本日の「賢人たちに学ぶ 道をひらく言葉」を贈ります。
「いかなる犠牲、いかなる危険を伴おうとも、全ての危険の中でもっとも大きな危険は、何もしないということである。」
<ジョン・F・ケネディ>
将来は独立して起業家になりたいと大きな夢があるならば、最初に経営の勉強からスタートするのではなく、まずは会社を作りビジネスを立ち上げながら試行錯誤で現在の事業成長に必要な問題を解決するという意識を持ち、書籍や経験者から学ぶ姿勢を持つことです。
なぜなら、明確な事業計画が無い状態で社長になりたいと思い、著名な自己啓発書を読んだり、高額な費用を支払って自己啓発セミナーに参加するとモチベーションや自己投資による満足感が上がりますが、自分で立ち上げた何らかのビジネスや事業計画を持たない場合には、何の成果にも繋がらないケースが多いからです。
既に起業家になった人が、事業が上手く行かず心が折れそうな際に自己啓発書を読んだり、「珠玉の言葉」に触れることで前向きな闘志を燃やすことは、自らの実体験からも有用性が高いことは、間違いないと言えます。
ですが、何のチャレンジもしたことが無い人が目的意思を持たず、高額なセミナーに沢山参加し、自己啓発に積極的に投資することで、大富豪への扉が開かれるというのは間違いです。
恐らくそれで成功しているのは、同じ領域のセミナー講師としてプロの教え方を学び、人に教えることを職業にしている人が殆どです。
私の知り合いにも医者の息子で将来は、自分の会社を作って経営者として大成したいと某セミナー会社の高額なスクールに参加しまくり、2000万近くの大金を投資したけれども、それにより自己資金が底をついてしまい、結局、何の事業も立ち上げることに至っていない人がいました。
自己成長を意識し過ぎるあまり、向上心ばかりが非常に高くなり、能力開発に多額の費用を投資して、起業家として大きな挑戦をする前に大事な軍資金が枯渇してしまっては、本末転倒です。
アントレプレナーの学びは、特定の目標を達成するためにあります。
目的を果たすために戦略を描き、より具体的な行動計画を立案し、最初に「やること」 と 「やらないこと」を決めることが重要です。
崇高な目的を達成するためには、投入する時間やお金、エネルギーなどの経営資源となるリソースを上手に配分し、自分たちが描く目指すビジョンを明確にし、理想の姿を目指すことが欠かせません。
「やること」 を前提として具体的な計画として落とし込まれた「アクションプラン」を実行し、行動の結果を検証し「PDCA」を高速で回転させることが成功のマスターキーになるのです。
何かを学ぶ時は戦略と実行をセットで自己投資してますか?
<本田季伸>