本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「大きな会社と同じことをやったのでは、我々はかなわない。しかし、技術の隙間はいくらでもある。我々は大会社ではできないことをやり、技術の力でもって祖国復興に役立てよう。」
<井深大>ソニー共同創業者
大が小に勝つためには、大手企業が取り組みたいが既存事業のしがらみから挑むことが難しい「イノベーションのジレンマ」を見つけ出し、ニッチな場所をスピーディに攻略することです。
なぜなら、経営資源が乏しいスタートアップ企業が大手企業と同じ同じ土俵で真っ向勝負することは、賢明な選択ではないですが、顧客が求めている満たされていないニーズがあり、今後の成長が見込めるなら、その隙間を埋める独占的なプロダクトを生み出せる可能性があるからです。
「イノベーションのジレンマ」とは、技術革新が既存技術を打ち破る現象を指しますが、大手企業は既存顧客のニーズに対して市場規模を鑑みながら何とか応えようとし過ぎるあまり、関連する技術以外には興味を持ちにくい「視野狭窄」に陥るケースが多方面であります。
優良企業と大手顧客が見向きもしなかった「まだ見えない市場」で小さな革命が行ったことで、知らぬ間に業界の勢力構造もがひっくり返されてしまうのが、「イノベーションのジレンマ」の仕組みです。
スタートアップの起業家にとっては、時代の変化やユーザーニーズの変化を先読みし、既存事業の枠組みに囚われない新しい枠組みを作り、小規模の範囲内でトライアンドエラーを繰り返すアジャイル型組織が、「破壊的イノベーション」を創出する「打ち出の小槌」になるのです。
大手のイノベーションのジレンマを突きニッチを攻略してますか?
<本田季伸>