本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「人生に挑戦するのに、年齢なんて関係ない。そもそもこの世に時間などない。それは人間が勝手に作ったものだ。
<フランク・ミュラー>時計技師、フランク・ミュラーの創業者
定年退職後に65歳を超えてから「プロ顧問」として活躍するのは、難しいのではないか?と考えている人は、「誰しも年を重ねると物覚えが悪くなり、頭の働きが鈍くなるので難易度の高い仕事は難しい」という自分自身の中の既成概念を覆すことです。
なぜなら、トロント大学のシェリル・グレディー博士によれば、人間の脳には優れた可塑性があり脳の備蓄や維持、補償が上手くできていれば70代、80代になっても人は優れた脳力を保つことが科学的に証明されているからです。
高齢になっても、考える仕事を継続することや定期的な運動を日課にすることによって、脳内にある「海馬」の神経幹細胞が活性化し細胞増殖が増強します。
つまり、脳を刺激する適度な思考の負荷を掛け続けることで、「新生ニューロン」の数が増加するため実は年齢は関係なく記憶を司る海馬が成長することが、様々な実験で判明しているそうです。
全国926の町村議会議員計約1万1千人のうち、60歳以上の割合は、76,2%に達し、年代別では60代が43,1%と最も多く、70代が31.3%、50代が14,2%と続いており、80歳以上の現職も198人が現役です。
現在の衆議議員の大臣クラスの政治家の政策を見ると政治手腕には、賛否両論ありますが、人間の脳は年齢の積み重ねによって知識や経験といった情報が記録されていくので、むしろ「知能指数」は確実に伸びていきます。
ですので、人生100年時代に突入した今、生涯現役を目指しているビジネスマンも増えています。大手企業が定めた定年と言われる65歳を超えたとしても、働く意欲があり高度な知見やスキルを持ち続ける真のプロ人材なら顧問としてバリバリ働くことが、十分に可能だと言えるのです。
年齢を問わず知見を活かせ、需要のある仕事に携わっていますか?
<本田季伸>