社長が会社の方向性を決める重要性とは?社長のゴール設定のコツ

投稿日: 作成者: KENJINS運営会社社長 カテゴリー: 運営会社社長   パーマリンク

コロナ渦の蔓延により、日本のみならず世界経済の環境が激変しています。このように先が読みに難い時代には、どういう方向性と戦略で独自性を出していくかということが、経営を大きく左右します。

方向性を決めることは社長でなければできないことです。

そこで今回は、社長が会社の方向性を決める重要性とは、社長のゴール設定と方向性を決める重要性について解説します。

「チューリップの根っこにバラの花は咲かないでしょう。逆に根っこさえしっかりすれば、枝葉の部分はおのずと決まってきます。ビジョンが決まればやるべきこともおのずから決まってきます。」

<田中仁>メガネ店JINS創業者

■社長が会社の方向性を決める重要性とは?
創業オーナー社長として役割は、外部環境の変化や、同業他社と比べての自社の強みなどを認識したうえで、早い段階で会社のゴールとなる方向性を決めることです。

他社と差別化を図り、業績を上げるために、「何をやるか」「何をやめるか」の方向性を決めることです。

会社の方向性を決めることは、社長の80%の仕事が完了したと言われるくらい重要だと言われています。

なぜなら、最終的に何が企業のゴールが何なのか分かっていない社長は、企業の将来にとって本当に正しい意思決定をすることができないからです。

方向づけを間違ってしまうと、企業はどうなるか。資源も問題なく配分され、人も前向きに動く態勢が整っているなかで、間違った方向に向かってみんなが頑張ったら、崖っぷちに早く到達するだけです。

■エクイティファイナンスに頼らないことも重要
最近のインターネットベンチャー界隈では、第三者割当増資により、数億や数十億の資金調達が流行のようになっています。

大規模な増資による資金調達をすることが当たり前で、ファイナンスに成功した社長が凄いと思われるような風潮があります。

ですが、安価な株価で新株を発行して資金調達をすることは、大変なリスクが孕んでいることを認識すべきです。

資金繰りの大変から抜け出したい一心で、簡単に新株式を発行してしまうことは、自身の大事な体の一部を切り売りしていると同じです。

株主が増えることで一時的な軍資金を得られます。ですが、同時に大きな責任が生まれ、自分の意志だけでは会社の方向性を完全にコントロールすることが出来なくなります。

ですので、誰にも影響を受けず自分の意志のみで会社の舵を切りたいと思う社長は、自助努力で事業を軌道に乗せ、リスクマネーに頼り過ぎない選択肢もあると認識することが必要です。

■会社のゴールの種類
グローバルな基準では、会社のゴールの種類は、最終的に3つしかありません。

それは、・・・

1、株式公開を目指す(上場する)
2、M&Aを目指す(会社を売る)
3、100年企業を目指す(永続企業を作る)

つまり、究極的な方向性的には、3つの選択肢しかありませんので、社長として何を目指すのか?の方向性を決める必要があると言えるのです。

創業社長の代でIPOもしくはM&Aのいずれかが実現できることもありますが、2代目や3代目までどれにも該当せず、事業が途中で行き詰まることもあります。

スタートアップの社長には、

・自身が創業した会社がどこに向かっているのか?
・究極のゴールは何なのか?
・将来的にスタートアップがどのようにしてその地点に到達できるのか?

といった、道筋や未来を可視化できるビジョナリーである必要があります。

つまり、スタートアップを成功させるための最初のステップは、会社がどこに向かっていくのか、顧客にどのような価値を提供したいのか、明確な「ブループリント」を描くことこそが、成長の原動力になるのです。

■起業家や社長の種類
起業家や社長の種類は、概ね以下の3つです。

1、0→1→100のビジネスをつくり、会社・事業を短期間で急成長させる起業家
2、連続起業家として0→1のビジネスを複数生み出す、シリアルアントレプレナー
3、100年続く創業社長として0→1から、会社規模・事業規模を維持する事業家

日本には、およそ3万におよぶ「長寿企業」と呼ばれる会社が沢山あります。

「創業100年以上の企業」が相当数存在しています。日経BPコンサルティング・周年事業ラボの調査によると、2020年3月時点での日本の100年企業は3万3076社にものぼります。

世界の創業100年企業の数が8万66社なので、日本の100年企業は世界全体でも41.3%と世界で最も多くなっています。

また、200年以上に絞ると65%とダントツの1位です。創業200年を超える企業に至っては、日本の会社は、実に世界全体の約56%を占めると言われています。

このような現象は、日本人の特有の民族性や考え方も大きく影響しています。100年企業が多い業種は、「製造業」「卸売業」「小売業」になります。

「モノ作り大国」である日本には、日本の産業界の根幹を支える製造業を営む企業も多く存在しています。

こうした多数の「長寿企業」の存在は、日本ならでは極めて重要な資産であり、国力の源泉とも言える大切なものなのです。

■まとめ
会社の方向性を決めることは、社長としての最も重要な仕事であると言っても過言ではありません。

その理由としては、現状のビジネスでは、越えなければならない課題があったとしても、最終的な『ゴール』が明確になっているのであれば、前を向いて前進することが可能になるからです。

なかでも会社が向かう方向づけを行い、「何をやるか、やらないか」を決めることこそ、社長がやらなければいけない仕事の第一になると言えます。

方向づけとは、言い換えれば「戦略」です。現在のように経済環境が激変し、先が読みにくい時代には、どういう戦略で独自性を出していくかということが、経営を大きく左右します。

外部環境の変化や、同業他社と比べての自社の強みなどを認識したうえで、他社と差別化を図り、業績を上げるために、「何をやるか」「何をやめるか」の判断をする。これは社長でなければできないことです。

まずは、社長自身の『ゴール』を策定してから、『会社のゴール』を決め、それらを実現するためのビジネスプランを作成することをお勧めします。

■最後に
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本田季伸のプロフィール

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