本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」をお届けします。
「財産と権力があれば、友人を多く持てるように思うかもしれません。ところが、彼らはあなたの友ではなく、あなたの財産と権力の見方なのです。
富と影響力を失えば、そそくさと姿を消してしまうでしょう。」
<ダライ・ラマ14世>
自分の人生の満足度を高めるためには、人生に生きた証を残すための「ビジネスライフホイール」を完成させることです。
そして、これまでに培った知識・経験・人脈・ノウハウなど、個人の「パーソナルキャピタル」を後世に残るよう様々な会社に「伝承」することです。
なぜなら、周囲からは華やかな成功物語の体現者であるかの様に見えたとしても、お金や権力以外の部分で「内なる光」を輝かせることはできないからです。
「ライフホイール」とは、人生を輪として表現した自己啓発のコンセプトになりますが、自分が何に価値を置き、本当はどこを目指したいのか、それを明確に理解する意味を持ちます。
保険のセールスマンとして大きな成功を収めた「ポール J. マイヤー」が提唱したものです。
ポールマイヤーは、ビジネス上の知識やスキル、自身が培った技術を、自らのファミリーが経営する40社以上のビジネスで実際に応用しました。
それらの組織がカバーする領域は、教育関連のコンピューターソフト、居住用・商業用の不動産、出版、印刷、製造、金融、保険、貿易、そして慈善事業にまで多岐に渡り、幅広い分野で活かされています。
■顧問やフリーランスの方へ
先の読めない環境において中小企業やベンチャーが持続的に成長を目指して行くためには、外部からフリーランスの顧問や副業のプロ人材を登用し新しい風を吹かせることが欠かせません。
ですが、これまで大手企業の経営のノウハウや現場の第一線で活躍してきた知見を単にアドバイスするだけでは足りません。
その理由としては、小さな規模の会社では、口頭で助言だけを受けてもそれらを実行できる体制やその仕事を担う優秀な人材が社内に揃っていないからです。
このようなことから、スタートアップの場合は特に、「背中を見て学べ」のスタイルで、顧問契約をベースに実行支援を行うことが切実に求められています。
大手企業で培ったプロ人材が長年培ってきたノウハウは、付加価値を高める無形の「コア技術」でありながらも、大企業の場合には、その道の専門家が定年退職をしたことで埋もれてしまっていることが良くあります。
大手企業であれば、大勢の社員が揃っており資金も潤沢にあるため、知見を持つ人材が辞めても気にしないケースも多いです。
ですが、スタートアップ場合、その知見や貴重な財産になりますので、技術を喉から手が出るほど欲しがる会社も沢山あるのです。
知見を最大限に評価し支援を必要とする会社に伝承してますか?
<本田季伸>