フリーランスの職務経歴書とは?顧問のプロフィール作成のコツ

投稿日: 作成者: KENJINS運営会社社長 カテゴリー: 運営会社社長   パーマリンク

フリーランスの顧問やコンサルタントとして顧問の仕事を獲得するためには、顧問先となるクライアント企業が抱える課題を解決していく必要があります。

自分がどの業界に携わり、どのような領域・職域に対して知見があり、どのような仕事で貢献できるかを分かりやすく示すことがポイントになります。

ですが、正社員として働く就職活動とは、顧問先となる経営者や企業サイドから求められる要望やスキルが異なりますので、書き方の工夫が必要になります。

そこで今回は、顧問やコンサルタントなどフリーランスとして仕事の獲得に繋がる職務経歴書の書き方について解説します。

■フリーランスの職務経歴書とは?
顧問の職務経歴書の作成にあたっては、得意分野や強みを明確にし、クライアント企業に対してどのような経験やスキルをよって役に立つことが出来るかを記載し、成果がイメージできる「実績」を記載し、アピールすることが出来るかが最も重要になります。

その中で特に、過去の実績を数値を明確にして実績をアピールすることが欠かせません。

その理由としては、顧問やコンサルタントは、企業経営を専門として、戦略立案から業務サポートまで幅広く行う職種になるため、「実績」として特定の会社に対する課題解決の実績、担当業務、クライアントの業界や規模を明確に記載することで、担当できる業務やスキルの高さを採用担当者に伝えらるからです。

その際、プロジェクト単位での売上や経常利益の上昇率、生産性の改善割合、取引先企業の売上規模等、アピールポイントになる実績については数値を明確にして記載しましょう。

その上で業務内容や具体的な改善策を伝えることにより、実績の信憑性が増すと共に、人材価値を正確に伝えられます。

具体的には、営業顧問なら「1年間に新規顧客を20件獲得」「売上予算の150%を達成」などといった形になるはずです。

企業の利益に直接的に関わるものが最も分かりやすいのですが、それが難しい場合は、「合計30人が関わるプロジェクトの進行管理」「製造効率を120%上昇」といった形でもかまいません。とにかく数字で表現してみることが大切です。

■顧問やコンサルタントには、スキルが重要な訳
基本的に顧問や経営コンサルタントに必須の資格はありません。資格の中には、中小企業診断士という資格がありますが、このような資格を持っていたとしても、特段に評価が挙げることは少ないと思っていた方が良いでしょう。

どちらかと言うと携わったプロジェクトでどのような成果を上げたことを評価されるケースが多いです。そのため、プロジェクト毎に「5W1H」(自身が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように)を明確にして記載し、経験してきた仕事の内容と結果、保有スキルを訴求することの重要性が高いと言えます。

ですので、職務経歴書の分かりやすいところに「経験・知識・人脈」そして保有スキルについて簡潔に明記し、採用担当者にそれらが正確に伝わるように工夫することが大事になります。

スキルとは、簡単にいうとビジネス経験や現場での学習によって獲得した技能のことをいいます。つまり、自ら努力して技術を磨き、その技を熟練させたものというイメージです。

スキルがあるということは、顧問先から依頼された特定の仕事が円滑に進む、その技術を使って企業に貢献できるといったメリットがあります。

顧問としての仕事をするにあたり、クライアントの経営者が抱えている何らかの課題や問題は必ずあるものです。

このようなときに目の前の問題から目をそむけず、本質を捉えて論理的に考え、行動に移せる課題解決スキルが必要になります。課題解決スキルが高い顧問は対応力があり、顧問先での評価も得やすい傾向にあります。

■職務経歴のサマリーとなる「職務要約」を工夫する
顧問の仕事をする上での略歴は、これまでの経験をベースに自分が何者で顧問先に何が出来るのかに繋げるための要件をまとめた、プロフィール要約した内容を記載します。略歴は事業計画書であれば、サマリーに該当します。

職務経歴書の要約として、これまでのキャリアに限らず、どんな考えを持ちビジネスに取組んでいるのか?今までのビジネス経験の集約先が略歴になります。

顧問としての職務経歴書を書く上では、最初にぶつかるのが「職務要約」ではないでしょうか?顧問先企業のホンネを聞くと職務経歴書は、冒頭をの略歴をパッと見てプロフィールの詳細を読むか判断すると言われます。

フリーランスで仕事を獲得するための職務要約とは、プロフィール詳細を読んで貰うための「つかみ」の項目になります。

顧問契約を検討しているスタートアップの起業家や中小企業の経営者、プロジェクトの事業責任者や採用担当者に「この顧問は、自社の課題解決に必要な人材に近そうだ。職務経歴書をしっかり読もう」と思わせることが大切になります。

そのため、「職務要約」でいかに分かりやすく、ライバルとなる顧問との違いやオリジナルの競争優位性のポイントを伝えられるかで、書類選考の通過率が変わるほど、非常に重要な項目になると言えます。

職務要約の文章量は、経験社数などによって個人差はありますが「3~4行程度」が読みやすいと言われています。略歴は経験をどれだけ積んでも文章量はさほど変わりません。

文章量としては少ないですが、書類選考の通過率を大きく左右するのが「職務要約」です。短い文章で、いかに自分が求める人材に近い経歴かをアピールすることが鍵となります。

■理想的な「顧問プロフィール」作成の5つのポイント
1、顧問の「存在感」「人物像」が伝わってくる。
2、300〜400字の中で顧問の人生がストーリー化されている。
3、自分自身の専門性やユニークさが示されている。
4、自慢ではなく、客観的な評価、それも高い評価が示されている。
5、「この人に会いたい」と思わせる「魅力」がある。

そして、プロフィールをまとめておく事で、たくさんのメリットを感じられるでしょう!

