
大きなミッションをクリアするには、多くの障害がありますが、自分との約束を守ることは、自尊心を高め、実行力を増すための素晴らしい機会となるのです。
目標達成に近づくために、周囲にコミットメントしてますか?
<本田季伸>