本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「私は毎朝目覚めると、世界を変えるぞ、すごく楽しい一日にするぞ、とふたつの決意をする。お陰で、その日の計画が難しくなることがある。」
<E・B・ホワイト>
スタートアップ企業が革新的なビジネスモデルに挑む際には、収益モデルを作り上げ早期に「マネタイズ」することが重要だ、という一般常識的な「パラドックス」を乗り越えることです。
なぜなら、マーケティング戦略の一つとして「無料」で商品やサービスを提供する「フリーミアム」という手法があるように、バックエンド商品を販売することを前提に無料提供をフックにし、工夫次第では「後から収益を生み出す」ことも可能だからです。
「パラドックス」は、古代ギリシャからある古くからある考え方で、一見正しそうに思える理論のなかで明らかに成立しない条件を新規事業の立上げのプロセスで新たな可能性を見つけたものの、既存事業に対する「カニバリーゼーション」が生じてしまうため、受け入れがたい状態になってしまうことです。
インターネットの優位性を駆使した「ビジネスモデル」には、大手企業が「イノベーションのジレンマ」を感じている間に、「ユニコーン企業」が登場し、成功者が小さな市場だと馬鹿にしていたマーケットで、巨人にまで成長することがあります。
あらゆる企業にとって飛躍的な成長を遂げる最大のカギは、イノベーションを起こすことにありますが、変革期の最中では既存プロダクトに改良を加える「持続的イノベーション」と、「創造的破壊」の二つの側面を同時に実現する矛盾に対峙する「逆理」の決意が必要になるのです。
パラドックスの壁を乗り越えカニバリゼーションに挑んでますか?
<本田季伸>