本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「学校と人生の違い?学校では、レッスンを受けてから試験を受ける。
人生は、まず試験を受けて、それがレッスンとなる。」
<トム・ポデット>
製造メーカーが市場ニーズの高く、売れる商品を開発するためには、ターゲットとなる見込客が、どのような課題を抱えているのか?経営陣やトップがどのような課題を解決すべきなのか?を明確にし、「プロダクトマーケティング」のPDCAを高速で回転させることです。
なぜなら、マーケットに競合他社の製品が溢れかえり、様々な商品が飽和している時代が訪れた今、製造業を問わず、顧客の真のニーズに適合した新しいコンセプトを生み出せるかが、真の付加価値を生む「生命線」になって来たと言えるからです。
「プロダクトマーケティング」とは、主にコンシューマーを顧客にするBtoCの家電メーカーや自動車メーカー、ソフトウェア会社など、自社製品を製造する企業が、革新的な商品開発にために必要となる「ロードマップ」を元に商品を開発し、戦略的に販売促進の施策を行うことを指します。
プロダクトマーケティングに取り組む上での最重要なポイントは、「顧客の創造」をするために、商品開発とサービス開発を連動させ、ゼロから「一気通貫型」で新たな市場を開拓することにあります。
新たな製品を企画し開発するためには、新規事業の立ち上げや実際のプロジェクトの開始前に、世の中にどの程度の潜在顧客が存在しているのか調べ上げます。その後は、市場で「テスト」を受けながらその反応を開発にフィードバックすることが肝になり、その際は「顧客から学ぶ姿勢を持つ」ことが欠かせません。
顧客がその製品を必要とする明確な「理由付け」をするためには、世の中の人々の動きやトレンド、問題点や希望を研究しながら、完璧でなくても市場にリリースし、潜在顧客からのテスト結果を受けて後から猛勉強し、「アジャイル開発」でバージョンアップを歓迎する「風見鶏」になれるかが、飛躍の鍵になるのです。
高速で商品開発のPDCAを回転させる「風見鶏」になってますか?
<本田季伸>