特許出願79件:自動車や産業機器等のNVHに関する、解析、開発、特許調査、CAE開発、技術者育成等
[お名前非公開](登録日:24年10月12日)
前職の㈱デンソー時代(1984年4月~2018年1月)は、自動車用小型モーターのワイパーシステム、ステッピングモーター、パワーウィンドウモーター、パワーステアリングモーター、シートモーター、ウォッシャモーター、スライドドアモーター等の騒音・振動を低減するための解析技術開発、対策品の設計、新規技術の社内展開を行ってまいりました。
その製品の中でワイパーシステムASSYに関してですが、モーター以外に、リンク機構、ワイパーアーム、ワイパーブレードが組付けられており、その振動騒音問題は多岐にわたります。
具体的には、
・モーター回転に起因する磁気加振、質量バランスに起因する回転振動
・各部品の振動モードと連成するモーター特有の振動騒音
・ワイパーブレードより発生するびびり振動やスキール音等のラバー摩擦が起因する自励振動
・ワイパー作動時の上下端位置で発生する反転音と言われる過度振動
・それらが伝達して車体の振動モードと連成する共振音
・車両が高速走行した時にワイパーブレードに流れる空気で生じる流体騒音
以上の様に多様な振動現象が発生し、そしてそれぞれ異なる知識と対策が必要となる問題を解決してきました。
私の強みは、自ら解析、対策方針を打ち出し、シミュレーション構築と検証実験を行って仮想設計・評価を可能にし、そのツールを自ら使って対策品の量産設計まで行える事です。その成果として、世界トップシェア製品が二つ、一連の知的財産の出願件数が79件を数えます。全社表彰ではありますが「年間特許最多賞」を5回、2005年に優秀特許網賞と新製品開発賞を受賞いたしました。特許を数多く出願したことから、特許調査においても多くの経験を積む事が出来ました。
2018年2月からは、現職の株式会社フコクより招聘され転職しました。その動機は、私がデンソー時代の1994年に開発した低騒音ワイパーラバーに関して、この製品の高性能が認められ世界トップシェア製品になったと共に、フコクの主力製品となっておりました。フコクは国内ワイパーラバーシェアが98%と非常に高いシェアを誇っているものの、その設計・評価技術を有しておらず、その為に必要な技術を私が後進に伝承したかったからです。
転職後は、技術部隊の問題点を洗い出し、課題を明確にし、改革を行いました。製品設計のテキストを作成し人材育成するとともに、経験の浅い設計者でも高性能の製品設計を可能にするとともに、設計者間の設計品質のバラツキと、設計工数を抑えるためにCAEツールを開発しました。また、製品開発に必要な実験評価設備の導入と、その場所となる実験棟を作り、技術伝承を行いました。私が転職して2年後には、独自設計思想の更なる低騒音ワイパーラバーの自社開発を可能にしました。
2020年の技術部副部長~2021年の技術部部長時代は、更なる業務改革と中長期計画を策定しました。具体的には、Tire2の当社が、Tire1顧客技術となるワイパーシステムの仮想設計・仮想評価技術と実験評価技術を手の内化し、開発力の低い海外Tire1の新規車両メーカーへの参入を支援する事で当社製品のシェア拡大を図る新規ビジネスモデルを実行し、中国マーケットを中心にシェアを急拡大しています。
2022年からは主席研究員を拝命し、マネジメント業務から新規事業開拓の為の企画、マーケット調査、新製品の研究開発、社外との共同開発案件に軸足を移しています。直近では、当社HPにて公開されております、国立研究開発法人農研機構の農業機械技術クラスター事業新規課題「小型電動農業機械用バッテリー保持機構開発」のプロジェクトマネージャーとして、リチュウムイオンバッテリーの防振装置の開発を主導しています。
フコク転職後は、30~50名規模での人材育成、業務改革と、業績を伸ばすための中長期策定とその数値目標を達成するための具体的なビジネスモデルを考案して実現する等の実績を積む事が出来ました。また、フコクは防振ゴムも事業収入の柱の一つですが、NVHの対策において、ゴム材料を使った防振や吸音に関する専門知識を習得できたことも大きかったです。
