起業したいと思ったら、独立・起業したい人に情熱が大事な理由?

投稿日: 作成者: KENJINS運営会社社長 カテゴリー: 運営会社社長   パーマリンク

サラリーマンを辞めて起業し、社長として会社経営をしてみたいけれど、「起業したいがアイデアが浮かばない」「自己資金はないけれど起業したい」など、起業の悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

起業したいと思ったら、実際に行動に移すかどうかは別にして、リスクを承知で起業したい理由を明確化することです。

また、自己資金が少ない場合は、自身のアイデアの可能性を証明して見せることが肝になります。

そこで、今回は、起業したいと思ったら取り組むべきポイントについて解説します。

■自分のビジネスを深く理解する
起業したいと思ったら、必ずやるべきこととしては、「どこの業界を狙うのか」、「 BtoBとBtoC どちらをやるのか」、「マネタイズ」はどのように行うのか」の3つを押さえて置くことです。

成功する起業家は、これまでに培った経験や得意分野を活かし、強みを活かせる「ビジネスモデル」を構築しています。

ビジネスモデルとは、スタートアップの起業家や大手企業の新規事業の立ち上げを問わず、新規事業開発には必要不可欠なもので、儲かる仕組みを指します。

つまり、事業の収益を生み出すための「マネタイズ」図る方法という意味合いになります。

ビジネスモデルの構築には、過去の経験や実際のチャレンジを通して見つけ出す部分もあるため、起業して簡単に身につくスキルではありませんが、まずは「事業ドメイン」を決めることが最初のステップになるでしょう。

競合他社が少なく大手企業と競合しない「ブルーオーシャン」が見つかれば理想的ですが、多くの事業は、ライバル会社との厳しい競争環境の中で戦い、勝ち抜く必要があります。

そのため、起業した最初の段階では、大きな夢を持つことが最大の原動力になりますが、1年目は特にアマゾンのジャングルに飛び込んだ気持ちで、サバイバルモードで生き延びる術をマスターすることが欠かせません。

そのような過酷な状況の中で、自分の好きなことや強みをベースに、参入障壁が高くライバルが簡単に追撃できないような「ビジネスモデル」を構築することが最大のポイントになるのです。

少なくても以下の項目について深く思考を巡らせ、自分の会社のことを知らないエンジェル投資家やアライアンス先などの第三者を味方に付けるためにも、ビジネスモデルの独自性は何で、どんな使命を持ち、社会にインパクトを与えるような貢献ができるかを説明できるようにして置きましょう。

■ビジネスモデルを構成する4つの要素
スタートアップの起業家や大手企業の新規事業の立ち上げにおいては、どのような「ブループリント」を作成できるかが鍵となります。

そのため、頭の中のアイデアを形にする作業は、起業したいと思ったら、最初に取り組むべき仕事であり最重要事項になると言っても過言ではありません。

なぜなら、可視化することで、創業メンバーの獲得に繋がったり、投資家や顧問やプロ人材などの外部の支援者からのアドバイスや実行支援に反映しやすくなり、その分「ビジネスモデル」の仮説検証のサイクルも早く進められるためです。

1、 Who(顧客は誰か)
これは凄いと思える商品を開発したり、素晴らしいと信じ切れるサービスを創り出したとしても、その商品やサービスを良いと思って、使ってくれる顧客がいなければ、その商品やサービスは、単なる自己満足になってしまいます。

そのため、ビジネスモデルを作るためには、価値を提供したい顧客を明確にし、ターゲット顧客を明確にすることが不可欠です。

大手企業と言えども、世界のありとあらゆる人を対象にし、全て人を満足を提供できる会社はこの世に存在していません。それゆえ、特定の人に一番得意なことを提供し、満足を得られる商品やサービスを提供することは可能なのです。

2、What(顧客に何を提供するのか)
次にWhoで設定した顧客に対して、どのような価値を提供するのかを考えます。その際、顧客の立場に立って、どのような価値をターゲットに提供することができるのか考えることが重要です。

対象とする顧客を明確にすることで事業の成功確率が高まります。なぜなら、対象とする顧客をはっきりさせれば何をやるべきで、何をやるべきでないのか、何をどのように行うべきかが、浮き彫りになるからです。

3、How(どのように価値を提供するのか)
Whatで設定した価値を、どのように顧客に提供するかを検討します。商品やサービスの多様化が進む現代では、「顧客価値」を意識したマーケティングを展開することが欠かせません。

「顧客価値」とは、「この商品、サービスのためにはこれだけの金額を払ってもよい」と顧客が認めた価値です。その上でどのようにターゲットとなる顧客へ価値を届けるか、手段や方法を考えていきます。

4、Why(なぜ利益が生まれるのか)
顧客、提供価値、提供方法を考えたら、ビジネスの中でどのように利益につなげるかまで考えることが必要です。
なぜなら、ターゲットや価値、提供方法を考えても、それが収益につながらなければビジネスモデルとしては不完全だからです。

「商品やサービスに自信はあるが売り上げが伸びない」という場合は、顧客価値に対する意識が薄い可能性があります。「顧客価値」は以下の「公式」によって算定できます。

顧客価値=(顧客が企業から受け取る価値(A)-顧客が支払うコスト(B))×全プロダクト

顧客は企業の個別の商品やプロダクト自体に加えて、様々な「要素」についても企業から受け取っています。そのため、考えた価値や方法で、なぜ収益に繋がるのか、どんな価値を提供することでどう収益になるのか「マネタイズ」のできる理由を明確にすることが重要になります。

