商品力や販売力が飛躍的に向上するコラボレーションとは?

投稿日: 作成者: KENJINS運営元代表 カテゴリー: 専門家インタビュー   パーマリンク

現在、さまざまな業種や分野、国籍等の異なる複数の企業、あるいはクリエイターやアーティストなどによる「コラボ」(コラボレーションの略)やタイアップ等を見かけることが多くなってきました。画期的なコラボレーションにより単独では絶対に思いつかないような画期的な新商品など成功例が増えて来ていますが、その多くは目論見通りにはいかずに短命で終わってしまうケースも多いのが現状です。ここで今回は、コラボレーションについて解説します。

■コラボレーションとは?
コラボレーション【Collaboration】は、共同作業と訳しますが、最近では協働作業と言われています。プロジェクトチームのような連続した共同作業ではなく、創造や創出を目的とした人的協業関係のような概念になります。コラボレーションとは、複数の立場や人によって行われる協力・連携・共同作業のことです。またその協力によって得られた成果(=共同開発品・合作品・協力体制)もコラボレーションと呼ばれます。以上の両方とも、コラボと略される場合もあります。

コラボレーションは、英語の「collaboration」に由来する言葉で、「共同で作業したり、何かを作ること、あるいはその制作物」という意味で、「共演」「合作」「共同作業」「共同研究」と言い換えることもできます。コラボレーションの語が用いられる場合、そこには「意外な組み合わせ」あるいは「付加価値の創出」というニュアンスが込められる傾向があるようです。

例えば、意外な組み合わせの具体例としては「日韓のミュージシャンによる新曲の共同制作」「自動車メーカーと家具メーカーによる自動車の共同開発」などの事例があります。また付加価値のある成果の具体例としては「製造・流通・小売の各企業が、各々のコンピューターシステムを統合して作る、新しい協調体制(コラボレーションシステム)」のような事例があります。

■コラボレーションの目的
コラボレーションの目的としては、様々な背景を持った人間がある目標に向けて協力して、新しいアイディアを創発することで、特にコンピュータネットワークを利用して従来にない発想を得ることを言います。異なる分野の専門的な知識や能力を持つ人々が個々の発想でお互いに補完するということのみならず、異なる視点を交錯させることで、新たな視点を見いだし、新しい考え方を創出してゆくような仕事の仕方になります。

共同作業の意味合いが強いですが、美術の世界では、作品の競作とか協力関係を意味し、複数の作家が一つの表現に関わることで、そこに起きる微妙なずれや摩擦が生み出す特有な空間を、従来のひとりの作家に限定された創作行為とは違った開かれた方法として、評価されています。

■「コラボレーション」の使い方
英語の「collaboration」は2人以上の人が共同で作業するというニュアンスですが、日本語として使われる「コラボレーション」は、「異なる分野や職種の人たちが共同で作業する」というニュアンスが強いようです。協力が行われるすべての分野でこの語が用いられるようですが、特に日本語では「芸術」「商品開発」「経営・情報」の分野における使用頻度が高いようです。

例えば芸術の分野では「テクノDJと演歌歌手のコラボレーション(=合作)」などの用例が、商品開発の分野では「テレビ番組とコンビニ弁当とのコラボレーション(=番組で紹介したものと同じレシピの弁当)」などの用例が、また経営情報の分野では「グループウエアの導入によるコラボレーションシステム(=電子メールやテレビ電話などによる共同作業システム)の構築」などの用例があります。

また、異なる業種の会社が一緒にプロジェクトを立ち上げたり、違うジャンルのアーティスト同士が一緒に作品を作る時などに用いられます。

■コラボレーションの使い方
1、コラボレーションする/コラボする
異なる立場や人が共同作業を行うことを「コラボレーションする」または「コラボする」などと表現できます。またコラボレーションの語源がコラボレート(collaborate)であることから「コラボレートする」という表現もよく用いられます。

2、コラボレーションモデル/アイテム/商品
複数企業の共同作業による商品を表す場合、これを「コラボレーションモデル」「コラボレーションアイテム」「コラボレーション商品」などと表現できます。例えば、有名デザイナーと靴メーカーが共同開発したスニーカーなども、コラボレーションモデルと呼ばれます。また、「コラボ」は「コラボレーション」の省略形でになりますが、「コラボ」は「コラボレーション」より字数も少ないせいか、2000年以降、各種PRやメディアの記事などで「コラボ×××」「〜のコラボ」のように頻繁に用いられています。

