RevOps導入で顧問を活用する方法

投稿日: 作成者: KENJINS運営会社社長 カテゴリー: プロ活用方法   パーマリンク

RevOpsを推進するために顧問を活用する方法

営業とマーケが分断された状態で、施策の成果だけが先に増えるとしたら、チームは意思決定を誤りやすくなります。ここで効いてくるのがRevOpsの考え方です。部門の壁を越えてプロセス、データ、運用をつなぎ直すことで、顧客体験と売上の両方を整える設計ができます。

ただ、社内だけで要件定義から定着まで回すのは難しい場面があります。そこで顧問の知見を活用します。まずは現状の業務フローと計測設計を棚卸しし、どこで情報が途切れているかを特定する役割を顧問に任せるのです。次にRevOpsの運用ルールを文章化し、CRMやMAの使い方、商談ステータス、レポート指標を「誰が、いつ、何を」判断するかまで落とし込みます。

顧問を入れるときに意識したいのは、スポット相談で終わらせず、社内担当者が主体的に回せる体制にすることです。指標の見直し頻度や改善サイクルも一緒に設計できるでしょう。あなたの組織では、なぜ同じ課題が繰り返し起きているのか、説明できる状態になっていますか?顧問と合意した運用を最短で試し、学びを次の改善に反映していけば、RevOpsは現場に根づいていきます。

目次

  1. RevOpsとは何かをまず整理する
  2. RevOpsで顧問が求められる背景
  3. RevOpsにおける顧問の主な役割
  4. RevOpsの顧問を活用するメリット
  5. RevOpsの顧問が向いている企業の特徴
  6. RevOpsの顧問を選ぶときのチェックポイント
  7. まとめ

RevOpsとは何かをまず整理する

商談が増えているのに受注率が上がらない、あるいはパイプラインは伸びているのに失注理由が回収できない。こうした“現象”は、実は運用の設計が揃っていないサインです。RevOpsとは、営業、マーケティング、カスタマーサクセスの活動を別々に最適化せず、データとプロセスで一本につなぎ、成果が出る動きに整える取り組みです。

整理の第一歩は、目標と指標を揃えることです。たとえばリード獲得のKPIと、商談化率、オンボーディング完了率が互いに矛盾していると、現場は正しい努力をしても結果が噛み合いません。

次に、情報の流れを定義します。どのタイミングで誰が入力し、どの状態をもって次工程に進めるのかを決めることで、レポートのブレが減り、改善の優先順位が見えます。

筆者の経験では、最初に現状の運用を言語化できたチームほど導入後の定着が速いです。まずは「今のルールで、顧客情報はどこで変わり、誰が判断しているか」を棚卸ししてみてください。

RevOpsが担う役割と対象領域

RevOpsで扱う範囲が広がる理由は、顧客体験が営業・マーケ・サクセスの担当境界をまたいで進むからです。だからこそ、部門別の“頑張り”ではなく、流れ全体の整合を担う運用が必要になります。

まず担う役割は、データの一本化です。商談情報、問い合わせ履歴、導入後の利用状況が別々に管理されていると、判断基準が揺れます。そこで、キーとなる項目名やステータス定義を揃え、レポートで同じ数字を見られる状態にすべきです。

次にプロセス設計です。リード獲得から案件化、提案、契約、オンボーディングまでの“次に何をするか”を定義し、手戻りを減らします。

対象領域は、前工程の需要創出から、受注後の成功支援まで含みます。私は現場で運用ルールが明文化されているほど成果が再現されると感じています。顧客の移行点(例:商談化、導入開始、継続判断)に注目し、その区間で誰が何を更新するかから設計を始めると進めやすいです。

営業・マーケティング・カスタマーサクセスを横断する理由

部門ごとにKPIを追うほど、顧客側では同じ人として体験が連続しているのに“説明の順番”がずれてしまいます。営業は商談で刺さる仮説を磨こうとしても、マーケの訴求とカスタマーサクセスの導入後の支援設計が別々だと、期待値が崩れます。結果として、数値は伸びても納得感が残らない状態になりやすいです。

だからこそ、営業・マーケ・カスタマーサクセスを横断して運用を揃える必要があります。私は現場で、データ定義が統一されていないと「同じ顧客を見ているのに、別の世界を会話している」感覚になる経験をしました。これは料理でいえば、レシピはあるのに計量スプーンが部屋ごとに違っているようなものです。手順を進めても味が揃わないため、改善が当たらなくなります。

