顧問委員会とは?顧問のアドバイザリー・ボードの役割と価値

投稿日: 作成者: KENJINS運営会社社長 カテゴリー: 運営会社社長   パーマリンク

人・モノ・金が不足している中小企業が大手企業に勝つには、正面から突破を狙うではなく、ニッチな分野に絞り込み奇襲攻撃を行うことです。

大手企業に比べて、資本が乏しい小さい会社が売り上げを伸ばすのは、そう簡単ではありません。

そこで、スタートアップ企業の起業家が業績を伸ばす施策になるのが、複数のプロ人材で構成された「顧問委員会」を構築することです。

そこで今回は、顧問委員会とは何か、顧問のアドバイザリー・ボードの役割と価値ついて解説します。

■顧問委員会とは?
顧問委員会とは、経営課題を抱えている社長が、社内で最適な人材が不足している場合に、複数の顧問の持つ知識や経験、人脈を持つプロ人材に対して相談できる体制を指します。

専門家の知見を課題解決に活用する目的で、実行支援を受けるために1人ではなく、複数の顧問と「アドバイザリー・ボード」を作り上げます。

「アドバイザリー・ボード」とは、経営陣とミーティングの場を設け、経営戦略を中心としたビジネス展開や、組織運営・人材育成のあり方など、さまざまな観点で意見交換を行い、アドバイスを受けることを指します。

ビジネスの有識者をアドバイザリー・ボードのメンバーに迎え、様々な分野の有識者を迎え、より的確なアドバイスを経営に活かして行くことが可能になります。

■顧問委員会によるアドバイザリー・ボードを形成する価値
中小企業が大手企業に、真正面から立ち向かってもなかなか勝つのは難しいのもです。

そこで中小企業が大手企業に勝つためには、自社の強みを活かしたポジションングを構築し、大手企業がカバー出来ていない空白の領域や弱点を突き、奇襲攻撃をすることがポイントになります。

それらを実現するために、「顧問委員会」を立ち上げ、大手企業出身の複数の「プロ顧問」で形成されるアドバイザリー・ボードを構築することは、起業家にとって有益なアドバイスや外部の立場から客観的な意見をくれるため、大きな武器になります。

また、顧問を招き入れることでベンチャー企業や中小企業の社会的な信用を高め、イメージアップにも非常に効果的です。

また、会社概要にアドバイザリー・ボードに列する「プロ顧問」の名前を掲載するだけで、会社自体の魅力を高め、それなりに事業が成功している度合いを訴求し、安定度をアピールすることにも繋がります。

■顧問委員会に相応しいメンバーとは?
複数の顧問から形成される「顧問委員会」を作り上げ、顧問団を持つことに抵抗がある起業家の場合には、誰か一人でも構いませんので師匠と呼べる外部の味方を見つけることです。

人として尊敬でき、あなたの肩越しに常に見守ってくれ、ビジネスを正しい方向性に導いてくれる人が欲しいのであれば、経営の師匠となり生き方の見本となるような外部の支援者を1人見つけることが肝要です。

私の大好きな映画「スターウォーズ」の世界にも登場しますが、主人公である「ルークスカイウォーカー」には、人生の師匠となる「オビワンケノービ」やメンターとなる「ヨーダ」がいました。

彼らが銀河で悪を倒し平和をもたらすために、未熟なルークにホースというビジョンを与えました、

戦士としてのスキルを授け、世の中を救うミッションを成し遂げるために、全身全霊で師匠やメンターが命を駆けて様々な知見を伝承し、成長のサポートをしたのです。そのお陰で圧倒的に不利な状況を逆転し、連合軍は最終的に勝利を勝ち取ったのです。

■顧問委員会に入るプロ人材の見つけ方
本当の師匠となる顧問を見つけることは、恋人を見つけることにも似ています。

自然の出会いを求めても素晴らしい相手と出会うチャンスは非常に少なく、多くの人はたまたま偶然知り合った人と付き合うというケースが多いかと思います。

一般的に顧問となる人は、起業家よりも年長者でビジネス経験や会社の事業を成長させた経験も豊かです。

若い起業家が師匠となる顧問と同じ経験を積み上げようとすれば、何年もの時間と労力を浪費します。

また、新規事業の立ち上げでは、市場調査が欠かせませんが、ベンチャー企業の場合、市場調査会社に多額の費用を支払うことは厳しいという現実があります。

そんな際に投資を決定する前段階で、事前に業界の経験のある数名の顧問に対してインタビューを行い、忌憚のない意見を伺うことが出来たことで、新たにマーケットへ新規参入しないで済み、計り知れない損失を避けることが出来たという事例も多々あります。

