賢人たちに「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「一方はこれで十分だと考えるが、もう一方はまだ足りないかもしれないと考える。そうした言わば、紙一枚の差が、大きな成果の違いを生む。」
<松下幸之助>パナソニック創業者
起業家が大きなビジネスを成し遂げるために必要なことは、結果がある所には、必ずその結果に応じた原因があるという、「バタフライエフェクト」の法則を理解することです。
なぜなら、ビジネスとは再現性の発明ゲームだと言われるほど、起業家やスタートアップが創出する真の価値は、「再現性」のある「仕組み」を作れるかどうかで決まると断言できるからです。
アントプレナーとして成功を勝ち取った人の大きな特徴として、事業の施策において何らかの失敗や成功を経験するごとに必ず、原因を追求する習慣があることが挙げられます。
失敗することが少なくなれば、自然と成功する形になりますが、その原因追求を徹底して行うことで、次の仕事でも成功する確率を劇的に高めることが可能になります。
ですが、反対に新規事業を立ち上げてもいつも上手く行かない起業家の場合には、それらの元凶となる根本的な悪い原因が今までと何も変わらない限り、何度チャレンジしても同じ結果を引き起こす要素が高くなると言えます。
■バタフライエフェクトとは?
バタフライエフェクトとは、力学系の状態にほんの僅かな変化を与えると、その転換点となる小さな出来事による変化が無かった場合とは、その後に与える状態が大きく異なってしまうという現象を指します。
ビジネスにおける因果関係の把握は、スタートアップの事業の飛躍の「回帰分析」にも繋がると同時に、問題解決のシーンやビジネスモデルのピポッドの決断が必要な際にも影響を及ぼす、極めて重要な「思考技術」になるのです。
バタフライエフェクトの法則を知り、因果関係を把握してますか?
<本田季伸>