実務では、リードの品質評価、商談ステータス、導入後の成功指標をつなげて考えることが近道です。たとえば、失注理由をマーケの次の訴求に返し、導入後のつまずきから営業の提案内容を更新する流れを作るべきです。こうした往復が回り始めると、RevOpsの目的である一貫した体験設計が現場の行動に落ちていきます。最初にやるなら、部門をまたぐ“判断ポイント”を3つ選び、そこで使うデータと更新担当を決めてみてください。

RevOpsで顧問が求められる背景

施策の立案やツール導入に着手したのに、運用ルールが現場に馴染まないことがあります。結果として、CRMの入力基準が揺れたり、引き継ぎのタイミングが人任せになったりして、RevOpsの効果が出るまでの時間が伸びます。こうした停滞は、誰が悪いという話ではなく、設計と定着のギャップが積み上がっているサインです。

そこで顧問が求められる背景には、実装の“詰め”があると考えています。たとえばデータ項目の定義、商談ステータスの移行条件、レポートの粒度、改善サイクルの頻度は、机上では決まりません。現場の例外が出たときにどう裁くかまで設計する必要があります。

筆者の経験では、最初の2〜4週間で正しい整理ができるかどうかが勝負になります。顧問は過去の失敗パターンや業界の運用テンプレートを持ち込めるため、短い検討期間でも意思決定を前に進めやすいです。まずは「現状の運用で詰まっている点」を1枚にまとめ、顧問に事実ベースでレビューしてもらう進め方が最短ルートになります。

部門ごとの最適化だけでは収益が伸びにくい

数字を追って改善しているのに、売上だけが思ったほど伸びないと感じたことはありませんか。部門ごとにKPIを持って最適化すると、たしかに短期の成果は出やすくなります。ところが問題は、顧客の歩みが部門の都合どおりに進まない点です。

例えば、マーケが獲得効率だけを見て訴求を強めると、営業には商談化しにくいリードが増えることがあります。営業が受注率だけを上げるために提案範囲を狭めれば、導入後の継続率が下がり、次の更新売上が細くなります。つまり“受け渡し”の品質が、収益の伸びを左右するのです。

もちろん「各部門で成果を出すのが先」という意見もあるでしょう。しかし、部門間の定義や判断基準が揃わない限り、改善が相殺されます。収益を伸ばすには、RevOpsの発想で、営業・マーケ・サクセスの指標と運用をつなぐ必要があります。次のアクションとして、今のKPIを「獲得→商談→導入→継続」の流れに並べ替え、どこでボトルネックが生まれているかを1週間で可視化してみてください。

社内にRevOps人材が不足しやすい

業務改善のプロジェクトが止まりやすいのは、やることが増える一方で責任範囲が曖昧なまま進むときです。RevOpsは、データ定義、運用ルール、部門間の意思決定をつなぐ仕事なので、営業・マーケ・カスタマーサクセスの知識を横断して理解する人材が必要になります。とはいえ、現場では兼務で回しがちなので、設計よりも入力作業や調整が先に埋まってしまいます。

その結果、最初の整理が終わらないままツールだけが導入され、後工程で帳票が合わずに手戻りが発生します。筆者の経験では、RevOpsの“型”を作れる人が社内にいないと、改善が再現せず、属人化が進むケースが多いです。

不足を埋める現実的な方法は、役割を増やすのではなく、必要なスキルを分解して配置することです。たとえばデータ担当、業務フロー担当、指標設計担当に分け、まずは小さな範囲で成功パターンを作ります。顧問を活用するなら、設計レビューと人材育成の両方を依頼し、社内側が次に同じ判断をできる状態まで持っていくべきです。

RevOpsにおける顧問の主な役割

現場のRevOpsは、ツールを入れた瞬間に完成しません。最初に決めるべき“運用の勝ち筋”が曖昧だと、入力ルールも指標も後から追い直すことになり、改善が止まります。だからこそ顧問に求められるのは、現状分析から意思決定の整え方までをリードする役割です。

主な支援は、データ定義と業務プロセスの整合を取ることです。たとえば商談ステータスの条件、リードの品質判定、導入後の成功指標は、部門ごとに言葉が違いがちです。顧問は過去の実例を踏まえ、判断基準を言語化して運用に落とし込むところまで伴走します。