■顧問委員会の顧問が担うメンターとして役割
メンターとは、良き助言者、指導者、アドバイザー、相談相手、という意味であり、コンサルティングやコーチングなどのコミュニケーションを通して、自律的かつ自発的な人材育成を行い、精神的に支える存在となる人です。

更に仕事やビジネス及び私生活においても正しい考え方やより良き方向性を指し示す「お手本」となり、起業家や経営者の味方になってくれる人を指しています。

アメリカではメンターシップと呼ばれ、古くから、子どもの人格形成や、大学などの教育機関、企業での人材育成プログラムなどに広く使用されている概念になっています。

会社経営という長い旅路の中で、優れたメンターとの出会いは、かけがえのない財産になります。実際にアメリカでは多くのスタートアップの起業家やベンチャー企業の経営者が、「タイガーセッション」と呼ばれる「メンタリング」を受けるそうです。

なぜ「タイガー」なのかというと、先輩経営者や経営のプロがメンターとなり、その経営者を血みどろになるまで情熱を持って「噛み付く」からです。

■社長にはメンターが必要な訳
一見厳しいように思えますが、普段、周囲に厳しいことを言ってくれる人がいない孤独な経営者だからこそ、メンターとしての「プロ顧問」を必要としているのです。

一般的にメンターや「プロ顧問」からは、以下のようなサポートが受けらます。

「メンターが担う役割」
・自分のビジネスの参考になる。
・経営や方向性で迷ったとき相談に乗る。
・成功のイメージを具体的に見せる。
・キーパーソンを紹介する。
・自分を他人に売り込む。
・有益な情報を与える。
・仕事のチャンスを与える。
・周囲からの攻撃から守る。
・自分によい影響を与える。
・仕事に対する姿勢や考え方を教える。
・仕事の楽しさを教える。
・人としての生き方を教える。

一般的にメンターや「プロ顧問」となる人の多くは、自分の携わるビジネスの先輩や経営者の方々になります。

通常、これらの人々は偶然の出会いや知り合いからの紹介などで社外から見つけてくる場合が多く、絶好のタイミングで、自社の成長に必要となるメンターに出会う機会が少ないというのが現状です。

■まとめ
スタートアップ企業の起業家や中小企業の経営者が大企業にも勝る武器が持てるとすれば、知的財産でプロテクトすること、もしくは、新規事業立ち上げにおけるスピーディな市場への参入と意思決定の速さになります。

そして、顧問委員会による「アドバイザリー・ボード」を作り上げ、有識者と経営陣とミーティングの場を設け、経営戦略を中心としたビジネス展開や、組織運営・人材育成のあり方など、さまざまな観点で意見交換を行い、アドバイスを受けることです。

日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」は、大手上場企業の役員経験者などに、スタートアップの起業家を支援する場を提供することで社会的な意義を持って事業活動を推進しています。

定年退職後にまるで燃え尽きたように無気力になってしまったビジネスマンの話を耳にします。仕事が生きることのハリになっている人は、仕事がなくなって社会から断絶されることで、自らの立ち位置が分からなくなってしまうのです。

事業ミッションとして様々な業界のフィールドで長年に渡って蓄積されてきたパーソナルキャピタルである「知識・経験・人脈」などの貴重な人的資産を眠らせることなく、その価値を起業家に伝承する場を提供します。

若きベンチャー企業の起業家や中小企業の経営者が抱えている経営課題を解決に導くために、業界初のクラウド型のマッチングシステムを提供します。

顧問やプロ人材と顧問先となるクライアント企業の経営者との出会いを実現するマッチングの機会を創出するのが、日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」が存在する理由です。

多くの知見を持った「プロ顧問」と様々な経営課題を抱えている起業家が出会うプラットフォームとなる場の提供を行うことが、これからの日本や社会にとっても大変価値のあることではないかという考えました。

そこで、インターネットをフル活用し両者のベストマッチを図ることを可能にする、今までに無い仕組みを考案しました。

フリーランスの「プロ顧問」やダブルワーカーの「副業顧問」などにも「外部人材シェアリング」として新たな活躍の場を提供しています。

■最後に
日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」は、顧問委員会に必要なメンバーを日本だけでなく海外からも「プロ顧問」を募っています。

