本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「ひとたび、明日から給料以上の働きをすると心に決めたら、人生に奇跡が起こり始めます。
現在、何で生計を立てているか、仕事のいかんにかかわらず、毎日給料以上の働きをすれば、生活はすぐさま向上しはじめます。
費用は全く掛からないのに効果は抜群で、このルールに従えば、人生は永久に変わります。」
<オグ・マンディーノ>
「成長曲線」を描き続けるユニコーン企業を率いる起業家ならば、「インセンティブ」の重要さを理解し、社内外の協力者が行動を起こしたくなる魅力的な「オプション」を用意することです。
なぜなら、優秀なビジネスマンとって、自己の利益があることは、行動を左右する大きな動機の1つとなり、正しいインセンティブ =「誘引」を提示するこで、会社の成長に役立つ積極的な行動へと私欲を「正当な目的」に振り向けることができるからです。
卓越した技術力を持ち将来性が明るいスタートアップであっても、小さなベンチャー企業の創業当初のフェイズだと、知名度が低く、高額な給料を支払うのが難しいため、即戦力となるハイスキルな人材の確保が難しいことが難しいという課題があります。
そのような際でも株式上場を目指しているのであれば、幹部社員に対して「ストックオプション」を付与することで、資金が潤沢でない新規事業の立ち上げ時でも優秀な社員を確保することにも可能になり、従業員のモチベーションの向上を図ることにも繫がります。
正社員でない人脈を豊富に持つ外部の「営業顧問」に大手企業の役員クラスとの商談やプレゼンの機会を設定して欲しい場合には、月額顧問料を支払い「三顧之礼」で迎えることが理想的です。
ただし、アポイント報酬や成約時の売上インセンティブを確約することで、「リファーラル紹介」で営業サポートをしてくれる方もいます。
つまり、社会や貢献することに重きを置いて支援活動を引き受け、若き起業家の成長が自らの成功だと考えるコントリビュート精神=「貢献マインド」に溢れる、プロ顧問の方々が確かに存在しているということです。
アップル社は、長く赤字が続いていた1997年に共同創立者の1人でありながら、同社の経営から離れていたスティーブ・ジョブズを復帰させる交渉時に、役員報酬はわずか「年間1ドル」でした。
ですが、1000万株のストックオプションが付与され、更に新しいジェット機も提供しジョブスを再び、社長に招聘する英断を下したのです。
この報酬制度こそが、アップル社のその後のV字回復と業績好転の大きな「成長エンジン」となり、現在まで続くビジネスの飛躍に重大な意味を持ち、密接に関係していると言われているのです。
プロ人材を惹きつける魅力的なインセンティブを用意してますか?
<本田季伸>