加えて、定着の設計も重要になります。運用フローを作っても、更新担当やレビュー頻度が決まっていなければ形骸化します。顧問は会議体の設計や改善サイクルの回し方を提案し、次の一手が迷わない状態をつくります。最短で進めるなら、まずは「最初に揃えるべき3つの指標」と「例外時の判断」を一緒に決めるのが効果的です。

現状診断とボトルネックの特定

まず手を付けるべきは、努力の量を数えることではなく“詰まりの場所”を見つけることです。RevOpsの現場では、リードは増えているのに商談化しない、導入は決まるのに継続しないといった現象として表れます。ここで重要なのは、結果の前にあるプロセスを分解して、どこで顧客情報が止まっているかを特定する視点です。

手順としては、データの流れを追いながら現状を棚卸しします。問い合わせがどの担当に渡り、いつステータスが更新され、次工程に進む条件が満たされたかを時系列で確認するのです。表記ゆれや入力漏れがあると、実態よりもパイプラインが小さく見えることがあります。

次に、ボトルネックを“1つに絞らない”ことも意識します。たとえば商談化率が低い理由が、獲得チャネルだけでなく、営業の引き継ぎ条件や提案ステップの設計にもある場合があります。筆者の経験では、待ち時間が長い工程を先に潰すと、短期間で数字が動きやすいです。最初の診断では、KPIを1本に絞ってしまう前に、該当する工程を複数つなげて観察してください。

KPI設計とデータ活用のルール整備

成果がブレるとき、原因はツールの不具合よりも先にKPIの置き方にあります。指標が担当ごとに違う、定義が曖昧、計算の出典が追えない。そうなると、改善が議論ではなく主観になってしまいます。そこでまず、RevOpsで使うKPIを“1つの基準”に揃える設計から始めるべきです。

整備のコツは、KPIを指標だけで終わらせず、データの出どころと計算条件まで決めることです。たとえばリード数なら、名寄せ条件や対象期間、重複判定のルールが必要です。商談化率なら、いつを“化”とみなすかの判定基準が欠けると、数値が一致しません。

次に、データ活用の運用ルールを決めます。誰がいつ更新し、どの画面で確認し、異常値が出た場合に誰へエスカレーションするかまで書面に落とし込みます。私は現場で、ここを定めずにレポートだけ運用すると、更新担当が疲弊して最終的に使われなくなるのを何度も見てきました。短い期間でも「定義書」と「更新手順」を作って回し始めると、データは味方になります。

部門横断プロセスの設計と定着支援

現場で起きがちなのは、「その場では合意したのに、次の週から運用が崩れる」状態です。理由は、部門をまたぐプロセスが“文章”ではなく“動き”として定着していないからです。RevOpsでは、リード獲得から商談、導入、更新判断までの一連の流れを設計し、各工程の役割と判断条件を揃える必要があります。

もちろん「部門ごとのやり方に任せたほうが速い」という意見もあるでしょう。しかし実際には、引き継ぎ条件や更新タイミングが揃わないと、データが揺れて次の判断が遅れます。だからこそ、まず“つなぎ目”を特定し、そこで必ず守るルールを決めるべきです。

定着支援は、説明会で終わらせず、運用が回り始めた後の修正まで含めます。たとえば初月は例外が出やすいので、例外時の承認手順と記録方法を先に用意します。筆者の経験では最初の1サイクルで改善案を回収する仕組みがあるチームほど、プロセスが“人頼み”から抜け出します。今すぐできることとして、部門間の引き継ぎ点を3つ選び、入力項目と責任者、更新頻度を明文化してください。

RevOpsの顧問を活用するメリット

社内でRevOpsを進めると、悩みはだいたい似通います。定義が揃わず数字が比較できない、運用が属人化して再現性がない、改善の優先順位が場当たりになる。顧問を活用すると、これらを個別最適で片付けずに、設計から定着まで一気通貫で見直せます。ここが最大の利点です。

具体的には、判断基準を先に固めることで手戻りを減らせます。たとえばKPIやステータスの定義、例外時の扱いを最初に合意しておくと、現場は迷いにくくなります。私の経験では、合意が曖昧なままツール運用を始めるほど、入力作業だけが増え、意思決定が遅れます。

また、顧問には外部視点と過去の成功パターンがあるため、改善サイクルを短くできます。さらに、関係者の巻き込み方も含めて助言してもらえるので、会議体や役割分担が定着しやすいです。次の一手を早めたいなら、まず「現状で迷っている論点」を3つ書き出し、そこから顧問にレビューしてもらう進め方が効果的です。

