イノベーションが成長の鍵になる理由?イノベーションの必要性!

投稿日: 作成者: KENJINS運営会社社長 カテゴリー: 運営会社社長   パーマリンク

スタートアップの起業家ならば、イノベーションという言葉を知らない人は殆どいないと思います。

ですが、新しいアイデアを元に競争優位性の高いプロダクト開発や新規事業に取り組んでいない中小企業の社長や二代目社長の場合には、稀にどのような人もいるかと思います。

そこで今回は、あらゆる企業の発展に欠かせないイノベーションをテーマに解説します。

「企業家はイノベーションを行う。イノベーションは企業家に特有の道具である。イノベーションは富を創造する能力を資源に与える。それどころか、イノベーションが資源を創造する。

<ピーター・ドラッカー>

中小企業の社長の中には、イノベーションの推進には、研究成果や莫大な設備投資コストが掛かるので、大企業だけが取り組むものだと思っている経営者もいるかもしれません。

特に製造メーカーでも長年下請け体質に甘んじているような会社の場合、「新技術なんてそう簡単に見つかるものではない」というような悲観的な意見を言うエンジニアも相当数いるかと思います。

ですが、経営資源が不足している中小企業だからこそ、常に前向きなイノベーションを推進することは、サバイバル時代に会社の生き残りを賭け避けては通れない戦いになると言えます。

現状のビジネスモデルに甘んじて何の対策も打たないことは、戦わずしてライバルに負けることを意味します。

ですので、何世代にも渡って持続的な成長を成し遂げるためには、必要不可欠なプロジェクトになると言い切れます。

その理由としては、グローバル化により海外の製造メーカーが日本市場に参入してきているボーダレスな時代に突入した今、価格競争の波と技術革新の嵐が日本のマーケットにも一気に押し寄せて来ているからです。

しかしながら、厳しい環境の中にあっても既存の商品やサービスの「改善」に取り組みつつ、会社のリーダーたる社長が先頭に立ち、新たなイノベーションの実現に向けて弛まぬ努力と創意工夫を惜しまなければ、業界や業種を問わず、企業は存続し永続的な発展を続けることが出来るはずです。

企業を取り巻く環境が絶えず変化している昨今、単なる利益の追求だけでなく、顧客ニーズを捉えイノベーションに挑み、変化し続けることが、生き残りの絶対条件になるのです。

■イノベーションとは、そもそも何なのか?
イノベーションという言葉は、オーストリアの経済学者であるシュンペーターが、以下の5つの「イノベーションの類型」に分類したことが始まりだと言われています。

シュンペーターによれば、「生産とは利用可能な物や力を結合することである。生産をするということは、我々の利用しうる色々なな物や力を結合することである。」と述べられています。

1、新しい商品の生産
2、新しい生産方法の導入
3、新しい市場の開拓
4、原料や半製品の新しい供給源の獲得
5、新しい組織の実現

この5つの類型をみると、イノベーションは必ずしも「技術革新」だけではないことが分かります。イノベーションには、製造メーカーであれば、生産方式や製造方法も該当します。

さらに競争力の高いベンダーなどの供給源、組織などいろいろな部分でイノベーションがあり得るということになります。

ところが、シュンペーターの本が日本に紹介された際、「イノベーション=技術革新」と邦訳されました。

このため、多くの日本のビジネスマンは、「イノベーション=新技術を使った革新的で画期的な物」というように思ってしまい、誤解を与えることになってしまったのです。

スタートアップの新規事業の立ち上げと同様にイノベーションに挑めば、全てのビジネスが必ず成功する訳ではありませんが、どうすれば、現状の経営課題をブレークスルーし成功に近づくことができるかを考えることは出来るはずです。

成功確率を上げるためには、何をするべきか? また何をしてはいけないのかを考えることが必要不可欠です。

イノベーションと言うととんでもなく敷居が高いと思えがちですが、もしかすると工場で働く65歳のエンジアが以前から現状の課題を持っており、それらを打開する革新的なヒントを持っている可能性もあります。

