本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「人の価値とは、その人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる。」
The value of a man should be seen in what he gives and not in what he is able to receive.
<アルベルト・アインシュタイン>ユダヤ人理論物理学者
フリーランスの「プロ顧問」やユニコーン企業の「社外取締役」として積極的な顧問活動を行いたいを考えているプロフェッショナルな人は、「営業顧問」ではなくても顧問先獲得の大きな武器になる「人脈リスト」を作成することです。
なぜなら、人脈ネットワークは、元の勤務先を含めビジネスを通じて様々な会社へ貢献した度合いや人柄、「貢献マインド」にも比例しており、その人の「信頼を図るバロメーター」になるからです。
「貢献マインド」とは、クライアントや社内のメンバーにも相手が喜ぶことをして人や会社の役に立つことで、その対価として信用を頂くのだ、という考え方が土台になります。
■人脈リストが大事な理由
もちろん技術系の人や内勤で仕事をされている人の場合には、社内の人としか接点が無いというケースもあるかと思います。
しかし、KENJINSのプロフィール情報の登録に人脈の記載欄に人脈なしと記載すのは好ましくありません。
その理由としては、どのような環境に置かれていたとしても、努力次第で外部とのコネクションを作ることは可能だからです。
ですが、私自身の経験でも1回で100人から200人の名刺が集まる異業種交流会に出まくり、顔と名前が一致しない名刺交換を行い名刺の山を作りましたが、双方の「関係性の深さ」がベースになるため、このような形ですとあまり意味が無いです。
実際にその他の交流会と合わせて月間で1000枚超える枚数になったことも度々ありましたが、正直言ってこれだけでは残念ながら、深いパイプになるような人脈の構築には繋がりませんでした。
つまり、自分自身の本当の財産となるような人脈ネットワークは、「人脈が欲しい」と思い大量行動をすれば、誰しも簡単に築くことが出来るものでないということです。
他人の成果に影響を与える貢献ができるプロ人材になるためには、相応の準備と自分を磨く「自己啓発」の時間が必要だということになります。
■自己啓発とは?
マネジメントの父と呼ばれる「P.F.ドラッカー」によれば、「自己啓発」とは以下を指しています。
1、自らの意思で始める自分磨き。
2、自らの強みを活かし仕事の質を高める取り組み。(趣味とは別のもの)
3、自分の貢献が組織の成果に繋がることに焦点を合わせたもの。
4、精神的成長を促し自己実現の第一歩となるもの。
一方である20年以上の付き合いのある証券会社のOBは、既に80歳近くの年齢になっております。
30年近く毎月、5つの交流会や様々な勉強会に自己資金で参加しこれをフックに上場会社を含めて今現在も複数のベンチャー企業の「経営顧問」や「社外取締役」を兼任しています。
この方は、名刺交換に留まらず顧問報酬を要求することも無く、面識の無い中小・ベンチャー企業の経営者などから資金調達の相談を受けており、「ファイナンス支援」や「ビジネスマッチング」をすることで様々な「貢献」をし、人からの「感謝の残高」を増やしてきました。
だからこそ、80歳という年齢になった今も多くの社長から頼られ、当時支援したスタートアップの起業家が株式公開を果たすまで成長し、「プロ顧問」として知見とファイナンススキル、膨大な人脈リストを武器に顧問先へ提供可能な価値ある「引き出し」を持っているのです。
人や社会への「貢献の証」となる人脈リストを作成してますか?
<本田季伸>