■主要経験業務

◆株式会社インテージ(最終職位;流通分野担当エグゼクティブマネージャー)
同社は、日本最大のマーケティング会社で、一貫して流通事業分野業務を行う。流通小売業(GMS/SM/CVS/HC/DRG等)より、日次でPOSデータ提供を受け、合算加工分析を行い、消費財メーカーに「売り上げ情報」として提供する仕組みの立ち上げ構築・維持を行う(SRI)。
POSデータを外部に出すのに抵抗ある小売業各社に対して「メリット・デメリット等々」を提示交渉し、全国400社以上の小売業(店舗数は数千店)をトップ交渉・キーマン交渉を経て開拓しデータ提供を受けた。
これに付随して、流通小売業に対してのコンサルテーション支援を行う。
内容としては、「店舗の立地診断」「商圏調査」「売り上げ予測」「品揃え」「価格設定」等々である。

マーケティングに関しては、定量的なデータ定性的なデータについて「データ収集方法の選定(企画立案)」「データ収集(実査)」「データクリニング(データチェック)」「データマイニング・分析(目的に合わせた分析手法の選択)」「課題抽出(レポーティング)」「仮設立案(原因想定)」「課題解決策立案(解決方法)」「アクションプラン立案(行動指針・計画策定)」「評価(効果測定)」までの一連のマーケティング業務が出来る。
流通情報システムについては、POSシステムの設計・データ分析・実業務に即したアクションプラン作成・在庫管理システムの構築等が出来る。

・教育及びセミナー等
流通小売業及びITメーカー対象の各種セミナー講師や、インストアマーケティング協会の講師等を多数実施するとともに、論文等多数あり。

◆株式会社太洋社(最終職位;専務取締役)
同社は出版取次会社(出版物卸売り、当時全国5位)
経営層として入社。実務としては低迷・凋落の出版業界(活字本)での打開策として、以下の3点を行った。
①「脱書店」
書店数はピーク時より半減しており、それに比例して出版売り上げも下落している。
書店以外での出版物販売を試み(ドラックストア・家電量販店・バラエティショップ・スポーツ用品店・郵便局等々)の販路開拓を行う。
②「脱出版物」
既存書店は集客力が落ち、それに伴い売り上げ低迷・返品率高の悪循環になっている。
これら打開するために、書店に出版物以外で出版物に相性の良い商品(文具・雑貨等々)を扱って貰うよう、商品の仕入れ先(メーカー)の開拓交渉を行う。
③「脱日本」
日本においては、「本の購入額減少」「少子化」「高齢化」で市場がシュリンクすると想定される。一方海外(特に東南アジア・欧米)においては日本の「漫画」のコンテンツ評価が高いとともに、「絵本」「写真集」等の印刷・紙質が評価されておりニーズが高まっている。
海外での販路開拓をシンガポール・香港・タイ・台湾・カナダで行った。実店舗での販売だけでなく、ネット販売も構築。

・人材育成
卸売業(他も同様とは思うが)では「人」が全てであり「人材」から「人財」へをキーワードに会社主催の社内・社外研修、各個人の通信教育研修補助等行い「目標管理制度」「評価制度」の定着を行った。
また、完全週休2日制の導入とともに、残業時間の削減の為、業務・人員の再構築も行った。

・経営全般
中長期計画策定(方針・方向決定)
進捗管理・環境に合わせた方針の逐次修正
業界団体折衝(出版クラブ・取次協会・雑誌協会・書籍協会・書店連合会等)

■支援可能業務
①営業分野(新規販路開拓・新規事業の計画立案)
流通小売業・卸売業・大学(経済・商学)等の人脈を活かした、トップ交渉・キーマン交渉の設定が可能、(営業支援や新開発プレヒアリング等に活用)
②マーケティング分野全般
マーケティングについては、前述経歴のように設計・実務・集計報告・課題設定・解決仮説・改善プラン迄の「マーケティング～コンサルテーション」迄が可能。
③人事・経営企画分野
目標管理制度(MBO)の構築と併せて、多様な働き方(社員個人個人に合わせて)構築と、組織としてはしっかり機能できる様な体制構築。中期計画等の策定。
④海外(特にシンガポール)での人脈。
シンガポールおいては、シンガポール大学との協業や、シンガポール政府MDA(Media Development Asociation)の検閲代行資格等を有する。
⑤システム分野
ホストコンピュータ(大型機)黎明期のSEの経験あり。システム設計全般、COBOL及びPL1プログラミング作成読解可能。流通システムの構築指導が可能。

■保有資格
・情報処理技術者2級
・中型運転免許
・販売士(リテールマーケティング)2級