短期間で優先課題を明確にできる

最初から全部を直そうとすると、関係者の合意形成が進まず、結局“何も終わらない”ことが起きます。RevOpsの顧問支援が効くのは、論点を広げる前に、いま手を入れるべき部分に絞り込む段取りができるからです。ここで優先課題を切り分けると、議論が抽象から具体へ移り、次の打ち手が決まります。

進め方はシンプルで、まず成果に直結する指標と、現場の作業負荷が高い工程を対応させます。たとえば「商談化が進まない」の裏に、リードの評価条件が揺れているのか、商談ステータスの更新が遅いのかを見て、影響度の高い工程を優先します。筆者の経験では“原因候補が3つに収まった時点”で優先順位は固まることが多いです。

短期間で進めたいなら、顧問にはヒアリングと並行して仮説の棚卸しをしてもらうのが最も効果的です。あなたの組織でも、今月伸び悩んでいる指標を1つ決め、その達成を止めている工程を一緒に特定していきましょう。

組織設計と運用改善を客観視できる

誰かの頑張りで一時的に回っていても、運用は数か月後に必ず歪みます。原因は属人化や解釈の違いで、同じデータを見ていても判断が揃わないためです。だからこそ、組織設計と運用改善を“客観”の視点で点検できる状態が必要になります。

顧問の役割は、現場の感覚に任せず、データと実行履歴で整合性を確かめることです。たとえば、リードの扱いが部署ごとに違っていないか、会議で決まったことが誰のタスクに落ちているか、更新が遅れたときの責任分界が機能しているかを照合します。筆者の経験では“なぜそうなっているか”を説明できる指標に直すと、改善案の説得力が上がります。

次の一歩は、現状を主観で語らず、観測できる形にすることです。直近の商談・更新・失注理由を時系列で追い、意思決定が止まる瞬間を1つ特定してみてください。その情報があると、顧問と一緒に組織設計まで踏み込んだ改善を進めやすくなります。

RevOpsの顧問が向いている企業の特徴

RevOpsを外部知見で加速させたいのに、社内の課題が整理されていない会社ほど、顧問活用の効果が出にくくなります。逆に言えば、課題が“方向づけ待ち”の状態である企業は、短い支援期間でも前に進めやすいです。

向いているのは、営業・マーケ・カスタマーサクセスの間で情報がつながりにくい企業です。例えば、リードの定義が部署ごとに違う、商談と導入の引き継ぎ条件が曖昧、更新判断の基準が担当者で変わるといった状況が当てはまります。

次に、改善はしているが再現性がない企業です。施策が終わるたびにルールが変わり、担当者が変わると運用が崩れるため、学びが蓄積しません。

私は運用ルールを作って終わりにせず、定着まで面倒を見る覚悟がある会社と相性が良いと感じています。もし「まず何から揃えるべきか」が社内で合意できていないなら、顧問に相談する価値は高いです。

売上成長に対して部門連携が追いついていない企業

売上が伸び始めるタイミングほど、部門間の連携が置いていかれることがあります。営業は新規商談を増やすために動き、マーケは訴求を拡大し、カスタマーサクセスはオンボーディングの処理を増やすのに追われます。その結果、顧客情報の更新頻度やステータス定義が揃わず、次の判断に必要なデータが揃いません。

ここで起きるのは、部門ごとの努力が“別々の川”を流れている状態です。もちろん現場には事情があり、短期の数字を守るために手を優先したくなるでしょう。しかし数字の伸びと運用の整合が同時に進まないと、失注理由や解約兆候が回収できず、再現性のある改善になりません。

対策として、まず売上に直結する意思決定の接点を特定してください。たとえば「商談化」「提案条件の確定」「導入開始」「初回価値達成」の各タイミングで、入力項目と更新責任者を1つに揃えるだけでも、連携の遅れが縮まります。そこから運用ルールを見直し、部門間のズレを“起きる前に潰す”設計にしていきましょう。

SFAやCRMはあるが活用が分断している企業

ツールは揃っているのに、現場では同じ確認を何度も繰り返している。そんな状態が続くと、データ活用が“できているつもり”になってしまいます。特にSFAやCRMがあっても、入力ルールや参照範囲が部門ごとに違うと、結果の一貫性が崩れます。売上管理の数字が人によって違う、商談の次アクションが揃わない、といった形で表面化します。

