本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「上役から頼まれた仕事は断るな!「余分な仕事」を受けた部下は、自分にはもっと仕事ができると考えているから引き受けることができるのだ。そしてこのような部下こそが、いずれ出世するのである。」
<ダビッド・J・シュワルツ>
「下剋上」を果たした人物と言えば、誰をイメージしますか?
恐らく農民から立身出世し、「天下人」になった「豊臣秀吉」を思い浮かべる人が沢山いるでしょう。
下剋上とは、下の者が上の者に打ち勝って権力を手中にすること。家臣が主家を滅ぼして守護大名や戦国大名になっていった乱世の社会風潮という意味合いになります。
このような乱世の世の中においては「パーソナルキャピタル」をいかに積み上げ、常に磨き上げることが欠かせません。
なぜなら、企業において年功序列制度を撤廃する動きに拍車が掛かり、50歳で役職定年を導入する大手企業が日増しに増えている現代社会では、この「下剋上」時代に突入したと言っても過言ではないからです。
パーソナルキャピタルとは、知識、経験、人脈、スキル、ノウハウ、ブランドなど、個人のプロ人材に紐づく「知的資産」を指します。
大手企業ですら定年まで面倒を見てくれる保証も無く、数千万もの高額な退職金を大盤振る舞いで払ってくれる会社は、資金を潤沢に持つ優良企業でもかなり厳しいと言えるが現実的です。
だから、サラリーマンとしての人生設計を見直し、会社から貰える給料やボーナスだけに期待することなく、現在の会社に報酬以上の貢献をしながらプロ人材として「パラレルワーカー」になったり、アントレプレナーとして生きるための準備が必要になっています。
戦国時代にも匹敵するようなサバイバル環境を生き抜くためには、自らと顧客を助ける武器となる、「パーソナルキャピタル」で武装し向上に努めていれば、下校上時代の中で自分が望んでいる方向にいつでも舵を切り、未来を選択することが可能になるのです。
下剋上時代を生き抜くパーソナルキャピタルを磨いていますか?
<本田季伸>