本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」をお送りします。
「時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。
無用の行いは、すべて断つべし。」
<ベンジャミン・フランクリン>アメリカ合衆国建国の父
経営者たる者は皆、現在、自分が取り組んでいる仕事やビジネスを通じて己が生み出す、「時間的価値」の真の意味合いを深く考え抜き、「バリュー・パー・タイム」を意識することです。
なぜなら、時間は「1日24時間」で天から平等に全ての人に与えられた大事な「資源」になりますが、人に寿命があることと同様にいつまでも無限にある訳ではないため、価値あることを見極めいかにして効果的に使うかが、人生の成功を左右する分岐点になるからです。
時給単価の高い経営者やプロフェッショナル人材の立場の人達は、「時給でその価値を換算すると、生み出す時間価値が全く異なる!」声を大にして断言できます。
「お金が現代の資本主義社会を生き抜く上で、非常に重要なものである」ということは誰でも知っていますが、「機会費用」(opportunity cost)として捉え、別の選択肢を選んでいれば、手に入ったはずの利益までを考える人は相当に少ないです。
この「機会費用」の考え方は、普段から意識していないと意外と気付くことが難しい、盲点に近いと言えるほどに大事な事柄になります。
この考え方を理解し日々の生活の中で考えて有効に時間を活用している人と、そうでない人とでは、収入の面はもちろんのこと、人生の充実感や幸福感といった目に見えない部分でも圧倒的な差が生まれてしまいます。
その仕事は時間に換算すると1時間当り、どれだけの売上に換算できるか?
起業家であれば、それぞれの仕事を分野別に因数分解して個別に分析し、観察しながら使い方を改善して行くことが、ビジネス全体に対して大きなインパクトをもたらす決定的な「キーファクター」になります。
「Time is money」(タイム・イズ・マネー)=「時は金なり」という、アメリカの古い諺があります。
この意味としては、時間はお金と同様の価値があり、非常に貴重な資源になるため、決して無駄な事柄に使って浪費してしまうことなく、できる限り価値ある物事をヤルことに対して有意義に使うことが、長い人生に置いて何よりも大事だと言うことです。
何気なく仕事をしていると、時間は無限にあるように錯覚しやすいのが、人間です。ですが「命が有限である」という変えようの無い事実がある以上、時間も決して無限ではなく、有限で途轍もなく貴重な資源なのです。
バリュー・パー・タイムを意識し、価値ある仕事をしていますか?
<本田季伸>