本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「自分の視線だけで世の中を眺めるのでなく、上の人の目線になって想像する場面もあれば、下の人の視線で考える場合もある。寛容性や他人への共感がないとビジネスの現場は回っていかない。」
<レイクロック>マクドナルド創業者
■副業のプロ人材や副業セールスにも起業家への共感が必要な理由?
外部から優秀な人材を獲得するためには、企業の経営ビジョンとして目指していることや、経営者人柄やストーリーをしっかりと伝えることで、「この会社、そしてこの経営者と一緒に仕事がしたい」という熱い想いを喚起することです。
なぜなら、外部人材は報酬を目当にして仕事を選ぶと思われがちですが、必ずしも報酬を得ることだけが目的ではなく、仕事のやりがいや社会貢献、新しい知識や経験を積みたいなどの点を重視することも多いからです。
求人を訴求する際には、創業の物語や共感を抱かせる開発秘話を語り、現状抱えている経営課題についても隠さずしっかりと伝えることで、外部人材自身が関われる箇所が明確になり、当事者意識と熱意を持ってプロジェクトの支援に貢献して貰いやすくなのです。
<本田季伸>
■『能力&条件』+『共感・信頼関係・人柄による』マッチングのために
共感力とは、自分の視点ではなく、相手の視点に立って、相手の考え方や感情を理解することができる力のことです。また、相手の感情を理解するために、非言語的理解をすることができる力を指します。
相手を大切にするという気持ちが根底にあると、信頼が得られやすく、オープンに理解し合うことが容易になります。人に自分を理解してもらい、思いやりのある態度を示して貰った嬉しさは誰もが経験しています。
共感力は人間関係の鍵ともいえます。キプロス ニコシア大学の准教授Theano V. Kalavanaによれば、優れたリーダーは、感情の共感と認知の共感の2つの違いを理解し、それぞれが持つ威力をいかに利用するかを心得ている、と言います。
そして、優秀なリーダーほど「感情」の共感よりも、「認知」の共感により重きを置くというのです。
■起業家やスタートアップへの共感が成果に影響する訳
1、事業者の目指している将来ビジョンや課題の共有
会社の理念やビジョンや将来のありたい姿など、企業の将来イメージを外部人材と擦り合わせていくことで、外部人材からの「共感」を引き出し、ミスマッチを減らすことに繋がります。
また、業界全体が抱えている現在の課題や自社で解決したい社会の課題などを伝えるのも有効です。その理由としては、事業者が抱えている課題を可能な限り隠さず伝えることで、プロ顧問や副業顧問など外部人材自身の活躍イメージが明確化されからです。
2、期待値や業務推進方法のすり合わせ
依頼をする事業者側がプロ顧問や技術顧問、営業顧問、副業顧問や副業セールスに対して、どのようなことを望むのか、どんな成果を期待しているのかを明確に伝えることがミスマッチの解消に繋がります。
また、プロ顧問や副業顧問の人材側にも取り組むべき業務内容が実現可能かどうかについてはもちろんのこと、フルタイム勤務ではないからこそ、関われる頻度や進捗報告の方法や手段(対面/電話/Web会議など)についても事前の面談時もしくは、キックオフミーティングで確認していくことが必要になります。
3、経営者・担当者など一緒に働く人の人柄
「この人と一緒に働きたい」という想いを正社員だけでなく、プロ顧問や副業顧問などの外部人材にも持って貰うことで、その会社を応援したいという応募動機やエントリーの数、モチベーションが劇的に高まります。
また、企業経営者が直接面談などを行う際、創業者であれば創業のきっかけのストーリーや、プロダクトの開発秘話、事業ミッションを熱く語り、担当者であれば入社のきっかけを伝えることも非常に効果的な取り組みになります。
■まとめ
プロフェッショナル人材獲得競争のマーケットは、これまでの雇用意向を持つ正社員人材に限られた転職市場から、フリーランスの「プロ顧問」やパラレルワーカーの「副業顧問」など、業務委託契約による外部人材のマーケットへと拡がっています。
また、従来の「顧問紹介」や「顧問派遣」会社の常識を打ち破り、創造的破壊を実現した、日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」のようなプロ顧問をリーズナブルな費用で活用できる「外部人材シェアリング」プラットフォームも登場しました。
現在、日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」を筆頭に「フリーランス紹介」「フリーランス派遣」「副業顧問」紹介のエージェントという新たな人材獲得手法も多様化しています。
新たな人材獲得競争に乗り遅れることなく、営業顧問や技術顧問など、多様で優秀な人材とスムーズな顧問契約を推進し、事業課題の解決や売上アップを実現して行きましょう。