ですので、イノベーションの種は意外と身近な場所に転がっており、それらのヒントを見つけ深堀して行けば、実はそんなに敷居が高いものでもないと気付くこともあるのです。

■ドラッカーが定義したイノベーションが起きる7つの機会
ドラッカーのマネジメントでは、新規事業の立ち上げや新商品開発に取り掛かるために必要なアクションとして、どのようにものごとを見て、どのようにアイデアを出せばよいか、どう考えればよいか、についての有益な視点が7つあります。

そのいずれもが、どう視覚を働かせればよいかに関するものです。

1、予期せぬ成功と失敗を利用する。
2、ギャップを探すこと。
3、ニーズを見つけること。
4、産業構造の変化を知ること。
5、人口構造の変化に着目すること。
6、認識の変化をとらえること。
7、新しい知識を活用すること。

企業経営者やマネージャーにとって、イノベーションを成し遂げるためには、未来について意味ある情報を集めることが既存の商品やサービスに変革を興す、第一歩になります。

すなわち「予期せぬもの」に伴う有益な情報を集めようと考えたら、プロダクトの開発者がデスクワークで考え、研究室で試行錯誤するだけでは足りません。

クライアントからの要望やクレームを活かしながら、営業の現場で起こっている出来事を体系的に収集しフィードバックする努力も必要になるのです。

■イノベーション経営に取り組む必要性!
会社の経営を取り仕切っているのは、社長になります。経営とは、会社を継続的に繁栄させることです。会社が繁栄すれば、社員もお客さんもハッピーになります。

会社を繁栄させるために、会社が提供している製品やサービスが陳腐化しないようにイノベーションに取り組むこと。これこそがイノベーション経営なのです。

ですので、イノベーションとは、要するに変革に挑むマインドや現状のシステムへの考え方、新たなプロダクトを生み出す心構えが非常に大事なものなるとも言えます。

なぜなら、自社の業界の立ち位置を理解し、5年後、10年後、このままでよいのだろうかと真面目に考えるこことがスタートになるからです。

イノベーションを実現するには、経営者自身が「現状維持でどうにかなるさ」という甘い考えを捨て去ることが絶対要件になります。ある意味、今の会社の在り方に危機感を持たなければ、何も始まらないと言えるのです。

中小企業の経営者が新しい商品を開発したり、新規事業を立ち上げサービスで成功を収めようと思ったら、まず世の中の変化を見なければなりません。

ですが、今の世の中は、コロナ渦による生活スタイル変化やリモートワークの浸透、オンライン会議の普及、IOTの進化やAI化の波など、世界は大きな変化で満ち溢れています。

中小企業の社長や新規事業を立ち上げる事業部長に必要なのは、これら世の中の変化を利用して、自らの事業を成功させていく視点です。

イノべーションを創出する鍵となる要素は、「記録すること」、「共有すること」、「反省すること」、「未来の行動にフィードバックすること」に密接に関わっています。まさに、フィードバック活動を組織的に取り組み、体系的に行っているかということです。

誰も想像もしていなかった所からから、不意にやってくることの中には、無限の「イノべーションの種」が眠っているのです。

■最後に
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本田季伸のプロフィール

Avatar photo 連続起業家/著者/人脈コネクター/「顧問のチカラ」アンバサダー/プライドワークス株式会社 代表取締役社長。 2013年に日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」を開設。プラットフォームを武器に顧問紹介業界で横行している顧問料のピンハネの撲滅を推進。「顧問報酬100%」「顧問料の中間マージン無し」をスローガンに、顧問紹介業界に創造的破壊を起こし、「人数無制限型」や「成果報酬型」で、「プロ顧問」紹介サービスを提供。特に「営業顧問」の太い人脈を借りた大手企業の役員クラスとの「トップダウン営業」に定評がある。

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