本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「ピンチに当面して「慌てる」ということが無かったら、飛行機の
墜落事故は半減する。度々生死の境を切り抜いてきたベテランの
隊長は、平素の訓練では若いパイロットの操縦技術には遙かに
及ばなくても、ピンチに際してその何倍もの腕前を発揮するのは、
慌てないからである。」
<源田実>日本の海軍軍人、航空自衛官、政治家
誰もが予想しなかった世界的なコロナ渦の中で、意図せずに不測の
事態に陥る可能性はどのような会社にもあります。そんな時のために
出来る施策の一つが、いつ収束するが分からないコロナリスクに備えた、
「事業コンティンジェンシープラン」を持って置くことです。
なぜなら、ビジネスで不測の事態が突発的に起きた際に大切なことは、
慌てること無く、最も強力な最初の一撃を耐え抜くことが必要ですが、
予め策定しておいた「事業コンティンジェンシープラン」があれば、
冷静沈着に「プランB」に切り替えること可能になるからです。
「事業コンティンジェンシープラン」とは、予期せぬ事態が発生し、
これまで続けてきた計画が頓挫したときに発動される次善の策で、
臨機応変に対応するための「代替プラン=プランB」となります。
コンティンジェンシー(Contingency)は、偶然性や不確実性を意味し、
コンテンジェンシープラン(Contingency Plan)は、自然災害等により、
危険な海外事業からの一時撤退や政府の要請による夜間営業の縮小など、
予期せぬリスクが発生した時の対応を定めた代替え計画のことを示します。
未曾有のコロナ禍を乗り切るためには、中小企業の経営者のみならず、
国民を守る責務を担った政治家も危機に接し、国家のリーダーが前面に立ち、
これまで培ってきた強みを活かしながら次なる施策をスピーディに決断し、
環境の変化への対応力がこれまで以上に求められているのです。
コンティンジェンシープランを策定し、次善の策を講じてますか?
<本田季伸>