本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「エグゼグティブとは行動する者であり、物事をなす者である。エグゼクティブにとっては、いかなる知識があるといえども行動に転化しない限り、無用の存在である。しかし、行動の前には、計画しなければならない。」
<ピーター・ドラッカー>
ビジネスを通じて成し遂げたいビジョンを持った経営者なら、望むべき結果、到達までのステップ、優先順位などを想定した「アクションプラン」作ることです。
なぜなら、明確な目標を定めず具体的なアクションプランを策定しない状態で行動を開始すると、日々の全ての行動が成り行き任せとなってしまうからです。
何も考えずに偶然の出会いで成功を掴み取る運の良い社長も稀にいますが、「再現性」という観点からは、「成功法則」を手に入れたとは言えません。
例えば、エベレストに登頂する前に無計画のまま登山を開始したら、恐らく99%の人は、かなりの確率でクレバスにはまり、適切な登頂ルートで進まないと、遭難してしまい無事に生きて帰ることすら難しいです。
登山の場合は特に最初に行動計画を練り上げ、その日の天候状態やクルーの健康状態を考慮しつつ、現在地を的確に把握し定期的にアクションプランを定点観測することを徹底して実行しないと、「テッペンに旗を打ち立てる」ことができないのです。
若い起業家が新規事業の立ち上げという冒険の旅に挑む過程では、予想外の不運に遭遇したり、とんでもない過ちを犯してしまったなど、幾度もの試練を乗り越える厳しいプロセスも当然あるでしょう。
そのような時は、具体的なアクションプランがあれば、臨機応変に軌道修正も出来るし、本当に辿り着きたい究極のゴールに向けて、己だけでなく関係者全員が高い「モチベーション」を維持しながら、「頂点に立つ」ことが可能になるのです。
成果を上げるために具体的なアクションプランを策定してますか?
<本田季伸>