起業アイデアとは?起業家の魂とも言えるシーズ=種が大事な訳

投稿日: 作成者: KENJINS運営会社社長 カテゴリー: 運営会社社長   パーマリンク

起業家として会社を起こし新規ビジネスを成功させるためには、収益につながる起業アイデアを考える必要があります。『アイデアのつくり方』によると、「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」と言われています。

しかし、革新的な起業アイデアは、そう単に思いつくものではないため、この工程でつまずく人は珍しくありません。

そこで、今回は、起業アイデアとは?起業家の魂とも言えるシーズ=種が大事な訳について解説します。

「ほとんどの人は、もうこれ以上アイデアを考えるのは不可能だという所まで行きつき、そこでやる気をな無くしてしまう。私に言わせれば、いよいよこれからだというのに。」

<トーマス・エジソン>

■起業アイデアとは?
起業アイデアとは、独自のビジネスモデルの起源となる「シーズ=種」のことを指します。ビジネスプランを策定する上で起業家が持つ最初の段階の事業企画の原案となるものを指します。

起業アイデアをコアに起業家によって生み出された新しい商品やサービスは、既存のビジネスの構造を変える可能性を持ってっています。市場を独占できるような新しい独自の商品やサービスを創出するには、シーズ志向と顧客ニーズの両面を踏まえた新規事業開発が必要となります。

なぜなら、顧客のニーズとかけ離れた商品やサービスをかいでは、売れないからです。マーケティング戦略を立てる際には、顧客の視点を大切にするのか、新しい価値観を生み出す起業家の視点を大切にするのか、どちらを選択するかによっても事業開発における戦略が異なります。

■起業家による起業アイデアの2つのタイプ

1、事業開拓型
「とにかく起業して事業を生み出したい」「何か大きな事を成し遂げたい。」といった気持ちがベースにあり、世の中の課題を見つけて、解決策を形にするシーズ志向タイプです。

シーズ志向とは、消費者がまだ自分自身で気づいていない需要に対して、自社技術やノウハウ、アイデアなどを用いて今まで市場に出回っていなかった新しい商品を提供する、生産者視点のアプローチです。

この事業開拓型タイプの起業家は一定知識があり得意なマーケットを定めて、そこで面白いものをつくるというプロセスで事業を考えていきます。シーズ志向の場合、顧客が抱えている潜在的な悩みを事前に把握し、顧客が自分ですら気づいていない課題を解決する商品を開発しなければなりません。

シーズ志向によって革新的な商品を生み出して消費者のニーズを顕在化させることで、ほか商品との差別化を図れます。この方法は大きな売り上げが望めますが、まだ明らかになっていない潜在ニーズを探し当てづらいともされているため、シーズ志向でヒット商品を作り出すことはかなり難しい可能性があります。

2、潜在ニーズ先行型
自分の過去の辛い経験や、環境を通して既に強い課題をもっていて、その問題の解決策の手段として事業をおこしたいというニーズ志向タイプです。

ニーズ志向とは、消費者が求めているものが明らかになっている需要に対して商品を提供する、消費者視点のアプローチです。例えば、ニーズ志向が適用される商品には、洗剤や食材などの需要が途切れることがあまりないような商品が挙げられます。

この潜在ニーズ先行型タイプの起業家は、人の考えや行動を分析した上で解決する方向性を定めた上で、マーケットを当てに行くことで事業を作っていきます。ニーズ志向をもとに商品を開発する企業は、顧客が求めている機能や特徴を調査し、それを満たすことを目標とします。

現代では消費者のニーズは個人によって異なるほか、タイミングによっても変化するとされています。企業はこのような多様化しているニーズに対応して商品を開発する、つまりニーズ志向を重視することが求められています。

■起業アイデアの原点となる目的を考える重要性
起業アイデアを練り上げる上では、事業の方向性や経営方針の根幹となる部分を作るために、まず「起業の目的」を明確にしていきます。起業する目的を明確にしておくと、ゼロから新規ビジネスを立ち上げ、目標を達成したときに充実感や達成感を得やすくなります。

ビジネスは商いと言いますが、飽きることなく事業を長続きさせるためにも起業する目的の設定は重要です。

また、起業アイデアを考える時だけでなく、事業計画の作成時にも起業する目的は、ビジョンやミッションにも繋がるため、強く意識することになります。ですので、最初の段階で分かりやすい目的を設定しておきましょう。起業する目的を設定したら、次はその目的を達成できる自分にあったオリジナルの「起業アイデア」を考えます。

世の中にイノベーションを起こすような起業アイデアや収益性の高いビジネスは、簡単に思いつくものではないため、時代や環境の変化や様々なビジネスモデルに目を通しながら少しずつイメージを膨らませましょう。

