セールスレップで勝ち取ったアメリカンドリーム

投稿日: 作成者: KENJINS運営元代表 カテゴリー: 運営元社長   パーマリンク

本日は、以前、読んだ「中卒の組立工、NYの億万長者になる」という本を紹介します。

本書で語られる大根田勝美氏のストーリーは、中卒にてオリンパスの組立工からスタートした著者が、英語を猛勉強し海外駐在員となり米国で内視鏡を売りまくります。その後、学歴の問題で出世の道は無いと認識した後、数ヶ月で退社し現地で内視鏡の「セールスレップ」として独立することから全ての物語が始まります。

■大根田勝美氏のプロフィール
1937年、東京生まれ。中学卒業後、大手光学機器メーカーに組立工として就職。独学で英語を勉強し、27歳の時にニューヨーク駐在員に抜擢。内視鏡の販売営業に携わる。アメリカにおける内視鏡ビジネスの基礎を作るも、学歴が低いため出世できないことに失望して5年後に退職。その後、医療機器メーカーを起業。同時にユダヤ人パートナーと組み、ベンチャービジネスに乗り出す。医療分野の最新技術を発掘し、世に出しては売却するという手法で、“巨万の富”を築き上げる。

■セールスレップで大成功!
完全成果報酬型にてオリンパスの内視鏡のセールスレップとして驚異的な販売実績を上げます。しかし、販売実績をオリンパス駐在員が嫉妬したせいか当初10%のセールスコミッションを8%、6%とディスカウント交渉を受けてしまいます。これを理由に、当時小体な日本の内視鏡メーカー町田製作所の社長と米国に合弁会社マチダ・アメリカ・インク(マチダ社)を設立しました。

■医療ベンチャー企業の設立やエンジェル投資で躍進
ヒット商品を作るも、オリンパスとの真っ向勝負を思考しマチダ社に仁義を切り、ペンタックスと合弁で会社を設立し、マチダ社はペンタックスに売却する形を取ります。その後もペンタックスとの合弁会社を経営しながら、数社のベンチャーの創業を支援。
ブックバインダー医師の作った動脈硬化の斬新な治療機器を販売する会社「バーサフレックス」をサポートし、88年、大根田氏はベンチャーキャピタル、個人投資家などの全株式は、合計1億ドルで売却した。大根田氏はそのうち15万ドルを出資しており、約40倍にあたる600万ドルを得ます。

また、不整脈の部位を特定する装置の製造販売を手掛けるバイオセンス社へは、大根田氏は25万ドルを出資し、後にジョンソン&ジョンソンに吸収されます。大根田氏はジョンソン&ジョンソン株を38万7500株受け取り、3500万ドルの利益になったという。このケースでは140倍になります。

最後に起業した会社のVision-Sciences Inc(VSCI)は1991年の創業からCEO、Chiarmanなどを歴任。NASDAQに現在も上場している。奥様の体調不良をキッカケに2006年、68歳にして引退しました。

■まとめ
この本を通じ一番印象に残ったところは、内視鏡分野のセールスレップとスタートアップの経営者への経営コンサルで資産を作ったという点です。具体的には、知見のある医療業界で他人が立ち上げる医療器具のベンチャービジネスのサポートを二人三脚でし、その代わりに報酬を受け取るという「起業サポート」を始めたことです。これは、自らが経営に参画するのではなく、資金調達や人材集めなどで起業をサポートし、その報酬として安価で株式を受け取るスキームになります。

アメリカの起業家の多くは、自ら会社をゼロから立ち上げ、ある程度成長させることが出来ても、そこから飛躍的に事業を拡大させていくには、それぞれの段階でマネージメントに長けた人材と資金が必要になることを理解しています。そのため、アメリカではそれらが分業されていて、アイデアを持つ人がベンチャービジネスを興し、プロフェッショナル人材が事業拡大をバックアップを行い、大手企業がそれを買い取るというスキームが確立されているのです。

本書から得た最大の教訓は、「完全成果報酬型」の営業支援モデルであるセールレップで、アメリカを舞台に大成功を勝ち取った日本人がいるという事です。また、連続起業家として海外でベンチャー企業の立ち上げを行っというだけでなく、エンジェル投資家として複数の事業に参画し大きく成長させたことです。また、最適なタイミングで事業売却を行い、最終的に莫大なキャピタルゲインを掴み取りアメリカンドリームを掴んでいることです。なかでも特に感銘を受けたポイントは、自分にはない才能や特徴を持った人間とタッグを組むことで、新しい可能性の扉を開きビックビジネスを創出した点に心から感銘を受けました。

本田季伸のプロフィール

KENJINS運営元代表 連続起業家・著者・エンジェル投資家 新卒で日本食研株式会社を経て、25歳で起業。これまでに自身で複数のITベンチャーを創業する。 1997年の起業時は、新宿の高田馬場でWEB制作事業からスタート。その後、インターネット事業プロデュース会社として、日本初の事業であることにこだわり、クーポン専門サイト、地域コミュニティサイト、出前専門サイト、チケット共同購入サイトなど、数々の専門・特化型ポータルサイトを立ち上げる。 クーポンサイトの運営時にバーコードを電子化し、クーポンやチケットとして携帯電話の画面上に表示するアイデアを考案し、20件以上の特許を申請し事業化を推進。2002年に業界で初めて、「携帯チケット」のソリューションを開発。KDDIと共同で歌手の矢井田瞳のコンサートでモバイルチケット入場を実用化させ、電子チケット事業のパイオニアとして一躍注目を浴びる。 2014年プライドワークス株式会社を設立。日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」のプラットフォームを武器に、顧問紹介業界で横行している極端な顧問料のピンハネを撲滅を推進し、「顧問料の中間マージンをゼロ」をコンセプトに業界で唯一、適正価格で顧問紹介サービスを提供している。

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