本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「良い進言から、君主の深い思慮が生まれるのではなく、君主の深い思慮から、良い進言が生まれるのである。」
<ニッコロ・マキャベリ>
経営者として事業の成功確率を高めるためには、自身の選択で「舵を切った」という自覚を持ち、どんな結果が出たとしても他人の責任に転嫁することなく納得のいく意思決定ができるように、「意思決定の質」を磨き、「物事の本質」を見極めることです。
なぜなら、社長が社運を賭けるような難しい判断に迫られた時には、外部の顧問やコンサルタント、社内の取締役などに相談することはできますが、経営課題の詳細部分まで打ち明けることは殆どなく、最終的に「経営者の責任」で「決断」を下す必要があるからです。
経営者の日常的な意思決定と、大事な局面での決断が正しければ、会社は永続的に発展すると明言できますが、先見性に乏しく時代の流れを読み取れず、方向性を誤まると会社は衰退してしまうのです。
それゆえ、経営者は俯瞰的な視点と大局的な視点を併せ持つことで、物事の良否を判断し、その判断をベースに物事を「最終決断」するところから、現況が変化し未来の会社の業績が形成されるのです。
社長の使命たる正しい意思決定をすべく判断基準を磨いてますか?
<本田季伸>