CIOとは?CTOとの違い・最高情報責任者CIOの仕事内容と役割

投稿日: 作成者: KENJINS運営会社社長 カテゴリー: プロ活用方法   パーマリンク

経済産業省が作成した「DXレポート」の中で、既存システムの問題を解決しなければDXが実現できず、2025年以降、最大毎年12兆円の経済損失が生じる可能性があると警鐘が鳴らされています。

デジタルシフトが世の中で急速に進んでいる現在、CIOだけでなくCTOや、技術顧問を登用し、ビジネスにデジタル技術をいかに迅速に活用できるか急務になっています。

その中で特にデジタルトランスフォーメーションを推進するために、IT技術を活用するデジタル人材の項目が重要視されています。

そこで今回、CIOとは、CTOとの違い・最高情報責任者CIOの仕事内容と役割について解説します。

■CIOとは?
CIOとは、企業の情報戦略を統括し、社内のシステムや情報管理など、情報部門を管轄する「最高情報責任者」を指します。

CIOは、英語の「Chief Information Officer」チーフインフォメーションオフィサーの頭文字を取った言葉で、情報システム部のトップを意味します。

CIOは、単なるシステム設計やIT部門に関する統括者ではなく、経営陣の一員として、企業の競争力を高めるうえで費用対効果の高い情報戦略を立案・実行する役割を担います。

もともと米国企業において、その他のCXOであるCEOCOO、CFOなどと並んで置かれていたポジションになります。

昨今のインターネットの普及や情報処理技術の高度化に伴う情報戦略に対する注目度の高まりを受けて、日本でもCIOを導入する企業が増加しています。

■CTOとCIOの違い
CIOと類似する役職にCTO「Chief Technology Officer」(最高技術責任者)というポジションがあります。

CIOとCTOはいずれも技術部門の管轄を行う役職ですが、CIOはIT(情報技術)に特化した役職になります。

CTOは、ITを含めた企業の技術全般に対して幅広く管轄を行う役職になります。企業によっては、CTOがCIOの役割を兼ねることもあります。

CTOは、企業の技術に関する責任者であり、製造技術・化学技術・IT・研究開発技術など、専門的な技術・知識を用いる技術部門のトップです。

CTOの主な役割は技術の導入や開発に関する意思決定を下すことになります。

新規事業・研究開発・デジタル化などを推進するうえで求められる技術を検討し、これに沿って採用・組織体制の拡充に関する判断を行います。

そのため、CTOには、技術職として秀でた知見・能力だけでなく、経営視点から戦略的に技術の活用・方針の策定などを行う能力も求められます。

■CIOの役割
CIOが担う役割として代表的なものを3つあります。

1、IT技術に関連する情報戦略の立案・実行
CIOの大きな役割として、企業の経営理念に沿って情報戦略を立案し、実行することが挙げられます。ここでいう情報戦略とは、企業のIT化に向けた戦略のことです。

一般的に、企業のIT化は経営戦略を実現するために行うものであることから、情報戦略と経営戦略の整合性が取れている必要があると考えられています。

そのため、CIOには、情報処理・情報科学・ソフトウェアエンジニアリングなどITに関する技術的な能力に加えて、事業・経営に対する十分な知識・理解も求められます。

2、ITリソースの最適化
CIOはITを管轄する役職であり、IT・情報システム部門などのマネジメントが主な役割です。

CTOと比較すると責任を負う範囲は狭いものの、IT技術に関連する情報戦略の立案・実行など経営陣の1人として重要な役割を担います。

企業のITリソースとなる、人材・ハードウェア・ソフトウェアなどの調達・管理を最適化することも、CIOが担う大事な役割の1つです。

「ITリソースを割く」とは、「資源や資産の一部を利用する」ということを表します。ITの場面においては、「ヒト・モノ・カネ」をDXの推進やプロジェクトに充てるときに使われることが多いです。