■PESTで環境分析を入念に行う重要性
社会は流動的でさまざまなビジネスが展開され、常に人々の課題やニーズは変化しています。

フィリップコトラーは、「調査せずに市場参入を試みるのは、目が見えないまま市場参入するようなものだ」と述べ、環境分析の重要性を説いています。例えば、テクノロジーの進歩によって、一昔前では実現できなかったことができるようになる場合もあるでしょう。

PEST分析(ペスト分析)とは、「P:Politics(政治的)」「E:Economy(経済的)」「S:Society(社会的)」「T:Technology(技術的)」4つの頭文字を取った造語です。

PESTには、無数の外部環境要因があり、中にはどの分類に属するのか迷うものもありますが、目的は正確なPESTの分類ではありません。自社に影響を与える重要な要因を認識し、ビジネスモデルを昇華させることが目的になります。

起業するには?と考えた場合、取り扱う商品やサービスをいかに世に出していくかに意識が向かってしまうことも多いです。

しかし、そういった意識で起業の準備を進めてしまうと、商品やサービスが時代の要請にマッチしておらず、当初描いた予測が外れてしまい、売上が上がらない事態になってしまう可能性もあります。

起業したいと思ったら、「世の中がどのような方向に進もうとしているのか」をしっかりとPEST分析し、時代の流れにあった形でビジネスモデル構築するが欠かせません。

まず、自分なりに世の中の流れを理解し、「リーンスタートアップ」に取り組み、商品やサービスのプロトタイプを作って顧客の反応を確かめてから、本格的にビジネスを展開する形で始めるのがよいでしょう。

■リーンスタートアップとMVP実践する
リーンスタートアップとは、最も短い時間で効率的に造るために、低コストかつ短期間で作成した最低限の機能で、サービスや製品を開発し、顧客の反応を見ながらシステムをバージョンアップすることです。

そして、短期間で業界にイノベーション起こし大きな成長をとげていく「改善」方式のマネジメント手法になります。

シリコンバレーを中心としたインターネット業界では、起業したいと思ったら、自己資金でまず、「MVP」を作ることが起業家になる第一歩だと言われています。

MVP(Minimum Viable Product)とは、直訳では「最小実行可能製品」となり、いわゆる試作品やプロトタイプを指します。

MVPを利用することによって、限られた時間で顧客のニーズに基づく商品やサービスを構築することができるため、無駄なコストの削減にもつながる画期的な手法として注目されています。

特にシリコンバレーのような技術や製品ニーズの変化が激しい世界では、起業のアイデアが本当に市場に受け入れられる優れたものかどうかを判断するのはほとんど不可能であり、実際に製品を市場に投入するまでは分からないことが多いです。

そのため、市場に出せる「プロトタイプ」の製品をまず市場に投入し、実際にターゲットとなる顧客に使用して貰います。

そこから得たフィードバックを製品の改良に役立てることで、確実に顧客に受け入れられる製品に改良していくというPDCA型のアプローチになります。

■小さな行動を起こす
実際に結果を出している起業家は、アクションを起こす意識が強い人が多い傾向です。一方、成功できない起業家は、最初から完璧を求め、すべての準備が整ってから動こうとします。

起業したいと思ったら、小さくてもよいので実際に行動を起こしていくことです。事業計画書の作成は、重要な準備項目ですが、いつもまでも作成に時間をとられていては前に進めません。

また、商品やサービスの準備にいつまでも時間をかけ、実行に踏み切るまでの期間が長くなる場合も多いです。事業はタイミングが命になりますので、参入する時期が遅れることで勝てるチャンスを逃してしまうことにもなりかねません。

リーンスタートアップとMVPのアプローチによって、比較的早く製品を市場に出すことができるため、早期のトラクションの獲得にも繋がり、もちろん販売による売り上げ収益の獲得時期も早めることができます。

■まとめ
起業家になるための具体的なアクションを起こすためには、自分を奮い立たせる必要があります。大きな夢を持ちビックビジネスを始めようとしても、ハードルが高くなり過ぎると失敗のリスクを恐れ、身動きが取れなくなることもあるでしょう。

起業したいと思ったら、まず言えるのは、マーケティングを前向きに学ぶことも必要です。

なぜなら、独立・起業したい人が事業に失敗する一番が営業不振で作ったモノが売れないことだからです。起業家として稼ぐということは、集客やセールスだけでなく、商品作りやフォローなどを全て自分自身で行う必要があります。

最初の一歩を踏み出し行動を起こすことで初めて事業が回転し、事業収益を生み出すことができるようになります。

起業家には、チャレンジした数に比例するように時には大きな失敗を経験し挫折しそうになることも当然あります。そのような際に重要になるのが、事業の成功の過程でどんな困難や苦労があろうとも「起業家精神」で乗り越えることです。

つまり、起業したいと思ったら、リーダーになるという志を持ち、顧客が抱えている課題を解決に導くというミッションを帯びたアントレプレナーになることを目指すことが欠かせないのです。

起業したいならばリスクを恐れず、挑戦する情熱こそが、何事にも挫けず決して折れることのない究極の「マスターキー」になると言えるのです。

■最後に
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本田季伸のプロフィール

Avatar photo 連続起業家/著者/人脈コネクター/「顧問のチカラ」アンバサダー/プライドワークス株式会社 代表取締役社長。 2013年に日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」を開設。プラットフォームを武器に顧問紹介業界で横行している顧問料のピンハネの撲滅を推進。「顧問報酬100%」「顧問料の中間マージン無し」をスローガンに、顧問紹介業界に創造的破壊を起こし、「人数無制限型」や「成果報酬型」で、「プロ顧問」紹介サービスを提供。特に「営業顧問」の太い人脈を借りた大手企業の役員クラスとの「トップダウン営業」に定評がある。

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