本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「思慮深く責任感のある小さな集団が世界を変えられることを疑ってはならない。
実際、世界を変えてきたのは、そうした人たちだけなのだから。」
<マーガレット・ミード>文化人類学者
少ない経営資源の中で優れたプロダクトやサービスを作り上げるには、インターネットを活用し、「コミュニティ」を築く「価値」の高い、「熱狂商品」を開発し、参画できる環境を外部に提供することです。
なぜなら、カレーで有名な飲食店であれば、その「秘伝のレシピ」は、「門外不出」で部外者には見せず外に持ち出すことはご法度にするのが普通ですが、「オープンソース」にして逆にレシピを公開することで、天才料理人がそのレシピを活用して自身の腕前を披露することを目指し、「新商品開発プロジェクト」に参画してくる可能性が高まるからです。
本来、「オープンソース」コミュニティとは、開発元がソースコードを誰でも使えるように公開し、それを活用したいハイスキルな開発者が集い、機能改善や情報交換などを行うことを主な目的としています。
ですが、この取り組みはシステム開発の分野だけに限定したスキームだけで無く様々な業界における「新規事業立上げ」や「新商品開発」、「既存サービスの改善」にも応用することが可能な考え方になります。
トップレベルのタレント人材を惹き付けるために高額な報酬を用意し、正社員にこだわり、有名な転職サイトへ採用広告を掲載するだけでは、「即戦力人材」を確保することが難しい状態にあると言えます。
一方では、世界的にフリーランスや副業人材が増えている今、業界にイノベーションを生み出す新たな商品開発や新規事業立上げなど、魅力的なプロジェクトならば、反対に外部から超優秀なプロ人材を獲得することが可能な「オープンイノベーション」の時代へと急速に変化しているのです。
コミュニティに参画する価値のある熱狂商品を作り上げてますか?
<本田季伸>