対象会社の方のみカテゴリ製造

「モノづくり」に直結する研究開発・R&Dコンサルティング

新技術・新製品開発・研究テーマ別に業界経験者が研究開発をバックアップ

新たな製品を生み出したり、既存の製品を改良したりするための基礎的な研究を行い、その研究成果を実用可能な技術に転換し、製品開発へ結びつけていく仕事です。世界市場における製品や技術の傾向にも敏感でなければなりません。化学、物理、生物、システム工学などのさまざまな知識に加え、豊かな想像力や柔軟な発想力が求められます。

大きな企業は、将来に向けた基礎研究や材料開発のための実験や分析を行うこれらの部門に多大な投資をしています。新商品を世に送り出すまで、時には10年を超えることもあり、研究・開発・設計担当者には、探究心や地道な努力の積み重ねが求められます。

■新プロダクトの創出に欠かせない研究開発

テクノロジーの変化、人口減少、海外展開など、世の中の変化が速まるなか、各社は新たな市場創出のため、研究開発に注力しています。要素技術を用いた新機能実現または応用展開、将来を見越した異分野への技術転用例なども盛んに目にします。

しかし、中小企業でも特に製造業、情報通信業、卸売業などで、下請から自社製品開発へのシフトに取り組む企業が相対的に多いなか、アイデアの創出や要素技術の活用、マーケットリサーチなど、R&Dの複雑化からうまくいっていない課題も数多く抱えています。日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」では各領域の専門的なノウハウやネットワークを提供し、研究開発の支援をします。

■企業における研究開発の必要性

研究開発は、企業に求められる基本的かつ重要な機能のひとつであり、新製品の導入や改良、製造、販売に対する技術的サポートのために行われます。製品化を実現するには製品を構成する基本技術の取得と製品設計はもちろんのこと、試作、量産設計、既存製品と開発製品の組み合わせが必要であり、それらを進めるために研究開発が必要です。

■市場で競争優位性のあるポジションを獲得するために

1、基礎研究
短期的な収益を求めず、長期的視点に立って次世代を担う可能性がある技術を研究するのが基礎研究です。戦略的研究、基盤的研究とも呼ばれます。

2、応用研究
基礎研究の成果をどうやって実用化可能な技術に転換させるかを研究テーマとします。基礎研究と技術開発(開発研究)とをつなぐ役割も担います。

3、技術開発
応用研究の成果を新製品という形に仕上げることを目的にしています。場合によっては新製品の生産に必要な生産技術の研究も手がけます。開発研究と表現されることもあります。

4、生産・製造技術開発
ものを作るための製造技術の改良や、新製品の生産に必要な新製造技術を考案し、生産現場に根づかせるのが仕事です。製品の競争力を高めるために欠かせません。

5、機械・電機・電子機器設計
機械や電気機器、電子部品の新製品や改良品を設計します。これらの製品には必ずといっていいほど半導体が使用されるので回路設計も重要な業務です。

■研究開発部門によくありがちな失敗

1、シーズ発想でテーマ設定を行う
通常、シーズ発想のテーマには、いろいろなアプリケーションの可能性が想定されるため、「あれもできる、これもできる」といった進め方になりやすく、ひとつのアプリケーションが難しい場合に、また別のアプリケーションを掲げて延々と続けてしまうことが起こりがちです。

シーズ発想テーマの場合には、まずは「このシーズに最も適したアプリケーション」を1つに絞ることがポイントであり、その可能性の検証を進めることによって可否判断をすべきです。

2、社内カルチャーにおける自前主義
社内で提案されたアイデアや技術に対して「自社開発されたものではない」や「自社では扱えない」のような理由で最初から排除してしまうケースもあります。いずれも新しい技術やビジネスの機会損失に繋がります。社内のコア技術を大事にすることは重要ですが、社外のアイデアや技術を活用することにより、より付加価値の高い製品が生まれるケースがあります。