CIOは、この役割を通じて、企業におけるIT部門の機能・役割を変革し、企業全体の最適化に貢献します。

3、業務プロセス改革
CIOの役割には、デジタル技術を用いて、業務プロセスを改革することも含まれます。

具体的には、企業の業務プロセスを分析する手法や業務改善手法として、DX・RPA・ITツールの導入などを活用し、業務プロセスを改革していきます。

情報セキュリティ、データ活用、ICTに関する知識のみならず、企業の統治や運営に関する知識も必要です。

CIOは、企業内外のITに関する動向や活用状況などを把握し、生産・調達・営業活動や財務分析・人事評価など業務フロー全体における社内システムの最適化に貢献することが求められます。

■CIOに必要な経験・スキル
IT・デジタル技術の発展により、これまで提供できなかった新しい価値が次々に生まれています。これまでのITが得意としていた生産性向上、コスト削減などの価値だけではなくなりました。

CIOには、顧客や社会のニーズに基づいた体験的価値、そしてヒト、モノ、カネ、情報がつながることで新しい発見や市場機会を生み出すネットワーク価値を考えることも必要な時代になりました。

情報技術やソフトウェアなどIT関連の知識はもちろん、経営的視点やITに関する投資予算管理能力も求められます。

また、CIOは、複数部門の責任者やベンダー等と渡り合い交渉や調整を行う必要があるため、ITの専門知識以上に、高い対人折衝能力が求められるポジションです。

現在、日進月歩でITは進化しており、これらの最新技術を費用低減、売上の増加、企業価値の増大に結びつけていくことも求められています。

CIOには、情報技術に関する深い知識のみならず、経営に関する知識も求められます。

■まとめ
CIOとは、「Chief Information Officer」の略で、「最高情報責任者」の肩書を意味します。

企業の情報戦略における最高責任者のことを指し、情報システム部門担当の役員などがこの名称で呼ばれます。単に、情報システム部門の長をCIOと呼んでいる企業もあります。

CIOの役割は、以下のように多岐にわたります。

・経営戦略の一部としての情報化戦略を立案・実行すること。
・情報技術に基づいた経営戦略を提案すること。
・技術を使って効率的な業務プロセスと情報システムを作ること。
・情報部門を含めて全社のIT資産の保持や調達を最適化すること。

これまでのIT化は、社内業務や社内ユーザーを対象としたコスト削減や品質向上を目的としていました。そのため、ITを活用することにより業務を効率化することに主眼が置かれていました。

現在、CIOには、デジタル技術を活用して製品やサービス、ビジネスプロセスを変革することにより、新たな価値を生み出していく活動を担うことが期待されています。

「リーダーシップを発揮するためには、主に右脳を活用することになる。それは技術というより芸術であり、科学というより哲学である。」

<スティーブン・R・コヴィー>

■最後に
CIOの大きな役割は、自社のビジネス合わせた情報化戦略を立案し、実行することです。単にシステム設計をするということではなく、自社の競争力を高め、費用対効果の高い情報化戦略を立案していきます。

現在、IT投資をどのように行うかは、企業にとって業績を左右しかねない大きな問題です。

IT投資は、社内情報のデータ化による迅速な意思決定の支援、ECサイトの構築などによる売上の増加、部署間の情報共有による新たな価値の創造、口コミや双方向コミュニケーションによる顧客ロイヤリティの向上など、多岐にわたっています。

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本田季伸のプロフィール

Avatar photo 連続起業家/著者/人脈コネクター/「顧問のチカラ」アンバサダー/プライドワークス株式会社 代表取締役社長。 2013年に日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」を開設。プラットフォームを武器に顧問紹介業界で横行している顧問料のピンハネの撲滅を推進。「顧問報酬100%」「顧問料の中間マージン無し」をスローガンに、顧問紹介業界に創造的破壊を起こし、「人数無制限型」や「成果報酬型」で、「プロ顧問」紹介サービスを提供。特に「営業顧問」の太い人脈を借りた大手企業の役員クラスとの「トップダウン営業」に定評がある。

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