【コラボ事例】
・菓子メーカーと高級料亭がコラボレーションした商品が限定発売される。
・新作メニューは、牛丼とカレーのコラボレーションです。
・今回の催しのバイオリニストと書道家のコラボレーションは最高だった。
・カップ麺とラーメン店のコラボ商品が新発売となった。
・コンビニの一押しは、専門店とのコラボスイーツです。
・このライブで、○○さんと△△さんの夢のコラボが実現した。
・高級アパレルブランド○○とスポーツブランド△△の初コラボは注目を集めた。

「コラボレーション」を表す記号など、音楽界では、ミュージシャン同士、または他の分野のアーティストなどと一時的にユニットを組んだり楽曲提供して、両者が同列に扱われる場合に「コラボレーション」という言葉を使います。

例えば、バイオリニストの○○さんと書道家の△△さんがコラボレーションする時、ユニット名やメディアの記事などでは、「○○ & △△」「○○ × △△」「○○ with △△」「○○ vs △△」のように表記されることがあります。

■「コラボレーション」と「タイアップ」の違い
■「タイアップ」とは?
「タイアップ(tie up)」はもともと「結びつく」という意味で、「協力・提携して行うこと」を指しています。「タイアップ広告」「(ドラマの)タイアップ曲」のように、お互いが利益を共有する関係にある場合に用いられる言葉です。
「タイアップ」は商業的な成功を目的にした提携、「コラボレーション」は付加価値のある作品の制作を目的にした共同作業という意味で使用されています。

■「コラボレーション」と「フィーチャリング」の違い
■「フィーチャリング」とは?
「フィーチャー(feature)」には、「特集・呼び物」あるいは「〜を目立たせる・〜に主演させる」などの意味があります。「フィーチャリング(featuring)」は「feature」の現在分詞で、「特集」と訳されますが、音楽業界においては「客演」、映画業界では「主演」という意味で用いられます。

業界によって意味が違っているように見えますが、音楽においてはメインのミュージシャンがゲストミュージシャンを呼び物として招いた、映画においては映画作品の呼び物として主演に抜擢したというニュアンスなのでしょう。

■「フィーチャリング」の表記
曲名やアーティスト名に、「○○ featuring △△」と書かれていた場合、「メインのミュージシャン○○が、△△をゲストに招いて演奏した」ことを表しています。また、「featuring」は「feat.」「F/」「ft.」のように 省略して表記されることもあります。「フィーチャリング」も共同作業という点では「コラボレーション」と似ていますが、「フィーチャリング」は主客が明確にされている点において、両者が同列に扱われている「コラボレーション」と異なります。

■テレビ番組
キー局と準キー局同士で共同で製作したり、準キー局と在名テレビジョン放送局で共同で製作やコラボがあり、他局同士で製作・著作をする場合もあります。また、フジテレビの『笑っていいとも!』には、TBSアナウンサーの安住紳一郎が出演したこともあり、近年では、テレビ局同士のコラボが行わました。

最近では、お互いに同じテレビ局で隣同士の放送枠のテレビ番組であれば『合体スペシャル』という特別番組として双方の出演者がそれぞれの番組に出演するなどのコラボレーションも多くなって来ています。また、同じテレビ番組に一緒に出演(=共演)することをテロップや紹介でコラボレーションという表記を使用する場合もあります。

■音楽
音楽の場合、ミュージシャン同士、あるいは他の分野のアーティストなどと一時的なユニットを組むことや、楽曲提供や音楽プロデュースなども含まれ、恒久的な活動をする場合はあまり使われないです。「&」(アンド)、日本語の助詞の「と」、「×」(かける)、「VS」(バーサス)等で同列に扱われる場合を一般にコラボレーションと呼び、メインアーティストが存在しゲスト扱いになると「フィーチャリング」と呼ばれています。

また、『FNS歌謡祭』『FNSうたの夏まつり』などのフジテレビの音楽番組では異なる2組以上の歌手・ダンサー・演奏家などのミュージシャンを組み合わせてコラボレーションで楽曲が披露される場合が多いため、「×」がテロップで多用されています。

■漫画
漫画の分野においては、複数名の漫画家による合作が行なわれることがあります。作画グループが1972年(昭和47年)以降、複数の商業誌などで発表した一連の合作ではプロだけでなくアマチュアを含めた数十名の共同作業で作品が制作されました。また、漫画雑誌の「企画」等でその雑誌に連載している作家のうち2名が、2作品の世界観が同一またはごく近接したものであるとみなし(或いは、無理にでも一方を他方に合わせ)、2作品の登場人物たちを用いて1つの物語を描くといったクロスオーバー作品の形をとるものがあり、こうした合作は「コラボレーション作品」と呼ぶことがあります。

