本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「事業において最も大切なことは、他社とは違う独特の方法で、顧客や社会のニーズを満たすことです。ニーズを満たすことから利益が生まれます。利益が先にあって、その後にニーズがあるのではありません。」
<マイケル・ポーター>
ユニコーン企業を目指す起業家ならば、競合他社を調査した上で、サービスを企画しプロダクトを開発する最初の段階から想定顧客への売りになるケタ違いな「価値提案」を一つだけでも入れることです。
なぜなら、例えベータ版であっても競合他社のオファーと比べて自社のオファーがどれだけ差別化されているかで利用するかを判断されるため、プロダクトの方向性を指し示すコンセプトの原案になるからです。
中途半端な状態でメディアに取り上げられると想定外の評価を受けたり、ローンチ時の顧客が抱いたイメージが第一印象として定着してしまい、後からこれを覆すのは容易ではありません。
「価値提案」とは、ビジネスモデル全体を通してターゲット顧客に対して価値をもたらす、プロダクトとサービスの組合せの全体像を表すものです。
プロダクトオーナーや発案者が強く信じる「価値提案」をまずは言語化し、ユーザーが価値を感じられる利用可能な最小限の形として「MVP」の形を作り上げることが大事になります。
顕在化している課題を解決し、ユーザーの欲しいモノやコト「Wants」を提供することがサービスやプロダクト提供のスタートになるのです。
価値提案を軸に持続可能な競争上のポジションを構築してますか?
<本田季伸>