書類通過率を高めるには、まず、職務要約を戦略的に練り上げることが欠かせない要素になります。プロフィール作成の経験を積み重ねて濃度の濃い文章へと定期的にアップデートさせて行きましょう。

■自己PRで簡潔にアピールする
「自己PR」は、応募先の企業に自分の強みや得意分野、専門性を伝え、自分を売り込むためのものです。

特にフリーランスとして契約を勝ち取るためには、「自己PR」を練り上げ「何をやってきたか」、「何ができるか」、「企業にどんな貢献ができる」という3点をしっかり盛り込むことが必須要件になる言えます。

また、顧問の職務経歴では、職務要約に加えて、実際に顧問とした関与したプロジェクトごとに概要、ご自身のミッション、担当業務、規模、役割、実績・取り組みを記載し自己PRすることになります。

その際、自己PRでは、企業の課題と施策、その成果を簡単に書き出しましょう。

自己PRでも、まずは実践の中で身についた論理的な思考力・分析力がアピールポイントです。職務経歴で書いたプロジェクトの内容をより詳しく記載しながら、どういった思考プロセスで課題を解決しようとしたのかを伝えましょう。

自己PRの内容は、応募企業・職種で求められる能力と自分の経験・実績・専門性・スキルなどを合致させて組み立てることが非常に重要。やみくもに「私はこんな仕事ができる」「こんな能力がある」と自分の強みを伝えるだけでは不十分なのです。

応募企業やプロジェクトで求められる能力を理解するために第一にすべきことは、案件情報や求人情報をしっかりと読み込むことです。

プロジェクトの求人情報には、職種や所属する部署での基本的な仕事内容のほか、「顧問契約後に達成を期待されているミッション」が記載されているのが一般的です。

特にミッションには求められる能力が詳しく書かれているはずです。しっかりと理解した上で自己PRに含めるべき経験と実績を検討しましょう。

■顧問としての職務経歴書や自己PRが書けない場合は?
フリーランスになったばかりで顧問の仕事は初めてなので、どうしても自分一人では、顧問先の獲得に繋がるような職務経歴書が書けないという人は、客観的な意見をくれる第三者に頼ってみてもいいかもしれません。

多くの人が、今までの仕事を通じて身に付けた価値ある知識や経験、スキル、人脈をお持ちであるにも関わらず、「こんなこと誰でも知ってる、誰でもできることだ」と過小評価しがちです。しかし、第三者から見ると、貴重な知見やノウハウであることが少なくないのです。

相談相手として適切なのは、日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」のような顧問契約のプロである顧問紹介会社のエージェントです。

なぜなら、企業側のニーズや課題を熟知しているので、どのようなテクニカルスキルを書けば、書類選考の通過率がアップするかを良く知っているため、顧問紹介のアドバイザーとの面談を通じて、自分では気づけなかったスキルを洗い出してくれるからです。

■最後に
プロフィールの内容や自己PRの出し惜しみをしてしまうと、沢山の候補者の中か選ばれず、何の返信もなく保留の状態になるか、残念ながら面談前にお断りのメールが届くということになります。

顧問の選考のステップを理解した上で、面談の際に志望動機などで、具体的かつ的確な提案ができると顧問契約に繋がる可能性が一気に上がります。

顧問契約の面談は、クライアント候補企業がどのような課題を抱えておりどんな支援を期待しているのかを理解して上で、受け身の姿勢を取るのではなく、積極的な提案を行うスタンスで取り組むと良い結果に結び付きます。

職務経歴書の書き方だけでなく、フリーランスの顧問として活躍するための総合的なアドバイスやシークレット案件の紹介なども受けられます。まずはKENJINSに顧問登録を頂いた上で、是非、お気軽にお問合せください。

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https://kenjins.jp/lp/prokomon/

本田季伸のプロフィール

Avatar photo 連続起業家/著者/人脈コネクター/「顧問のチカラ」アンバサダー/プライドワークス株式会社 代表取締役社長。 2013年に日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」を開設。プラットフォームを武器に顧問紹介業界で横行している顧問料のピンハネの撲滅を推進。「顧問報酬100%」「顧問料の中間マージン無し」をスローガンに、顧問紹介業界に創造的破壊を起こし、「人数無制限型」や「成果報酬型」で、「プロ顧問」紹介サービスを提供。特に「営業顧問」の太い人脈を借りた大手企業の役員クラスとの「トップダウン営業」に定評がある。

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