本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「人は誰でも種々様々な能力を持っているものなのに、自分がどんなに優れた能力があるかを知らずにいる場合が多いと思う。どの世界でも、偉人というものはたいてい、自分で自分の能力を発見し、育てていった人であろう。」
<盛田昭夫>ソニー創業者
起業家として独立し、革新的なビジネスに挑み成功を勝ち取るには、自身の「パーソナル・ドメイン」を知り、その業界やビジネス領域で「機知」に富んだビジネス領域を上手に選択して展開することです。
なぜなら、創業当初の段階だと、人・モノ・金・ノウハウ・技術など、あらゆる経営資源が乏しく、生き残りを賭けたサバイバル期間の中で1年目の売上を確保するには、過去の関係や取り組みを評価してくれ、対価を払ってくれるクライアント企業の存在が欠かせないからです。
顧客候補や対象市場、ステークホルダー、投資家などがベンチャーを興す起業家に対して期待している役割は、大きく以下の3つになります。
1、新たな市場と新規カテゴリーを開拓すること。
2、新たな雇用を創出し社会価値を生み出すこと。
3、新たな技術やビジネスモデルを創出すること。
自身も25歳でサラリーマン生活とお別れし、独立を果たした際には、これらを実現するビジネスを創出し、世の中に革新的なインパクトを与えることこそが、起業家にとっての真の成功者だと言えるのだと心底考えておりました。
ですので、これまで数えきれないイノベーションに果敢に挑戦をし、それに比例するように人一倍の苦労や挫折も味わっています。
ですが、大きな失敗にも挫けず今現在もこのマインドは変わらず持ち、常に私は「挑戦者」だと思っています。
しかしながら、百戦錬磨の連続起業家ならば、新たなビジネスモデルを生み出すプロセスを、経営者としての勉強期間にすることも可能ですが、とにかく最初のスタートアップの事業立ち上げは、「絶体絶命」窮地に追い込まれ途中でリタイアをしてしまう起業家が圧倒的に多いと言えます。
最初の事業で躓いたとしても、後から成長し「リベンジ」が可能です。
ですので、新米起業家の場合には、資金繰りに苦労し奔走しないように、まずは、ビジネス経験と実績のある分野で最速で何らかの収益基盤を作ることです。
経営者として様々な経験や実践を積み、成長してきた段階に到達してから、前人未到の事業に社運を賭けてチャレンジすることを推奨するのです。
起業時のサバイバル期間を生き延びる、収益基盤を作ってますか?
<本田季伸>