■起業アイデアの市場調査・競合調査を徹底する
市場・競合調査を徹底することも、起業を成功させる重要なポイントです。多くの企業も新しい事業を立ち上げたり、新製品を市場に投入したりする際にリサーチを行います。

その手法の一つに「3C分析」と呼ばれるものがあります。「3C」のCは、顧客を意味するCustomer、競合を意味するCompetitor、自社を意味するCompanyからきています。

「1、顧客(Customer)」「2、競合(Competitor)」「3、自社(Company))を調査・分析することによって、市場の見込み客、競合他社の製品、自社や自社製品の強み・弱みを洗い出し、より有効な事業戦略や販売戦略を立てていきます。では、具体的にどのような調査を行うのか、以下で一例を紹介していきましょう。

・思いついた起業アイデアを実現できるか
・商品・サービスにニーズはあるか
・どのような層がターゲット層になるのか
・競合はどれくらい存在するか
・競合はどのようなビジネスモデルを構築しているか

上記のほか、インターネット上でサービスを提供する際や店舗を構える場合は、ライバルのポジショニングや周辺環境、地域の世帯数なども調べる必要があります。

最初の段階で市場調査や競合調査を怠ってしまうと、既に強力なライバルの存在があったり、参入するタイミングが遅すぎることも多々あります。どんな起業アイデアでも一度、考えたビジネスプランに欠陥やズレが生じるため、調査はきちんと時間をかけて行いましょう。

■起業アイデアを見つける5つのヒント
起業アイデアにはさまざまな見つけ方があります。視野を広げると、思わぬタイミングで魅力的なビジネスプランがぱっと思い浮かぶこともあるので、起業アイデアはじっくりと時間をかけて探しましょう。

1、「顧客が抱えている悩み」を考える
起業アイデアを考える際には、「不」の付くものをピックアップしてみましょう。「不安」「不満」「不信」「不当」「不具合」「不確実」「不道徳」「不義理」など、世の中には、数えきれないほどの「不」が存在します。

これを解消するようにサービスを考えたり、改善を行ったりすることが、顧客満足度を高め、あなたのビジネスに利益をもたらすのです。特定の人や会社が抱えている悩みは、そのまま商品・サービスのニーズに繋がる可能性があるのです。

2、世の中で求められていることを知ろう!
マーケティングの世界では、常に商品やサービスが顧客に与えるベネフィットを考え続けなければいけません。

その理由は、お客さんはその商品を買っているのではなくて、その商品から得られるベネフィット「利益や恩恵」に魅力を感じて購入の検討をしているケースが圧倒的に高いからです。

起業アイデアを元にした商品やサービスが売れるか、売れないのかは、購入を検討している見込客の方に「ベネフィット」が伝わるかどうかで決まります。他社との差別化を図る上でも重要な要素になってくるのがベネフィットです。

3、既存ビジネスの改善点を考えてみる
既存のビジネスを参考にする場合は、そのビジネスの改善点を考える「改善思考」を持つと起業アイデアがブラッシュアップできる可能性があります。改善思考とは、定めた指標に沿ってより生産性の高い方法を模索していく思考法です。単位時間あたりに生み出せる価値や成果の量を高めていくことが目的です。

また、最新のインターネット技術を取り入れたり、他分野のビジネスと組み合わせたりすれば、これまでにない斬新なビジネスモデルが誕生する可能性もあります。

そのため、世の中の商品やサービスに目を通すときには、常に「改善できる点はないか?」という視点をもつことが大切です。効果的な解決策を考えるというだけでなく、解決策を「効果的に磨き続ける」という継続的な思考のあり方がポイントとなります。

4、成功しているビジネスをモデリングする
起業家として新規事業にチャレンジし、自らが掲げた起業の目的を成し遂げたいときに、既にそれを成し遂げた経営者の振舞いや成功パターンを真似することをも「モデリング」と言います。

モデリングをするときはモデルとする経営者や会社、商品やサービスの「何」をモデリングしていくかがとても重要になってきます。外部からの観察で比較的容易にわかる「外的レベルの情報」と、未来の構想など深いレベルまでの観察が必要とされる「内的レベルの情報」に分けることができます。

その際、起業家の持つ信念や使命などは容易に観察できることができないので、このレベルのモデリングはとても難しいと言われています。

5、自分が好きなこと/得意なことをとことん追求する
将来は漠然と起業したいが、未だサラリーマンの段階にあるケースでは、自分が好きなこと、好きな環境、好きなもの、好きな会社、そんな何かを発見できれば、それで十分です。

最初から革新的なビジネスを創造しようなんて思うと、何から取り組めば良いか分から無くなります。そのような際は、自分の好きなことをそのままビジネスにできれば、同じ事業に長年取り組んでも飽きずに続けられます。

また、得意分野で起業するとスキル面でアドバンテージを築けるため、まずは趣味や特技を突き詰めることから考えてみましょう。起業と関係がなさそうな趣味や特技であっても、突き詰めると立派なビジネスになることがあります。

