直近の職務経歴を記載させていただきます。
事業再生やIPOなどを実際の現場で陣頭指揮を執って泥臭く行ってまいりました。企業経営者の方の右腕としてその理念や想いを具現化すべくご支援してまいります。

イコール・パートナーズ　代表　（平成28年1月～）
個人事業主として独立。
中堅中小企業向けの企業財務支援を手掛ける。
おもな実績としては、
経営顧問として数社と契約し、上場準備支援を手掛けるほか、ベンチャー企業の資金調達計画立案と遂行、事業再生計画策定と遂行など幅広く行っている。


株式会社エンカレッジ・パートナーズ入社（平成23年3月～平成27年12月）
平成23年7月　投資支援先である株式会社シンコー取締役就任
平成25年4月　株式会社シンコー代表取締役社長就任
平成26年5月　代表取締役社長退任

○主な功績
当該企業の不採算事業の撤退のほか、従業員のモラル向上を図り、17年ぶりの黒字化に成功したのち、２期連続黒字化を実現し、事業を成長軌道に乗せた。

○具体的な施策
・ 不採算部門の撤退
・ 生産レベルの低い中国の工場に３ヶ月間常駐し、生産ラインの見直しやマニュアルの作成など生産管理体制を構築し不良率の低下と生産性の向上、納期への意識の浸透化に成功
・ 数値管理がなされていなかった同社において、月次決算体制と予実管理体制を導入。
・ 感覚的に行われていた経営体制において、ＫＰＩを定めその数値目標の設定とその進捗管理ができる体制を構築
・ 受注から納品に至るまでのプロセスをすべて可視化し、納期管理への意識レベルの向上を図り、横行していた納期遅延の改善を実現
・ 全社集会や様々なイベントを行うなど会社としての一体感を醸成

※株式会社シンコー：売上高20億円、従業員数30名の婦人靴の卸売業
株式会社どん（現株式会社アークミール）（平成21年2月～平成22年9月）

平成21年2月　入社　しゃぶしゃぶどん亭南柏店
平成21年5月　社長付として経営企画関連業務ならびに資金調達業務を遂行
平成21年9月　財務企画部長（経営企画、財務、情報システム管轄部門）に就任

○主な功績
１．事業再生計画の策定と断行
業績が低迷し、資金繰りの悪化していた当社において、事業再生計画を立案し、その一環として不採算店舗の撤退や本部コストの削減などを断行する一方で、アルバイトを含めた従業員のモチベーション向上のための様々な施策を講じ、黒字化を実現させ、親会社と金融機関からの支援を確固たるものとした。

事業再生計画の主な内容
・不採算店舗の撤退（220店舗中30店舗の撤退）
・細部に至るまで本部コストの見直し削減
・物流コストの削減
・店舗ごとに細部に至るまでの経費見直し
・店舗賃料の削減交渉
・金融機関のリスケ
・第三者割当増資など資本政策の策定
・モチベーション向上のために店舗と本部間のコミュニケーション強化策の導入
・割引キャンペーンの廃止
・ホームページ改定の推進

２．上場再審査
当社は大証二部に上場していた株式会社フォルクスと逆さ合併した経緯から、取引所の再審査を合格する必要があり、その再審査の対応をプロジェクトリーダーとして証券会社の協力のもと行っていた。主な業務はⅠの部やⅡの部などの申請資料の作成や、質問状の回答の作成など。

３．コンティンジェンシープランの立案と遂行
親会社や金融機関からの支援が得られない最悪の事態も想定し、新たなスポンサー探しや、民事再生手続きの準備などを水面下で行っていた。

４．上場廃止に向けてのＩＲと上場廃止後の株主対応全般
当社は業績低迷を理由に上場審査に合格することができなかったため2010年に上場廃止となったものの、株主が7000名ほどいたためそのソフトランディング策を信託銀行等と相談しながら構築。その間のＩＲ対応全般や株主総会対応も事務局長として執り行ってきた。

５．その他
業績が低迷し、債務超過の状況下において監査法人からは監査意見差し控えをしたい旨告げられるも、事業再生計画の説明、説得によりなんとか理解が得られ、ＧＣ注記に踏みとどまってもらった。