自動車業界は100年に一度の大変革と言われて久しいですが、その変化に追従するには設計も製造も効率的なスピードアップが求められます。そのためには、関係部門で連携して業務改革が必須ですが、他所から来た人間が旗振りをして改革しようとしても”ゆでガエル状態”のプロパー社員から反発に会い中々上手く行きませんでした。この様な状態の中で、挫折とチャレンジを繰り返しながら、何とか業務改革を実現できた事は非常に良い経験が積めたと思います。
以上の経験は、技術顧問として御社の課題解決の糧となると信じています。
その製品の中でワイパーシステムASSYに関してですが、モーター以外に、リンク機構、ワイパーアーム、ワイパーブレードが組付けられており、その振動騒音問題は多岐にわたります。
具体的には、
・モーター回転に起因する磁気加振、質量バランスに起因する回転振動
・各部品の振動モードと連成するモーター特有の振動騒音
・ワイパーブレードより発生するびびり振動やスキール音等のラバー摩擦が起因する自励振動
・ワイパー作動時の上下端位置で発生する反転音と言われる過度振動
・それらが伝達して車体の振動モードと連成する共振音
・車両が高速走行した時にワイパーブレードに流れる空気で生じる流体騒音
以上の様に多様な振動現象が発生し、そしてそれぞれ異なる知識と対策が必要となる問題を解決してきました。
私の強みは、自ら解析、対策方針を打ち出し、シミュレーション構築と検証実験を行って仮想設計・評価を可能にし、そのツールを自ら使って対策品の量産設計まで行える事です。その成果として、世界トップシェア製品が二つ、一連の知的財産の出願件数が79件を数えます。全社表彰ではありますが「年間特許最多賞」を5回、2005年に優秀特許網賞と新製品開発賞を受賞いたしました。特許を数多く出願したことから、特許調査においても多くの経験を積む事が出来ました。
2018年2月からは、現職の株式会社フコクより招聘され転職しました。その動機は、私がデンソー時代の1994年に開発した低騒音ワイパーラバーに関して、この製品の高性能が認められ世界トップシェア製品になったと共に、フコクの主力製品となっておりました。フコクは国内ワイパーラバーシェアが98%と非常に高いシェアを誇っているものの、その設計・評価技術を有しておらず、その為に必要な技術を私が後進に伝承したかったからです。
転職後は、技術部隊の問題点を洗い出し、課題を明確にし、改革を行いました。製品設計のテキストを作成し人材育成するとともに、経験の浅い設計者でも高性能の製品設計を可能にするとともに、設計者間の設計品質のバラツキと、設計工数を抑えるためにCAEツールを開発しました。また、製品開発に必要な実験評価設備の導入と、その場所となる実験棟を作り、技術伝承を行いました。私が転職して2年後には、独自設計思想の更なる低騒音ワイパーラバーの自社開発を可能にしました。
2020年の技術部副部長~2021年の技術部部長時代は、更なる業務改革と中長期計画を策定しました。具体的には、Tire2の当社が、Tire1顧客技術となるワイパーシステムの仮想設計・仮想評価技術と実験評価技術を手の内化し、開発力の低い海外Tire1の新規車両メーカーへの参入を支援する事で当社製品のシェア拡大を図る新規ビジネスモデルを実行し、中国マーケットを中心にシェアを急拡大しています。
2022年からは主席研究員を拝命し、マネジメント業務から新規事業開拓の為の企画、マーケット調査、新製品の研究開発、社外との共同開発案件に軸足を移しています。直近では、当社HPにて公開されております、国立研究開発法人農研機構の農業機械技術クラスター事業新規課題「小型電動農業機械用バッテリー保持機構開発」のプロジェクトマネージャーとして、リチュウムイオンバッテリーの防振装置の開発を主導しています。
フコク転職後は、30~50名規模での人材育成、業務改革と、業績を伸ばすための中長期策定とその数値目標を達成するための具体的なビジネスモデルを考案して実現する等の実績を積む事が出来ました。また、フコクは防振ゴムも事業収入の柱の一つですが、NVHの対策において、ゴム材料を使った防振や吸音に関する専門知識を習得できたことも大きかったです。
自動車業界は100年に一度の大変革と言われて久しいですが、その変化に追従するには設計も製造も効率的なスピードアップが求められます。そのためには、関係部門で連携して業務改革が必須ですが、他所から来た人間が旗振りをして改革しようとしても”ゆでガエル状態”のプロパー社員から反発に会い中々上手く行きませんでした。この様な状態の中で、挫折とチャレンジを繰り返しながら、何とか業務改革を実現できた事は非常に良い経験が積めたと思います。
