本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「墓場で1番の金持ちになることは、私には重要ではない。
夜眠るとき、我々は素晴らしいことをした。と言えること、それが重要だ。」
<スティーブ・ジョブズ>Appleの創業者、iphoneの生みの親
起業アイデアをビジネスプランに練り上げて行く前に必要なことは、自分が生まれながらに持つ「パーソナル・ドメイン」を見極め、参入する方向性を決定することです。
なぜなら、特に創業時に起業アイデアが明確でないという場合には、流行に便乗して単なる金儲けに走ってしまう起業家が多いですが、ビジネスの困難に遭遇した際に、打開策を見いだせるかどうかは、起業家の「自分軸」と事業内容がピッタリと合致しているかがブレイクスルーの「心臓部=ドメイン」になるからです。
「パーソナル・ドメイン」とは、起業家が保有している個人的な「知識・思想・行動の領域」といった意味合いがあります。
スタートアップが「事業ドメイン」を設定するということは、「自社のビジネスが、どの事業領域を対象としているのか?」に関わる意思決定を行うことです。
人の行動の97%は無意識で行われているというデータもありますが、意識的にも無意識的にも起業家を目指す人は、個人的な判断基準をベースに様々な選択と行動をしているのです。
競争優位性のコアとなる「事業ドメイン」の設定に必要となる、「顧客」「技術」「機能」は、起業家個人の本来の特性と知見が戦略策定や粘り強く事業を継続できるかに密接に関係しています。
だから、自分の強みを活かして世の中にどのように貢献したいか?そして、どのような世界を創り出したいか?を真剣に悩みながらも、「決断」ができれば、ビジネスの「成功確率」が高くなります。
起業家自身が「創りたい」世界を軸に「パーソナル・ドメイン」をマッチする事業を起こす時、起業家のハートに大きな情熱が宿り、いかなる環境でも走り続ける「無敵のエンジン」になるのです。
パーソナル・ドメインを見極め、起業の情熱を爆発させてますか?
<本田季伸>