■収益を出せるビジネスモデルを構築する
優れた起業アイデアに見えても、いざ経営を始めると「マネタイズ」をすることが出来ずうまくいかないケースはよくある失敗例です。マネタイズとは、英語の“monetize”からきている、ビジネス用語です。

直訳すれば、「収益化」という意味ですが、とくに“事業を”収益化する、という意味で使われることが多いです。そこで取り組んでおきたいものが、「収益を出せるビジネスモデルの構築」です。

起業アイデアの事業化にはビジネスモデル「利益を生む仕組み作り」が必要です。商品やサービスを販売するのか、知識や経験・技術を商品化するなど決めましょう。製品の作り方や提供方法、仕入ルートなどのビジネスモデルを明確にしておくと、事業に失敗するリスクをぐっと抑えられます。

既に成功している企業のビジネスモデルを5W1Hで分析して取り入れることもできます。

Why(なぜ):なぜ、その事業をやるのか
when(いつ):営業時間・販売期間
where(どこで):店舗・オンライン
who(誰に):顧客
what(何を):商品・サービス
how(どうやって):販売方法

創業融資の申請時にもビジネスモデルと事業計画書の作成、収益の予測は必ずは求められます。起業アイデアを元に事業を始める際には、十分にビジネスプランとして練り上げつつ、質の高いビジネスモデルを考え、ブラッシュアップして行きましょう。

■まとめ
起業アイデアのヒントは様々なところに転がっているため、優れたアイデアを生み出したい方は、普段からしっかりとアンテナを張ることが大切です。ただし、どんなに良いアイデアを考えてもニーズが無く、収益に結び付かないケースは決して珍しくありません。

事業の目的は社会課題の解決や社会を豊かにすることです。しかし、営利企業である限り、収益を得なければ事業を継続することはできません。そのため、起業アイデアを考える際には、収益を得る方法としてマネタイズを踏まえたビジネスモデルを検討する必要があります。

始めて起業する際は、ビジネスモデルは思いつきで決めてしまいがちですが、なぜそのビジネスを自分が手掛けるのか、マネタイズモデルは何なのか、困難に遭遇しても飽きずに取り組めるのか、を突き詰めて考えることが、真のアントレプレナーになるためには、必要不可欠だと言えます。

最初はアイデアといった仮説を元に新しい製品・サービスの企画を作成します。そして「顧客のニーズに合わせて、どのような製品・サービスが望ましいのか」という仮説を立て、新規ビジネスのアイデアを練り上げることが卓越したビジネスプランの元になるのです。

■最後に
起業アイデアを考える際は、ビジネスプランを作成するだけでなく想定している解決案「MVP」を「開発するステップが重要になります。MVPとは、「顧客に価値提供できる最小限の機能を持った試作品」のことで、「Minimum Viable Product」の頭文字を取ってMVPと呼ばれます。

なぜなら、起業アイデアを何年も考えることに時間と労力をムダに費やすよりは、練り上げたアイデアを元に製品・サービスを、なるべくコストおよび時間をかけることなく開発すれば、顧客ニーズを起点にしてビジネスモデルを検証し、改善するための「PDCA」を高速で回転させることに繋がるからです。

本当に顧客の課題を解決できるのか、実際に顧客がお金を払うほどの価値を感じるて貰えるのかなど、課題と解決案がフィットしているかを市場にプロダクトをローンチして検証してみないと分からないことが沢山あります。

スタートアップの場合、当初の起業アイデアや事業戦略に行き詰まって、大きな軌道修正=「ピボット」を余儀なくされたり、まったく別のアイデアに取り組んだりすることは良くあります。「ピボット」(pivot)とは、本来「回転軸」を意味する英語で、転じて近年は新規事業立上げにおける「方向転換」や「路線変更」を表す用語になります。

つまり、起業アイデアやが初期の試作品やサービスに改善を施して、再び顧客に提供するという「PDCA」サイクルを繰り返すことで、改善ポイントを引き出すことに繋がるため、起業や新規事業の成功確率が飛躍的に高まるのです。

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本田季伸のプロフィール

Avatar photo 連続起業家/著者/人脈コネクター/「顧問のチカラ」アンバサダー/プライドワークス株式会社 代表取締役社長。 2013年に日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」を開設。プラットフォームを武器に顧問紹介業界で横行している顧問料のピンハネの撲滅を推進。「顧問報酬100%」「顧問料の中間マージン無し」をスローガンに、顧問紹介業界に創造的破壊を起こし、「人数無制限型」や「成果報酬型」で、「プロ顧問」紹介サービスを提供。特に「営業顧問」の太い人脈を借りた大手企業の役員クラスとの「トップダウン営業」に定評がある。

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