本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「現代のマーケティングは、どれだけ顧客の深層心理に迫れるかの勝負です。
マーケティング部門は、数字をいじり回しているだけでは、存在価値がありません。」
<フィリップ・コトラー>
メーカーとして技術を売りに「高い収益力」を獲得するためには、中間業者となる問屋や商社、代理店に依存する流通形態から脱却し、クライアントに「直販」することです。
なぜなら、一昔前まではメーカーが商品を顧客に売り込むための販売チャネルと言えば、「問屋に商品を卸す」「実店舗にて直接販売する」といった手法が一般的でしたが、インターネットが普及した今、「ダイレクトマーケティング」や「ネット通販」で大きな活路を見出し、成功した事例が激増しているからです。
「製造直販」の最大のメリットは、「品質」と「価格」を自社の方針に合わせて戦略的な視点で「コントロール」できる点です。
メーカー直販を展開する上での「競争優位性」は、大きく以下の3つになります。
1、ターゲットユーザーを限定して販売することができる。
2、顧客データを分析し、柔軟なマーケティング施策が可能。
3、ブランドを構築できれば、価格競争から抜け出せる。
メーカー直販「DtoC」(Direct to Consumer)は、直接顧客と関わり「双方向の対話」が実現することを意味します。
だからこそ、商品開発力のある会社ならば直販を行うことで、メーカーとして「顧客の声」を直接聞くことができるため、新たなポテンシャルが発揮される可能性があるのです。
メーカー直販で顧客を味方にし、新たな武器を獲得してますか?
<本田季伸>