本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「我々はみな真理のために闘っている。だから孤独なのだ。寂しいのだ。しかし、だから強くなれるのだ。」
イプセン(ノルウェーの劇作家、詩人)
沢山の人と会い会話するのは楽しいことですが、一流の経営者として、大きな目標を実現させたいというミッションを達成するためには、同調圧力に屈することなく、脳に孤独の時間を与えてあげることです。
なぜなら、脳の容量には限界があり、人とのコミュニケーションは、意外にも脳を酷使するため、有能で結果を出す人であれば在る程、成果を上げるために孤独という環境を意図的に作す傾向が高いからです。
孤独と聞くと寂しく悪いように思われがちですが、実は人間の本質をついたものであり、起業家として実業界を生き抜き、圧倒的な結果を出すためには、孤独でなければならない理由があるのです。
結果を出すために、孤独な環境を受け入れる覚悟はありますか?
<本田季伸>
最近は世界的に蔓延したコロナの影響で、多くの企業では「テレワーク」が浸透し、大学でも「オンライン授業」が一般的になりつつあり、1日誰とも話さずひとりで在宅勤務や勉強をしているフリーランスも増えています。
現在、会社への出社や飲み会に参加する機会が劇的に少なくなったことで、人とのコミュニケーションが減ってしまい、仕事や勉強中に孤独を感じることも多くいるかと思います。
しかし、様々な研究や論文によれば、孤独な環境にいるということは、決して悪いことばかりではないことが、脳科学的に明らかになっています。
2009年に『久留米大学心理学研究所』で発表された研究によると、孤独を肯定的に評価した大学生は、自尊感情が高く抑うつ傾向が低く、アイデンティティの確立度が高かったそうです。
「自ら孤独を選択している」という感覚があれば、むしろ強みになり、一人で何かに打ち込むことことで集中力が高まりアウトププットも増え、短期間でスキルアップに繋がる可能性があることも示唆されました。
テキサス大学心理学部教授ポール・B・パウルス氏による研究では、「直接対面する会議」で意見や情報を交換するよりも、ひとりひとりがそれぞれ個別にアイデアを考えて検討するほうが、生産性を向上させることが分かりました。
また、1966年に発表されたイヴァン・D・スタイナー氏による研究では、孤独であるほうが「独創的になれる」と発表されました。
集団で考えるよりも個人で考えるほうが、アイデアの総数も独創的なアイデアの数も多かったそうです。
心理学や行動科学を扱う学術雑誌『Motivation and Emotion』で、発表された「健康的な孤独」がもたらすメリットは、以下の通りです。
・社会的なプレッシャーから離れられる。
・自分の価値観や興味を再認識できる。
・自主性や選択力が高まる。
・心理的に健康になる。
経営者は自分自身で全てを決定し、動かすことができる立場にありますが、金銭的なことや事業の今後についての不安、仕事での対人関係の悩みなど、すべての問題に自分一人で向き合っていかなくてはなりません。
つまり、成功する経営者には、責任の全てを分け合える人がいないのです。
それは言い方を変えれば、誰よりも自由を謳歌しているということです。
自由である人は、何ものに縛られず自分で全てを決断し行動を起こします。それはまさしく、孤独であるということです。
その孤独こそが経営者を奮い立たせ、前へと進ませる強力な原動力になっているのです。
■最後に
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