なお、こうした合作は必ずしも雑誌主導で行なわれるものばかりではなく、柴田昌弘の『紅い牙』の番外編として1982年(昭和57年)に発表された和田慎二の『超少女明日香』との番外編『獏ーばくー』において、和田が「友情執筆」としていた例もあります。

■コマーシャル
コラボレーションCMは2001年、2002年に放送されたサントリーのコーヒー「BOSS」のCMで広く知られるようになりました。松尾スズキからカバンを渡された永瀬正敏を布袋寅泰が追いかけるという内容ですが、この2人がCHEMISTRY(音楽ユニット)、スカイパーフェクTV!(CS放送)、富士フイルム(フジカラー)、au(携帯電話)、全日空(航空業)のCMの世界に入り込んでしまうというものでした。2012年には、サントリー「BOSSコーヒー」とソフトバンクモバイル(携帯電話)でのCMでコラボがありました。

■まとめ
コラボレーションは、かつては「(初)共演」などとするのが一般的でしたが、2000年以降は、「初コラボ」「異色のコラボ」「夢のコラボ」「最強のコラボ」などといったかたちでPR(宣伝)の際に頻繁に用いられるようになりました。今日では、音楽や漫画などの著作物に限らず、企業同士、ブランドと雑誌、ショップの共同企画など、あらゆる分野で「コラボレーション」の語が使われています。さらに、テレビ番組や広告、映画とアーティストとの共同企画にまで用いられるなど、用例が曖昧になっています。

ビジネスが複雑化した現代では、複数のチームメンバーの知見を組み合わせて創造的にプロジェクトを進める必要性が高まっています。イノベーションを起こすにも、異業種を含めたチームコラボレーションが欠かせません。コラボレーションの取り組みは、中小零細企業から大企業まで、製造業・サービス業・小売・流通・I T・理美容・医療・住宅・飲食・保険・アパレルなど様々な業種で応用が可能です。

コラボレーションを成功させためのポイントは、実はたった二つしかありません。
それは、「誰と組むか」(最適なコラボ相手)と「どう組むか」(最適なコラボ方法)ということです。

日本最大級の顧問マッチングサイト「KENJINS」では、「チームコラボレーション」を推進しています。チームコラボレーションとは、個人それぞれの持つ異なった知見や技術、経験を組み合わせて相乗効果を生み出し、課題解決や新たなプロジェクトの推進を行っていくというものです。ある一つのプロジェクトについて必要となるスキルは、時代の変化とともに多様化しており、特定の業種に括ることが難しくなっています。

業務を効率的に遂行していくためには、複数のメンバーで構成されたチームが有機的に動き、コラボレーションしていくことが必要不可欠です。そのため、新たなイノベーションを創出するためには、社内にいるメンバーだけでなく、リモートワークで働く外勤のメンバーや社外パートナーと連携し、新たな企画や取り組みにチャレンジすることもそれと同様に重要になっています。

KENJINSでは、異なった得意分野を持つ卓越した知識・経験・人脈を持つチームメンバーが良質で前向きなコミュニケーションで繋がっています。自社単独で複雑化する課題や新しいサービスの創造や異業種連携が困難で、業種・業界の垣根を超えた革新的なコラボレーションを実現したいという場合には、5000人を超えるプロフェッショナル人材が集う日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KWNJINS」にご相談ください。あなたの会社の飛躍に必要な独自の解決法が必ず見つかることをお約束します。

本田季伸のプロフィール

KENJINS運営元代表 連続起業家・著者・エンジェル投資家 新卒で日本食研株式会社を経て、25歳で起業。これまでに自身で複数のITベンチャーを創業する。 1997年の起業時は、新宿の高田馬場でWEB制作事業からスタート。その後、インターネット事業プロデュース会社として、日本初の事業であることにこだわり、クーポン専門サイト、地域コミュニティサイト、出前専門サイト、チケット共同購入サイトなど、数々の専門・特化型ポータルサイトを立ち上げる。 クーポンサイトの運営時にバーコードを電子化し、クーポンやチケットとして携帯電話の画面上に表示するアイデアを考案し、20件以上の特許を申請し事業化を推進。2002年に業界で初めて、「携帯チケット」のソリューションを開発。KDDIと共同で歌手の矢井田瞳のコンサートでモバイルチケット入場を実用化させ、電子チケット事業のパイオニアとして一躍注目を浴びる。 2014年プライドワークス株式会社を設立。日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」のプラットフォームを武器に、顧問紹介業界で横行している極端な顧問料のピンハネを撲滅を推進し、「顧問料の中間マージンをゼロ」をコンセプトに業界で唯一、適正価格で顧問紹介サービスを提供している。

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