本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「毎年、冬になるとやってくる渡り鳥の鴨に、来る年も来る年もエサをやり続けていると、そのうち何羽かは、すっかり怠け者になり、飛ぶことすらできなくなる。」
<セーレン・キルケゴール>デンマークの哲学者
充実した人生を送る秘訣は、会社から飼い慣らされた仕事と給料の保証に安住せず、心底からやりがいが持てる仕事に携わり、心血を注げるビジネスを創出し、没頭できるプロジェクトに関与することです。
なぜなら、野生の本能を持つ起業家として時代の先駆者となり、未だ誰も到達したことのない場所に冒険の旅を進めていくことは、困難に立ち向かうプロセスこそが、己が本来持つ潜在能力を開花させ、卓越の領域に到達するための大きなステップになるからです。
「野性」とは、「動植物が自然に山野で育つこと」という意味ですが、ビジネスにも商人としての野生の本能を取り戻し、これまでの知見やスキルを活かし、独自性を発揮し自分オリジナルの価値ある仕事を生み出すことが求められる時代に変化しています。
飼い犬のように飼い主によって保護された環境の元でエサを与えられ、首輪と鎖に繋がれ、毎日狭い犬小屋の中で生活を過ごしていると、次第に自分1人の力で生き抜く本能が失われ、肉体も精神も弱くなり退化してしまいます。
今後は、シンギュラリティ「技術的特異点」が訪れ、AIなどの技術が、人間よりも賢い知能を生み出し、仕事を奪われる可能性があります。
多くのサラリーマンは、「自ら獲得する」「自ら考え動く」ということを避け、快適空間に留まり続けています。会社から与えられることに慣れてしまい、コロナ渦で政府から何か与えられないことに対しても不満を持ってしまいがちです。
激動のAI時代を生き抜くためには、最新の技術を使いこなすことも大切ですが、義務教育の呪縛や1つの会社に縛られ矯正されていない、「野生児」としての本能を自ら呼び覚まし、荒々しい「独立精神」を培う必要も同時にあるのです。
野生の本能を取り戻し、やりたい仕事を自ら作り出してますか?
<本田季伸>