本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「逆境の際の最大の慰めは、思いやりのある心に出会うことだ。」
<メナンドロス>
起業家として独立することを決意しベンチャーを創業する際には、最初に新規事業立上げを応援して貰える強力な「サポーター」を集めるために人脈の棚卸を行うことです。
なぜなら、「10人の法則」があるように起業家が到達することができるステージは、日常的に付き合ってる人間がどのような人物で、どんな人達と仕事をしたり、誰と深く関係性を持っているどうかでほぼ決まるといっても過言ではないからです。
「10人の法則」とは、その年にお世話になった「恩人10名」を選び、「1年以内に感謝の想いを伝える」すると、幸せと成功を手に入れられるという法則です。
起業家を志す場合には、ビジネスの支援者といかにして出会い、一人ひとりと相互支援の関係を構築し、その絆を大切にしているかどうかで、今後の「運命」が決まってきます。
「シックス・ディグリーズ理論」によれば、6人を介する繋がりは、均一なものではなく、強いつながりを持った人が点在しているとされています。
要するにキーパーソンが何人かいて、1つの業界と別の業界のような大きな隔たりをつなぐ役割を担っています。
「運命」というものは「人が運んでくるもの」と言われている様にキーパーソンとの出会いが起業家のブレイクスルーの大きな鍵になるということです。
「Sansan」の研究開発部門、「冬眠人脈」による経済損失規模を推計した結果、日本企業における名刺1枚の価値を売上金額に換算すると約74万円に相当するそうです。
一方で、約61%が「冬眠人脈」となっており、1企業あたりの経済機会損失は、年間約120億円になる推計が算出されました。
このような事実からも「人脈の棚卸」が必要だと言えるのです。
【人脈作りの9つの極意】
1、打算を捨てて付き合える。
(損得を抜きにして人に協力できるか?)
2、即効性を求めない。
(知り合った人物に、すぐに何かを期待していないか?)
3、得るより前に与える。
(まず、何かを与えるように心がけているか?)
4、縁を大切にしている。
(知り合った人物に、自分から連絡を取っているか?)
5、相手を思いやる。
(相手の立場や気持ちを尊重しているか?)
6、柔軟性を持っている。
(苦手な人とでも付き合いを継続できるか?)
7、積極的な人生を過ごしている。
(人生に対してプラス思考になっているか?)
8、個性的である。
(他の人と違う考え方や魅力を持っているか?)
9、夢がある。
(人生の夢を具体的に語れるか?)
人脈の棚卸を行いつつ、運命の人との出会いを大事にしてますか?
<本田季伸>