私は機能の導入ではなく、使い方の共通化が最初の壁だと感じています。たとえば営業は商談更新だけを見ているのに、マーケは反応履歴を別管理し、カスタマーサクセスは導入後の状況を参照しない。すると同じ顧客でもストーリーが分断され、引き継ぎのたびに説明コストが発生します。

対策は、参照すべき情報と更新すべきタイミングを“例外込みで”決めることです。最初の一歩として、商談化前後、提案、導入開始の3場面に絞り、誰が何を更新し、どの指標をもって次工程に進むかを合意してみてください。これが揃うと、SFAやCRMが一本の運用として機能し始めます。

RevOpsの顧問を選ぶときのチェックポイント

顧問を探すとき、提案のスピードや実績の華やかさだけを見てしまうと、あとでミスマッチになります。RevOpsはデータ定義や運用ルールまで踏み込む領域なので、経験の方向性が合っているかを先に確認するのが安全です。

チェックポイントは、まず支援範囲が“設計”まで届くかどうかです。改善の壁がどこにあるかを診断し、KPI設計、データ活用ルール、部門横断のプロセスに落とし込める顧問を選ぶべきです。次に、社内に残る形で進める姿勢も見ます。たとえば会議体や更新担当の整理まで一緒に作らない顧問は、移行後に同じ問題が再発しやすいです。

この見極めは、これは料理でいえば味見だけしてレシピを渡さないのに「作れるはず」と言うようなものだと感じます。必要なのは手順が残る支援です。最終的には初回打合せで確認すべき質問を用意できる顧問を選ぶのが近道になります。「自社の現状をどう切り分けるか」「どこまで伴走し、何を成果物として渡すか」を具体的に聞いてください。

戦略だけでなく実行支援まで伴走できるか

打合せで方針が決まっても、実務に落ちるまでに時間がかかり、途中で前提が崩れることがあります。RevOpsの場合、戦略だけでは不十分で、入力ルールやステータス定義、会議体の運用まで“手を動かす段階”が必要になります。そこで顧問には、決めた後に実行へ接続する支援ができるかを確認してほしいです。

判断の目安は、支援の成果物が何かです。たとえばデータ項目の定義書、更新手順書、KPIの計算ロジック、例外時の判断基準などが用意されるのかを見ます。さらに、社内メンバーが実際に回せるよう、初回の運用立ち上げや改善会議の運営まで一緒に行えるかが重要になります。ここが弱い顧問だと、方針が“資料の中で終わる”状態になりやすいです。

筆者の経験では、最初の1か月は伴走があるほど学習が早いです。契約前に「立ち上げ初週で何を整え、2週目以降にどんな伴走をするのか」を具体的に聞いてみてください。

まとめ

RevOpsは、施策を作って終わりではなく、運用が回り続ける状態まで作る取り組みです。成果が伸び悩むときは、データ定義、判断基準、部門横断の手順のどこかが揃っていないケースが多いです。だからこそ設計と定着をセットで考えることが近道になります。

その推進役として顧問を活用するなら、戦略だけでなく実行支援まで伴走できるか、また社内で同じ判断を再現できる状態にしてくれるかを重視してください。現場の確認や更新作業はすぐに始まる一方で、運用の言語化は時間がかかるため、短期で優先課題を明確にし、ボトルネックに手を入れる進め方が効きます。

ちなみに余談ですが、指標が増えるほど“見る場所”が散らばりやすくなるので、まずはKPIとデータ更新のルールを最小構成にして運用すると定着が早くなります。最後にやるべきことは、今の課題を1つ選び、RevOpsの設計と実行支援の範囲を顧問と合意し、次の改善サイクルを開始することです。

本田季伸のプロフィール

Avatar photo 連続起業家/著者/人脈コネクター/「顧問のチカラ」アンバサダー/プライドワークス株式会社 代表取締役社長。 2013年に日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」を開設。プラットフォームを武器に顧問紹介業界で横行している顧問料のピンハネの撲滅を推進。「顧問報酬100%」「顧問料の中間マージン無し」をスローガンに、顧問紹介業界に創造的破壊を起こし、「人数無制限型」や「成果報酬型」で、「プロ顧問」紹介サービスを提供。特に「営業顧問」の太い人脈を借りた大手企業の役員クラスとの「トップダウン営業」に定評がある。

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