本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「知識労働者にとって必要なものは管理ではなく自立性である。
知的な能力をもって貢献しようとする者には、大幅な裁量権を与えなければならない。」
<ピーター・ドラッカー>
ビジネスに停滞感を感じている企業が「変革を起こす」ために必要なことは、組織で働く全ての人材を「エンパワーメント」し、スピーディーな意思決定を実現する「湧活」を推進することです。
なぜなら、人材不足が声高に叫ばれる今、若手社員の早期育成は、経営戦略における重要なポイントになっており、階層的組織特有の思考を「セルフマネジメント」を可能にする「チーム型思考」に置き換えることが飛躍的な成長を促す「変革の鍵」になるからです。
「エンパワーメント」とは、「人間は一人ひとりが本来素晴らしい潜在能力を有している」という前提の元、 そのチカラを能動的に湧き出させ、顕在化させることを意味します。
企業などの集団では、社員一人ひとりに潜んでいる活力や能力を上手に引き出し、この力を社員の成長や会社の発展に結び付ける自発的を引き出す「強固なエネルギー」になります。
そのため、組織、集団そして人に求められるエンパワーメントは、和訳すると「湧活」として定義されており、医療や福祉などの実践では、人々に夢や希望を与え、勇気づけ人が本来持っている、生きる力を湧き出させる大事なキーワードになっています。
ビジネスにおいては、「権限委譲」の意味合いで使われ、上司が持っていた権限を部下に与えることで自律的な行動を促すことで、組織全体のパフォーマンスを高めることを目的としています。
エンパワーメントの本質は、第一に従業員の可能性を信じること、第二に従業員を十分支援することにあります。そのためには制度の構築だけでなく、従来のやり方や考え方に引きずられない意識を組織として強く持つことが重要になるのです。
会社全体をエンパワーメントさせる「湧活」を実践してますか?
<本田季伸>