東証一部上場会社や大手企業を経て、特定の業界や専門分野で養った圧倒的なノウハウを持つエクゼクティブシニア層を中心に「プロ顧問」として相応しいプロ人材を発掘し5000人を超えるエキスパートが集結しています。

事業目的として、日本を元気にし社会の発展に役立つビジネスに果敢に挑戦する熱い「志」を持った起業家が率いる中小企業・ベンチャー企業へ「プロ顧問」を適正価格で紹介します。

更にスタートアップ企業の起業家の課題解決に帆走するエージェントとして、両者がWIN WINの関係を構築できるように、コーディネートしています。

その上で「プロ顧問」が企業に関わる姿勢として大事なことは、単にビジネスの課題を解決に導く顧問としての位置付けではなく、起業家を精神的にも支える「メンター」としての役割を担って貰うことです。

日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」を通じ、今まで得られなかった「チャンス」を創出できる出会いの場を構築し価値提供をし続けます。

プロフェッショナル人材の方々と伴に、日本の未来を担う、中小企業の経営者やベンチャー起業家の方々の発展に少しでも寄与し、社会貢献していくことを今後のライフワークにしていきたいと考えています。

「顧問委員会」を作り上げるために必要な顧問の「アドバイザリー・ボード」の構築なら「顧問報酬100%」で「中間マージン無し」でダントツの費用対効果を保証するKENJINSに、是非、一度ご相談ください。

【無料お試し】が可能ですので、まずは会社アカウントを登録し、是非、どのような顧問がいるか選定をしてみてください。

【人数無制限】顧問委員会のメンバーとなるプロ人材のアサインと言えば、KENJINS
https://kenjins.jp/lp/subscription/

本田季伸のプロフィール

Avatar photo 連続起業家/著者/人脈コネクター/「顧問のチカラ」アンバサダー/プライドワークス株式会社 代表取締役社長。 2013年に日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」を開設。プラットフォームを武器に顧問紹介業界で横行している顧問料のピンハネの撲滅を推進。「顧問報酬100%」「顧問料の中間マージン無し」をスローガンに、顧問紹介業界に創造的破壊を起こし、「人数無制限型」や「成果報酬型」で、「プロ顧問」紹介サービスを提供。特に「営業顧問」の太い人脈を借りた大手企業の役員クラスとの「トップダウン営業」に定評がある。

経営者・採用担当者の皆様へ 日本最大級の顧問契約マッチングサイトのKENJINSでは、年収700万年収1500万クラスのハイクラス人材を、正社員採用よりも低価格で活用可能です。顧問のチカラで圧倒的な成果をコミットします。

この記事にコメントする


この記事の関連記事

パラドックスの壁を乗り越えカニバリゼーションに挑んでますか?

本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。 「私は毎朝目覚めると、世界を変えるぞ、すごく楽しい一日にするぞ、とふたつの決意をする。お陰で、その日の計画が難しくなることがある。」 <E・B・ホワイト> スタートアップ企業が革新的なビジネスモデルに挑む際には、収益モデ...[続きを読む]

人脈の棚卸を行いつつ、運命の人との出会いを大事にしてますか?

本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。 「逆境の際の最大の慰めは、思いやりのある心に出会うことだ。」 <メナンドロス> 起業家として独立することを決意しベンチャーを創業する際には、最初に新規事業立上げを応援して貰える強力な「サポーター」を集めるために人脈の棚卸...[続きを読む]

パーセプション・マップとは?顧客ニーズや認識を確認する必要性

マーケティング戦略を練り上げポジショニングを実践する際には、開発した商品、あるいはこれから開発する商品の優れた点やアピールポイントをただ列挙するだけでは不十分です。 顧客がとくに重視するポイントとして最終的な購買動機となるものを、二つ程度にまで絞り込み、より直接的に訴求できるよ...[続きを読む]

CTOや技術顧問を組織外から見つけ、挑戦に参画させてますか?

本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。 「社外のプロと社内のプロの妥協のないぶつかり合いから、新しい価値が生まれる。」 <日覺昭廣>東レ社長 テクノロジーを武器にしたスタートアップを創出するためには、「仕様書」が無くても「アジャイル開発」で開発プロジェクトを推...[続きを読む]

困難を克服し何かを得るために、どんな経営判断をしてますか?

本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。 「万策尽きたと思うな!自ら断崖絶壁の淵にたて。その時はじめて新たなる風は必ず吹く。」 パナソニック創業者<松下幸之助> 絶対絶命のピンチに置かれた時、最も効率の良い方法や集中すべきポイントを発見し、その能力が急激な進化を...[続きを読む]