本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「人を選ぶとき、家族を大切にしている人は間違いない。仁者に敵なし。私は人を使うときには、知恵の多い人よりも、人情に厚い人を選んで採用している。」
<渋沢栄一>
中小企業やベンチャー起業家が優秀なプロ人材を獲得するためには、「採用ペルソナ」を作成し、事業の課題解決に必要な要素となる、「スキルフィット」と、企業文化に「カルチャーフィット」するかの両輪で検討することです。
なぜなら、スタートアップ企業が経営顧問を迎い入れる場合には、特定の大手企業の1社でしか経験が無く、役員として高待遇を受けていた人の場合、中小企業の経営者が抱えている課題を理解し、実行支援を行える状態になるのは、新たな環境へ順応するまでに、時間が掛かり、経験を積むことが必須要件になるからです。
これまで企業が外部のプロフェッショナル人材を活用する際には、スポットでの仕事依頼を行う際には、「スキルフィット」のみを重視する会社が多く、人脈ネットワークや技術に重きを置く際には、「カルチャーフィット」は、それほど重要視されてきませんでした。
ですが、「社外取締役」や「社外監査役」「経営コンサルタント」を迎える場合や社運を賭けるようなプロジェクトを成功させるためには、仕事を依頼する側と受ける側の双方にとって「カルチャーフィット」を意識することが大切になると言えます。
両者の仕事の進め方が考え方が異なりチームとして機能しなかったり、カルチャーフィットが合わない人材を採用してしまうと、問題発生のリスクが高まるだけでなく、幹部社員とも折り合いがつき難いことから、会社の業務活動全体のパフォーマンスが低下してしまうのです。
外部のプロ人材と言えども自社の経営理念やカルチャーに共感して貰い、共通の目標達成に向けた一体感を感じられる環境を共に作り出すことで、プロジェクト全体の進行がスムーズなものとなり、「両者の関係性」の良さに比例して結果が伴って来るものなのです。
企業文化や社風にカルチャーフィットするプロを登用してますか?
<本田季伸>