3、開発製品上市のスピード感が市場のスピード感とマッチしていない
現在、世の中の進歩のスピードはデジタル化の流れの中でますます加速しています。結果、市場の求める製品はその上市タイミングを逸すると陳腐化してしまいます。毎年のように新製品が導入されるような精密機器や家電市場などと、医薬や新機能素材などの市場とでは全く開発の時間軸が異なります。自社の従来常識や時間軸ではなく、目標とする市場のスピード感に見合った開発プランを定めることが必要です。

■外部の専門家を活用するメリット

近年、外部の異なった技術や知識などを組み合わせて新商品開発に活かすオープンイノベーションの取り組みが、研究開発の現場でも活発に取り上げられるようになってきました。

製品のライフサイクルが短命化する中で、製品が早期に陳腐化し、投資が回収されないリスクが顕在化する以上、自前主義からの脱却が必至です。日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」を通して他業種・異分野の専門家とつながり、多様性の中から知と知の組み合わせで、より早くイノベーションを生み出す取り組みが複数の企業の研究開発が始まっています。

「オープンイノベーションは大切だが必然性ある課題が見いだせない」、「何をしたらよいのか」、「だれと繋がったらよいか」、「連携先をどう探すか」という状況であっても、このような場合、従来の学会や展示会、セミナーなどへの参加による外部との接点づくりに加えて、イノベーションが起こるためには、組織の多様性が大事だといわれています。

■新プロタクト開発のために

新しい知を創造する機会を実現するためには、
①メンバーの経験やスキル、専門領域に多様性があること
②常に外部の新たな知が共有できること
などの条件を満たす環境づくりを目指す必要があります。

研究開発現場では、この2つの環境の実現を念頭に置いた各種プロジェクトチームのチームビルディングが有効です。

技術者/研究者の主業務として、マーケティング活動の重要性が高まっています。開発戦略プランのブラッシュアップに向けて多様な外部の専門家との接触経験を積むことにより、技術イノベーションを育みます。
特定分野の知識や経験を社外から取り入れ、最新の技術情報に常にアンテナを張っていく意識と行動が、イノベーションを活性化します。

■KENJINSのR&Dコンサルティングの特徴

従来の延長線上にない新しい価値の創造を目指して、技術戦略、研究開発プロセス、組織・チームの切り口から改革を図ります。市場の不確実性が高まる中で、技術開発・事業開発は従来以上に難しくなっており、一つの切り口ではなく、総合的な切り口で改革を進めていくことが重要となってきています。500人以上の多様な専門性を持ったコンサルタントが支援いたします。

■R&Dコンサルティングの進め方

技術戦略、研究開発プロセス、組織・チームの現状水準を把握した上で、R&Dの総合力を高めるためのマスタープランをつくり改革に取り組みます。現状水準の把握に当たっては、KENJINSのプロ人材が保有する知見とベンチマークデータとの比較や市場の実態情報などに基づき客観的な評価を行い、改革メンバーの気づきを大切にしながら進めます。改革の推進に当たっては、計画どおりにいかないR&Dの特性に合わせて、現臨機応変に、現場密着で、成果創出まで伴走しながら進めていきます。

■研究開発サポートの流れ(一例)
日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS」のプロフェッショナルの中からクライアントの課題に適ったの技術とマーケティングの専門家によるコンサルティングチームを構築します。

①クライアントが開発した新材料、新技術、新製品の技術的優位性と事業性価値の整理を行うための動向調査をクライアントに代わって行います。

②次に得られた調査結果を元に、論理的に事業性価値を検証できるマーケティングツールを用いて、クライアントに事業開発戦略の方向性を明確にしていただきます。

③方向性を確認後、事業開発戦略に従って、それまで得られた調査結果に基づいて潜在顧客or潜在パートナー(共同研究先)との連携・共創のお手伝いを行い、手応えを感じながらスピーディーに事業開発を行えるコンサルティングサービスをご提供させていただいております。もちろん、研究段階、開発後、製品後と各々のケースにより、サービス提供の形態は変わってきますが、クライアントの事業開発を成功させることを目的にKENJINSでは柔軟に対応させていただいております。


KENJINSログイン

KENJINS新規登録