以上の経験は、技術顧問として御社の課題解決の糧となると信じています。
所有資格 | 危険物取扱者 |
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最終学歴 | 愛媛県立八幡浜工業高等学校 機械科 |
職務経歴(1) | 企業名:株式会社フコク 部署・役職:技術開発本部 主席研究員 業種:メーカー(電気・電子・機械・輸送機器) |
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職務経歴(2) | 企業名:株式会社デンソー 部署・役職:視界機器技術部 係長 業種:メーカー(電気・電子・機械・輸送機器) |
職務経歴(3) | 企業名:中野技術コンサルティング合同会社 部署・役職:代表コンサルタント 業種:コンサルティング・リサーチ・専門事務所 |
就業形態 | 週1回程度 |
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就業開始可能日 | 即日就業不可(就業開始目安:2025年06月10日以降) |
業種 | メーカー(電気・電子・機械・輸送機器)(自動車部品) |
得意領域 | 営業販路拡大の支援,人脈・ネットワークを活かした商談設定支援,市場調査・リサーチ,新商品・新サービスの企画・開発,新規事業企画・立ち上げ,新技術の研究開発支援,特許・商標・意匠・知財 |
支援可能エリア (海外ビジネス) |
|
支援可能項目 (海外ビジネス) |
海外現地人材教育 |
人脈情報 | トヨタ自動車 ボデー設計 ワイパー設計キーマン レクサス ボデー設計 ワイパー設計キーマン デンソー エレフィ事業部 デンソー湖西 ワイパー設計キーマン デンソー 材料技術部 室長 デンソー 開発部 NVH解析部門 室長 ミツバ ワイパー設計部門 副部長、課長 フコク 技術開発本部 中国 勝華波集団有限公司 董事長 農研機構 キャニコム 営業担当役員、技術担当役員 |
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[お名前非公開]顧問/コンサルタントエキスパート/スペシャリスト企業研修講演
[お名前非公開]
(登録日:24年09月15日)回答ポイント:0pt (49歳/埼玉県さいたま市/コンサルティング・リサーチ・専門事務所)人脈0件 実績0件 プロジェクト0件
登録状況- 所有資格宅地建物取引主任者,FP(ファイナンシャルプランナー),MBA,TOEIC,メンタルヘルス・マネジメント,衛生管理者,秘書検定,MicrosoftOfficeスペシャリスト(MOS) 得意領域営業戦略の策定・展開の支援,アカウント・マネジメントの助言,営業販路拡大の支援,人脈・ネットワークを活かした商談設定支援,マーケティング戦略の策定・展開の支援,広報・PR策定...お気に入りゼロから3年で30億円強の売り上げを達成させた、提案型営業戦略と経営手法のプロ
■特筆すべき5大職務経歴 (1)2018年6月から9月 本田技研狭山工場完成車組み立て課にて英国人工場長付の同時通訳 契約社員 契約終了にて退社。 (2)2017年9月から2018年6月 藤崎電機の海外事業展開の短期通訳兼顧問契約。特にアジア市場向けの太陽光Biomass 発電並びに蓄電池システムの開発と開拓サポート。ドイツメーカーとの取引に力を発揮。当初からの2018年6月一杯で契約終了。 ( 3 ) 2006年4月から2017年9月 FRIWO...
お気に入り中国の市場、商習慣を理解でき、アドバイスできる
私は中国出身で日本に24年間以上生活しており、今までシステムエンジニア、ネットワークエンジニア、通訳・翻訳、コンサルタントの経験を持っており、中国に進出したいですが、現地の事情が分からなくて、二の足を踏んでいる企業の力になりたいです。
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この顧問の人脈
顧問本人 業種:メーカー(電気・電子・機械・輸送機器)
顧問本人 業種:コンサルティング・リサーチ・専門事務所
顧問本人 業種:メーカー(電気・電子・機械・輸送機器)